最終更新日:2024年2月8日
※自治体ごとに示し、自治体の並び順は五十音順です。
※一覧の見方に関しては、こちらをご覧ください。
目次
天理市(柳本古墳群周辺)
130
黒塚古墳
くろつかこふん
柳本古墳群
ほぼ未盗掘の状態の竪穴式石室が発掘され、33枚の三角縁神獣鏡が見つかったことで有名になった古墳。古墳時代前期前半に築造された墳丘長130mの前方後円墳で、大王の墓ではないが、かなりの有力者の墓と考えられる。
2期
20171123
20171216C
20180519C
20180922C
20190309C
20190518C
20190914C
20191130C
20201024C
20201121C
20210324C
20211113C
20220416A
20221023A
天理市立黒塚古墳展示館
天理市柳本町1118-2
0743-67-3210
月曜・祝日休館
9時~17時
入館無料
公式サイト
黒塚古墳に隣接した施設で、黒塚古墳の竪穴式石室の実物大レプリカが素晴らしく、竪穴系の石室の本物が見られる場所は少ないが、レプリカであっても貴重。黒塚古墳から出土した画文帯神獣鏡と33面の三角縁神獣鏡のレプリカも展示してある。
20171123
20171216C
20180519C
20180922C
20190309C
20190518C
20190914C
20191130C
20201024C
20201121C
20210324C
20211113C
20220416A
20221023A
242
行燈山古墳
あんどんやまこふん
柳本古墳群
墳丘長は242mを誇る。宮内庁は第10代崇神天皇の陵に治定している。
なお、古墳時代前期(3世紀半ばから4世紀後半まで)の大王墓の可能性が高い古墳を白石太一郎氏の説によって並べると以下のとおりである。
①箸墓古墳
②西殿塚古墳
③外山茶臼山古墳
④メスリ山古墳
⑤行燈山古墳
⑥渋谷向山古墳
3期
20171123
20220416A
120
アンド山古墳
あんどやまこふん
柳本古墳群
域内陪冢
120m(DB)
20171123
20220416A
65
南アンド山古墳
みなみあんどやまこふん
柳本古墳群
崇神天皇陵飛地は号
65m(DB)
20171123
20220416A
い号陪塚
いごうばいちょう
崇神天皇陵飛地い号
20220416A
ろ号陪塚
いごうばいちょう
崇神天皇陵飛地ろ号
20220416A
103
大和天神山古墳
やまとてんじんやまこふん
天理市柳本町
柳本古墳群
墳丘長103mで南北に主軸を持つ前方後円墳だが、道路によって東側半分が完全に破壊されたほか、西側も損傷が激しい。
出土遺物で特筆すべきは41㎏もの多量の朱が出たこと。
20171123
20220416A
専行院
20171123
150
櫛山古墳
くしやまこふん
柳本古墳群
非常に珍しい双方中円墳。
4期
20171123
20220416A
300
渋谷向山古墳
しぶたにむかいやまこふん
柳本古墳群
墳丘長300mの巨大前方後円墳で、奈良県内では330mの五条野丸山古墳についで大きい。ただし、4世紀後半では日本最大の古墳。
宮内庁は12代景行天皇の陵に治定しており、その通りだと考える研究者が多いが、築城時期に関してはまだもう一歩、確実性に欠ける。
3期
20171123
20220416A
丸山古墳
まるやまこふん
景行天皇陵飛地ろ号
20220416A
天理市トレイルセンター
崇神天皇陵の北側にあり、龍王山を登る人や山辺の道を歩く人、それに古墳歩きをする人などの拠点として使える。
少しだけだが古墳コーナーがあり、パネル展示によって近辺の古墳を紹介してるほか、西殿塚古墳、東殿塚古墳、櫛山古墳の埴輪片を展示しているので古墳マニアは忘れずに見てみよう。
龍王山に登るときはここでハイキングマップをもらってから登れば道に迷わない。
20220416A
龍王山城跡
中世の土豪・十市氏が築城した城で、龍王山の二つのピークを縄張しており、南側のピークからは、奈良盆地が一望できる。すなわち、大和三山を見下ろし、葛城・金剛、二上山、生駒山などの山々を望み、遠くには瀬戸内海と六甲の山並みが見える。コンディションが良いと明石海峡大橋も見えるという。
なお、龍王山へ登るには、長岳寺の北側から登る北ルートと、崇神天皇陵の後円部近くから登る南ルートがあるが、龍王山古墳の項で述べている通り、古墳が見られるのは南ルートであり、お勧めは北ルートで南側ピークの見晴らし台まで登り、休憩をした後、南ルートで山を下りながら古墳を見るルート。
20220416A
龍王山古墳群
龍王山の斜面に数知れない古墳が築造されており、その数は墳墓が300基以上、横穴墓も300基以上と言われ、実数は不明。
南ルートのハイキングコースから近い場所に無数の横穴が口を開けており、多少の危険を伴うものの「穴めぐり」を楽しむことができる。ただし、説明板や立札などはまったくないので、詳細な分布図がないと、自分がいったい何号墳に入っているのか分からない。まあ、分からなくても面白いから問題はないかも。
夏はマムシやら虫やらなんやらが普通にいるため、冬に訪れた方がそういった敵にやられることはない。
危険な個所もあるため、2名以上で訪れるようにしよう。
20220416A
天理市(大和古墳群周辺)
平塚古墳
大和古墳群
20221023A
弁天塚古墳
大和古墳群
20221023A
矢矧塚古墳
大和古墳群
20221023A
フサギ塚古墳
大和古墳群
110m
20200904
20221023A
栗塚古墳
大和古墳群
120m?
