34か所掲載

 北海道には旧石器時代と縄文時代の遺跡が数多く存在し、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産と関連資産の遺跡が7か所ある。

 東北以南が弥生時代、古墳時代と移り変わる時期には続縄文時代へ移行し、やがて擦文、アイヌと独自の文化を育む。また、日本人の先祖とは直接つながらないオホーツク人の文化が栄えた独特な地域でもある。

 景色も素晴らしく、食べ物がとくに美味しいのも魅力だが、冬は遺跡めぐりができないので要注意。

世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」

 北海道の遺跡を語るうえでは、2021年に世界遺産登録された遺跡をまず挙げるべきでしょう。世界遺産に登録された遺跡は、以下の通りです。

・垣ノ島遺跡(函館市)
・大船遺跡(函館市)
・北黄金貝塚(伊達市)
・入江貝塚(洞爺湖町)
・高砂貝塚(洞爺湖町)
・キウス周堤墓群(千歳市)

 それと、関連資産として、森町の鷲ノ木遺跡がありますが、稲用はまだ公開期間が限られている鷲ノ木遺跡だけ探訪できていませんので機会があったら行こうと思っています。

 

道央地方


キウス周堤墓群

千歳市


縄文晩期に造営された円形の堤に囲まれた集団墓地。こういった墓は、北海道独特なもので、キウス周堤墓群はそれらの中でも最大規模。縄文文化は地域によってかなりの違いがあることをその迫力の遺構が証明してくれる

20210803
20210903A
20211104C


千歳市埋蔵文化財センター展示室

千歳市長都42-1
0123-24-4210
公式サイト

千歳市内の遺跡から出土した考古遺物を展示。キウス周堤墓群コーナーあり。

9時~17時
開館日は月~金・第2日
入館無料

サーモンパーク千歳のフードコート内にある「奥芝商店」のスープカレーは絶品。ルーの味を選択できるが、海老出汁がとくにお勧め。

20210803


カリンバ遺跡

恵庭市黄金中央5-216-7ほか

縄文後~晩期の墓域。シャーマンらしき女性たちが一つの土壙に複数人埋葬されて発見。現地には説明板と標柱のみであとは単なる草原。

20210803
20210903A


恵庭市郷土資料館

恵庭市南島松157-2
0123-37-1288
公式サイト

恵庭市内の遺跡から出土した考古遺物を展示。カリンバ遺跡コーナーやアイヌ関連の展示あり。

9時30分~17時
月曜休館
無料

奥芝商店のスープカレーも美味しいが、「花ロードえにわ」に入っている「スキレットカレーこな雪とんとん」のカレーも甲乙つけがたい。ベーコンカレーがお勧め。米もカレーも肉もすべて美味しくて、新鮮な野菜がたくさん入っているのも魅力。

20210803
20211105C


江別太遺跡

江別市

続縄文時代の遺跡で、鮭漁の形跡が見つかったことで著名な遺跡。目で見られる遺構や復元はもとより説明板もなく、2021年8月の時点で工事のために一時的に標柱も撤去されていた。

20210803
20211105C


江別古墳群

江別市

北海道式古墳が見られる遺跡は、道内を見渡してもここしかないが、通常は「モシャ子ちゃん」で、タイミングが良ければ写真のように小さな群集墳のような古墳たちが見られる。


20210803
20210903A
20211104C


津石狩番屋

江別市


20210903A


江別市郷土資料館

江別市緑町西1-38
011-385-6466
公式サイト

縄文時代と続縄文時代の土器の展示が最高に素晴らしく、土器好きの人には計り知れない幸せが訪れる。江別古墳群や北海道開拓などの展示も豊富で、最低2時間は確保して訪れよう。

9時30分~17時
月曜休館
一般200円

20210803
20211105C


北海道立埋蔵文化財センター

江別市西野幌685-1
011-386-3231
公式サイト

北海道の石器や土器が見たければ絶対に訪れるべき施設。展示の仕方も工夫してあって楽しく考古学を学べる。建物玄関前には白滝の巨大な黒曜石の塊が置かれ、展示室入口には「ウェルカム土器」が置かれている。

