最終更新日:2024年11月10日
※県内を下図の通り4つのブロックに分けて、それぞれ自治体ごとに示し、自治体の並び順は五十音順です。
※一覧の見方に関しては、こちらをご覧ください。
概略
長野県は、古代から現在まで漠然と一つの地域として語られることが多いが、『先代旧事本紀』の「国造本紀」では、科野と洲羽の二つの国造が記載されている。令制では信濃国が建置されたが、『続日本紀』によると養老5年(721)に諏訪国が分立し、天平3年(731)に信濃国に戻っている。
諏訪国には伊那郡が含まれており、大雑把に言って古代より諏訪湖以南が一つの文化地域で、松本盆地以北がもう一つの文化地域と言え、長野県の二大河川である天竜川と千曲川は、天竜川は諏訪湖に発し太平洋側に流れ、一方の千曲川は日本海側に流れており、これが南北の大きな文化の違いのおおもとになっている。なお、現代では上図のように4つの地域に分けられることが多く、本ページもこれに合わせている。
旧石器時代の遺跡としては、国内唯一のナウマンゾウのキルサイトである野尻湖底遺跡がある。県内全域で少数ではあるがナウマンゾウの臼歯が見つかっており、尖頭器も大型のものが見つかることから、列島各地の他の地域よりかは、ナウマンゾウやオオツノジカなどの大型動物の狩猟が多く行われていたことが分かる。
県内全域で縄文遺跡も多数見つかっており、四方の地域の影響を受けた素晴らしい土器が大量に見つかっていて、しかも大型のものが多い。
弥生時代中期後半には灌漑稲作が本格的に開始され、栗林式土器は関東北西部にも進出し大きな勢力を誇り、後期の箱清水式土器と共に長野県を代表する弥生土器である。
古墳時代の幕開けとともに、松本市に前方後方墳の弘法山古墳が築造されるが、その後、中信地域の古墳造営は低調で、後期には北信や南信に多くの古墳が造営される。北信では国内最大級の群集墳で、かつ渡来系要素が濃厚な大室古墳が造営され、南信の飯田市域では後期としては大型の部類に入る60~70m級の前方後円墳が長野県内で最も多く築造された。
目次
北信地方 (飯山市、木島平村、栄村、須坂市、千曲市、中野市、長野市、信濃町)
東信地方 (上田市、川上村、北相木村、小諸市、佐久市、佐久穂町、筑北村、東御市、長和町、御代田町)
南信地方 (飯田市、伊那市、岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、原村、富士見町、南箕輪村)
1.北信地域
飯山市
飯山市ふるさと館
飯山市飯山1434-1
0269-67-2030
9:00~17:00
月曜休館
20241107A
木島平村
根塚遺跡(根塚弥生墳丘墓)
木島平村往郷9230
縄文から中世に至る複合遺跡で、とくに弥生時代の遺構・遺物が注目される。
根塚は独立丘で、当初は丸々削平されて水田になる予定であったが、地元民たちの反対によって丘の削平は免れた。
ただ、西側には道路を構築する必要があるということで、発掘調査をしたところ、2振の長大な鉄剣が出土。時代は弥生時代後期で、分析の結果、伽耶で製作された鉄剣であることが分かったが、そのうちの2号鉄剣は特殊な形状をしており、X線撮影の結果、柄の部分に渦巻模様があることが分かり、調査を指導した大塚初重さんや西谷正さんによって「渦巻文装飾付鉄剣」と命名された。現在のところ、類例はない。
それら鉄剣が見つかった箇所から東に30mほどの地点には、円形墳丘墓があり、その中心には円形周溝墓が構築されていた。特殊な遺構である。
なお、本遺跡からは、弥生時代後期の箱清水式土器が大量に出土している。
現在は、遺跡公園として整備され、遺構は地下に保存されているため目で見られる遺構はないが、浅くて狭い溝がめぐっているのは確認できる。
20240720A
木島平村ふるさと資料館
長野県木島平村上木島1762
0269-82-2041
月曜休館
9:00~17:00
木島平村の歴史について紹介している資料館で、平塚から出土した遺物や江戸期の和算関係などの展示がある。