20200904
20221023A
マバカ西古墳跡
大和古墳群
20200904
20221023A
130
ヒエ塚古墳
大和古墳群
20200904
20221023A
クラ塚古墳
大和古墳群
32m
20200904
20221023A
空路宮山古墳
大和古墳群
20200904
20221023A
東殿塚古墳
大和古墳群
175m
20200904
20221023A
火矢塚古墳
大和古墳群
20221023A
130
中山大塚古墳
大和古墳群
20200904
20221023A
小岳寺塚古墳
大和古墳群
20221023A
戦艦大和展示室
大和神社は戦艦大和にも勧請されました。境内には戦艦大和展示室があります。
20221023A
天理市(杣之内古墳群周辺)
190
西山古墳
杣之内古墳群
列島最大の前方後方墳だが、3段築成のうちの1段目(下段)が前方後方形で、2段目と3段目は、前方後円形というミックス墳。
前方後方墳からは東海系の土器が出土することが多く、とくに東日本の場合は弥生時代末期から古墳時代初頭にかけて進出した東海勢力が築いた可能性が高いが、その一方でこの地は物部氏の本拠であることから、ヤマト王権の中で東海勢力を束ねるような職掌にあったのは物部氏ではないだろうか。
私は4世紀になり東海勢力がヤマト王権の影響下に本格的に参画したことを記念して、前方後方墳と前方後円墳とのミックス墳を物部氏の本拠地に築造したのではないかと考えている。
なお、古墳の近くに天理大学馬術部の厩舎があるため、タイミングが良ければ可愛いお馬さんに会えるぞ。
3期
20171123
20171216C
20180519C
20220417A
65
塚穴山古墳
杣之内古墳群
西山古墳の北側に接するように築造された径65mの円墳。築造時期は終末期なので、西山古墳の陪冢ではない。
横穴式石室は、全長が17mもあり、墳丘の大きさとともに飛鳥の石舞台古墳に匹敵する古墳である。
20220417A
75
東乗鞍古墳
ひがしのりくらこふん
杣之内古墳群
横穴式石室が開口しているが、崩落の危険性があるようで、現在は柵が設置してあって入ることができない。できる限りカメラを突っ込んで撮影したところ、安置された石棺が写りこんでいた。
8期
20220417A
118
西乗鞍古墳
にしのりくらこふん
杣之内古墳群
墳丘はかなり損傷が激しく、全体的に森におおわれているため麓から見ても形状を楽しむことはできない。
後円部墳頂には、昭和7年の陸軍特別大演習の際に大元帥陛下、すなわち昭和天皇が墳頂で視察したことを顕彰する「大元帥陛下駐蹕之處(だいげんすいへいかちゅうひつのところ)」の石碑が立っている。
8期
20220417A
80.5
小墓古墳
こばかこふん
天理市杣之内町小墓
杣之内古墳群
80.5m(DB)
8期
20220417A
35.5
峯塚古墳
杣之内古墳群
天理市は説明板をたくさん設置してくれているのはありがたいが、設置場所が変なことが多い。
この説明板の向こうには保昌塚古墳が見えるため、最初はそれが峯塚古墳かと思ったら、峯塚古墳は背後の山の中であった。
20220417A
保昌塚古墳
杣之内古墳群
20220417A
石上神宮
20220417A
なら歴史芸術文化村
2022年4月にオープンした施設で、道の駅でもある。食事処はとんかつ屋のみだが、遺跡めぐりの際の休憩ポイントにも使えるだろう。
20220417A
天理市(和邇周辺)
140
東大寺山古墳
東大寺山古墳群
出土遺物は一括して国宝に指定されており、とくに「金錯銘花形飾鐶頭大刀」は後漢の中平年号が刻されており非常に有名。上野のトーハク平成館に展示してある。
140m(説)
130m(天理の古墳100)
3期
20200903
20221023A
64
櫟本墓山古墳
いちのもとはかやまこふん
64m(天理の古墳100)
55m(DB)
20221023A
天理大学附属天理参考館
天理大学に附属する博物館で、アジアや南太平洋の民俗関連や日本、朝鮮、中国、中東の考古遺物の展示がある。3フロアに渡って展示室があり、しかも1フロアが広いため、ゆっくり見たら半日必要で、好きな人なら1日中ここで過ごせるだろう。とても素晴らしい博物館だ。
20200903
20220417A
【中華】信華楼
天理駅改札近くの中華屋。天理でのお気に入りのお店。