9時30分~16時30分
月曜休館
無料

20210803


忍路環状列石

小樽市

小樽市と余市町には環状列石が集まっている。その中でも忍路はとくに有名だが、近代になって石が動かされており庭園風になっているので注意。

20210804
20210902A
20211104C


地鎮山環状列石

小樽市

・北海道指定史跡

駐車場もなく、ヒグマの恐怖に怯えながら見学することになるかもしれないが、ぜひトライして欲しい。

20210804
20210902A


小樽市総合博物館運河館

小樽市色内2-1-20
0134-22-1258

土器などの展示もあるが、犬好きであれば消防犬の文公のことを知って欲しい。消防署で飼われ、消防活動を手伝った偉いワンちゃんだ。


20210804


フゴッペ洞窟

余市町

国内で2か所しかない洞窟壁画のある遺跡で、時代は続縄文時代。洞窟自体が建物の中に収められていて、入館料を払って見学する。写真撮影NG。

遺跡に隣接してJR函館本線の線路があり「古代文字踏切」という面白い名前の踏切がある。鉄道写真を撮るときはくれぐれも安全第一で。

20210804
20211105C


西崎山環状列石

余市町

・北海道指定史跡

立石を中心にその周りに配石したのが一つの単位で、それが複数展開するタイプの環状列石。丘の上からはフゴッペの丘が望見できる。

余市駅前ロータリー傍にある「彩華」の五目焼きそばは美味いよ。

20210804
20210902A


大谷地貝塚

余市町

簡素な看板があるだけであとはただの草原。貝殻が落ちている。
20210902A

神威岬

積丹町

時間に余裕があったら神威岬まで足を延ばして積丹ブルーの海を見よう。さらに懐に余裕があったらウニ丼を食べよう。ただし、積丹ブルーもウニも季節限定。

20210902A


北黄金貝塚

伊達市

現代の貝殻を使って貝塚が再現されており、ある意味現役の貝塚。北海道の遺跡は景色が素敵な場所が多いが、とくにここは俊逸。北黄金貝塚情報センターが併設してある。

ランチにはすぐ近くにある「なかよし」で美味しい幌加内蕎麦はいかがでしょうか。

20210805
20210903A
20211106C


北黄金貝塚情報センター

伊達市

北黄金貝塚や周辺の遺跡から出土した遺物を展示してある。地元の研究者についても紹介してあり郷土愛を感じることができる。

迫力満点のヒグマのはく製はもう怪獣レヴェルだ。

20210805
20211106C


ピリカ遺跡

今金町

遺跡自体はなにもないが、石器製作跡の遺構が覆屋の中に保存してあり、建物の向こう側には当時の植生(針葉樹)が少しだけ復元してある。

20210805
20210903A
20211106C


ピリカ遺跡旧石器文化館

今金町美利河228-1
0137-83-2477

北海道の旧石器を見たければ絶対に訪れるべき施設。旧石器時代に特化した資料館は少なくて貴重だが、石器の造り方や使い方も詳しく解説しており旧石器人の生活に迫ることができる。

20210805
20211106C


入江貝塚

洞爺湖町


20210805
20210903A


高砂貝塚

洞爺湖町


20210805
20210903A


入江高砂貝塚館

洞爺湖町高砂町44
0142-76-5802

20210805

 

道南地方


大船遺跡

函館市

20210806
20210903A
20211107C


垣ノ島遺跡

函館市

20210806
20210903A
20211107C


函館市縄文文化交流センター

函館市臼尻町551−1
0138-25-2030

周辺の遺跡から出土した主として縄文時代の遺物が展示してあり、素晴らしいものが多いが、なんといっても目玉は国宝土偶の一つの中空土偶。愛称は「かっくう」という。かっくうは、現地ガイドの説明によると「禁固30年」という経歴の持ち主だ(註:禁固=金庫)。

20210806
20210903A
20211107C


恵山貝塚

函館市


20210903A


志苔館跡

函館市


20210905A


五稜郭

函館市

良く知られている五稜郭だが、八王子市民の私としては隣の日野市出身の歳三が函館市内で大きく取り上げられていることが嬉しい。

函館ではソウルフード「チャイニーズチキンバーガー」を食すべし。市内に店舗展開している「ラッキーピエロ」でお召し上がりください。



20210806
20211107C

函館奉行所

函館市

20210806
20211107C


函館市北方民族資料館

函館市

施設名の通り、北海道以北の北方アジアの諸民族について、様々な角度から展示・紹介しており、北海道アイヌはもちろんのこと樺太アイヌについての説明も豊富。北方の歴史が好きな人にはたまらない資料館のはずなので、2時間は見学の時間を確保して臨もう。

函館には路面電車が走っており、上手に使って乗り鉄も楽しめば遺跡めぐりの楽しみも倍加する

20210806
20210905A
20211107C


函館市立函館博物館

函館市

私が訪れた時は、垣ノ島遺跡や大船遺跡などの世界遺産関連の遺跡の遺物を展示していた。

函館といえば塩ラーメンが有名だが、「二代目ひらき家」にて敢えて辛味噌ラーメンを食べて大成功。

20210905A


七飯町歴史館

七飯町

20210806


JR新函館北斗駅・北斗市観光交流センター

北斗市

新幹線を利用する際は、同じ建物内にある北斗市観光交流センターに展示してある土器をお見逃しなく。また駅の通路にもパネル展示がある。

20210806
20211107C

探訪懸案遺跡
・白滝遺跡群(遠軽町)
・最寄貝塚&モヨロ貝塚館(網走市)
・静川遺跡(苫小牧市)
・音江環状列石(深川市)
・常呂遺跡(常呂町)
・北斗遺跡&釧路市史跡北斗遺跡展示館(釧路市)
・春採台地竪穴群(釧路市)
・東釧路貝塚(釧路市)
・釧路市立博物館(釧路市)
・鷲ノ木遺跡(森町)
・若葉の森遺跡(帯広市)
・帯広百年記念館(帯広市)
・帯広市埋蔵文化財センター(帯広市)
・青苗砂丘遺跡(奥尻町)
・奥尻町歴史民俗資料館(奥尻町)