根塚遺跡出土の「渦巻文装飾付鉄剣」などの遺物が展示してある「特別収蔵庫」は、基本的には平日のみのオープンで、土日祝に見学したいときは事前の申し込みが必要。木島平村ふるさと資料館を訪れて、特別収蔵庫を見学しないという選択肢はあり得ない。
20240720A
栄村
ひんご遺跡SB1号住居跡(移築)
こらっせの隣に移築されており、こらっせの2階から見下ろすことができる。
20240720A
栄村歴史文化館 こらっせ
長野県栄村堺9214-1
0269-87-2100
月曜休館
9:00~16:30
特に村内ひんご遺跡から出土した遺物をはじめとして縄文土器の展示が素晴らしく、係りの方が丁寧に解説してくれる。
地図で確認すると分かるが、栄村は新潟県との県境で千曲川(新潟県内では信濃川と呼ばれる)流域にある。今は山間の辺鄙な場所に見えるが、往古から文化の通り道だった。そのため、この地には新潟方面から縄文中期中葉の火焔型土器の文化が入ってきており、実際に火焔型土器の展示もあるほか、それに続く中期後葉の栃倉式土器も展示している。
隣町である新潟県津南町の「なじょもん」はツアー会社でも訪れるため多少有名な施設だと思うが、もう15分車を走らせれば来れるので、十日町や津南を訪れた際は、こちらにも足を伸ばそう。
20210714A
20240720A
須坂市
25.5
八丁鎧塚1号墳
須坂市八町
八丁鎧塚古墳群では、6基の古墳が確認されている。1号墳は、4世紀後半の築造。2号墳とともに径25.5mを測り、東日本の積石塚としては最大級となり、かつ1号墳は最古級となる。
20241107A
八丁鎧塚2号墳
須坂市八町
2号墳は、5世紀後半の築造。1号墳とともに径25.5mを測り、東日本の積石塚としては最大級となる。
20241107A
12
八丁鎧塚6号墳
須坂市八町
20241107A
須坂市立博物館
須坂市臥竜2-4-1
026-245-0407
9:00~17:00(16:30)
月曜休館
須坂市内の遺跡から出土した考古遺物を展示しており、八丁鎧塚古墳群から出土した珍しい鍍銀銅製獅噛文銙板(とぎんどうせいしかみもんかばん)も展示している。
20241107A
【食事】そば処 松屋
須坂市須坂上中町152
026-245-0023
大きな看板を掲げていないので車を運転しながら探そうとすると見落とすかもしれない。
ざる蕎麦とミニ天丼のセットを食べたが両方とも素晴らしい。蕎麦は意外とボリュームがあって満足。天丼の味付けも完全に自分好みだった。また食べたい。
千曲市
100
森将軍塚古墳
墳丘長100mを誇る長野県最大の前方後円墳。山石で葺石された上に、独特な形状の大型の埴輪が立て並べられ、墳丘平面部には玉砂利が敷かれるという最高度な積極的復元がなされ、独特な存在感を醸し出している。
恐らく日本で最も奇妙な形の前方後円墳だと思われるが、下手すると前方後方墳に見えてしまうのを防ぐために、後円部墳丘の裾に円を描くように石を敷いて後円形に見えるように頑張った。
また、墳丘の周りに小さな墳丘を伴う墓や埴輪棺を納めた墓など多くの墓が造られているのも特徴の一つ。
非常に眺望に優れており、何度登ってもその景色には感動する。
麓の古墳館から歩いて登ると結構な登り道を20分くらいかかるため、時間や残存体力を気にしている場合はワゴン車での送迎を利用するとよい。古墳館で受け付けており往復で500円。
なお、篠ノ井線の車窓から見えるので、北陸新幹線の「上り」からも見えるはずだが、東京から長野方面に向かう「下り」は、背後になってしまうため視認は難しいだろう。
20181107
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20241106A
森将軍塚古墳4号埴輪棺
20181107
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20241106A
20
森将軍塚2号墳
森将軍塚古墳の後円部側尾根伝いにある円墳で、他にも円墳がいくつもあるが、それらを見たいのであれば麓から歩いて登ってくるのがいいだろう。
20181107
森将軍塚3号墳
20181107
20210529A
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20220421A
20220930A
20241106A
森将軍塚12号墳
20181107
20210529A
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20220930A
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森将軍塚4号墓
20181107
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20220930A
20241106A
37
有明山将軍塚古墳
前期の前方後円墳で、森将軍塚古墳からさらに10分ほど山を登ると到達できる。
森将軍塚古墳、倉科将軍塚古墳、 土口将軍塚古墳とともに4基一括で埴科古墳群として国史跡に指定されている。
20220421A
千曲市森将軍塚古墳館
千曲市大字屋代29-1
026-274-3400
9:00~17:00(16:30)
月曜休館
一般200円
※長野県立歴史館の入館券とのセット販売もある
※森将軍塚古墳への送迎代は往復で500円(片道もある)
森将軍塚古墳について詳しく解説した施設。圧巻は、森将軍塚古墳の実物大竪穴式石室の模型。
初葬者が葬られた竪穴式石室は、後円部のほぼ中央に15m×9.3mの墓壙を掘り、その中を2段に造成して、石をびっしりと敷き詰め、中央に全長7.7m、幅約2m、深さ21.mの石室を構築した。竪穴式石室としては国内最大級。
20181107
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20241106A
長野県立歴史館
千曲市大字屋代260-6
026-274-2000
3~11月:9:00~17:00(16:30)
12~2月:9:00~16:00(15:30)
月曜休館
常設展300円、企画展300円、セット500円
※森将軍塚古墳館の入館券とのセット販売もある
旧石器時代から近代までの長野県の歴史を時系列で見ることができる施設。考古展示もあり、縄文土器の優品も展示してあるが、新しい時代の解説の方が多い。
全時代をしっかり見学しようとすれば2時間は必要だと思うが、旧石器時代から律令時代までをザーッと見るのであれば、30分ほどで可能。
ただし、企画展をやっていることもあるし、ミュージアムショップでの買物時間も考慮して見学時間を計算しておいた方がいい。
20181107
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20241106A
中野市
栗林遺跡
中野市栗林
長野県の弥生時代中期後半の土器型式である栗林式土器の標式遺跡。集落跡。現地には説明板があるのみ。
栗林式土器は小型の鉢や高坏、壺を赤く塗り、土器を赤く塗る文化は、後期の箱清水式土器に受け継がれた。千曲川流域を本貫地として北信と東信に分布し、県内では松本盆地の百瀬式土器や諏訪盆地の天王垣外(てんのうがいと)式土器もその仲間で、さらには千曲川下流の新潟県の信濃川流域にまでその勢力が伸び、群馬県から埼玉県北西部に展開した竜見町式土器も栗林式土器の仲間とされる。
栗林式土器や類似した土器は、さらには関東各地や福島、そして静岡などでも少量みつかっている。中部高地型櫛描文文化圏とも言われ、埼玉県の比企地方あたりでは南関東の雄・宮ノ台式勢力と対峙した。
戦国時代にも大きな戦国大名が生まれなかった長野県において、史上最も影響力が強かったのが栗林式土器勢力である。
20240720A
柳沢遺跡
中野市柳沢
柳沢遺跡では、弥生中期後半の竪穴住居跡が5軒と後期のものが1軒、墓としては、礫床木棺墓(れきしょうもっかんぼ)群が2か所と土器棺墓が1基検出された。水田跡も見つかったが、この遺跡をとくに有名にさせたのが、青銅器埋納坑が見つかったことである。なんと、銅鐸5点と銅戈8点が見つかったのだ。
その時期は、概ね中期後半。銅鐸と銅戈が一緒に埋められていた事例は、全国で2例目で、銅鐸5個という数は、一か所から出土した数としては全国で6番目に多い数である。銅戈は、北部九州と畿内のそれぞれのデザインの物がが見つかり、両者が同じ場所から見つかったケースとしては日本初となった。
礫床木棺墓は、長方形の掘り方の底に小石(礫)を敷いて床面を造り、組合式木棺の要領で四方に板を立てて木棺を構築し、土を盛って埋葬する墓と考えられている。
二十数基見つかった礫床木棺墓の中で1号墓の構造が他と異なっており注目される。長さ 1.4m×幅 0.6 mの礫床木棺を安置するところまでは通有のやり方だが、他と異なるのは、その外側を大きめの河原石でまるで古墳時代の石槨のように長さ 2.5 mの方形に取り囲んでいたのだ。
出土遺物は、中野市立博物館で見ることができる。
20240720A
51.2
高遠山古墳
中野市新野
3世紀後半から4世紀前半の頃に築
造された墳丘長51.2mの前方後円墳。善光寺平の前方後円墳としては最古級。
主体部は後円部で2基みつかり、第1号棺は粘土槨で、第2号棺は珍
しい木炭槨であった。
長野県宝を含む出土品は中野市立博物館に展示している。
20241107A
61
七瀬双子塚古墳
中野市七瀬
5世紀前半に築造された墳丘長61mの前方後円墳。善光寺平の前方後円墳としては、千曲川右岸では最北端に位置する。周辺には複数の円墳あり(ただし、現在はほとんど消滅)。透かし穴のない円筒埴輪が出土。
20241107A
中野市立博物館
長野県中野市片塩1221
0269-22-2005
火曜休館
9:00~17:00(冬季は異なる)
中野市の自然や歴史・文化が分かる展示で、特に土器の展示が素晴らしい。
柳沢遺跡出土の重要文化財である銅戈・銅鐸や栗林式土器、吉田式土器、土製円盤、磨製石斧、石鏃、管玉などは「収蔵展示室」を設けて展示している。
20240720A
20241107A
長野市
31
姫塚古墳
ひめづかこふん
川柳将軍塚古墳より前に築造された古墳と考えられる。川柳将軍塚からさらに少しだけ登った場所にあるので頑張って見学しよう。
1~3期
20181107
20210801A
93
川柳将軍塚古墳
せんりゅうしょうぐんづかこふん
長野県で2番目の墳丘長の前方後円墳。古墳の近くまで車で行けなくもないが大きい車だと車体をこする可能性のあるゾーンを通るため、下の方の駐車場に車を停めてから歩いて登る方が無難。クマにも注意が必要だが、駐車場にある簡易トイレは入ると閉じ込められる可能性があるので入らない方がいい。
1~3期
20181107
20210801A
46
南向塚古墳
なんこうづかこふん
長野県内では珍しく沖積地に築造された前方後円墳。道路からも良く見える。築造時期は6世紀の可能性が高いが未確定。
20220409P
大室古墳群
おおむろこふんぐん
奇妙山から派生した3つの支脈尾根上とそれらに挟まれた2つの谷部に立地し、5つの支群に分けられる。
北山支群
大星山の尾根上を中心として22基の古墳により構成。山頂近くの18号噴は大室古墳群唯—の前方後円墳で墳丘長55.5mを誇り県内では特筆すべき大きさ。大室古墳群発祥の端緒となったような高祖的な古墳。
大室谷支群
国史跡に指定された地域。大星山の支脈と中央支脈とに挟まれた谷部に241基。積石塚が多い。
霞城支群
中央支脈の先端部尾根上に16基。中世に霞城が築城されたため地形の一部が改変されている。
北谷支群
中央支脈と、尼厳山の支脈である金井山(標高495m)とに挟まれた谷部に208基。支群内はさらに、谷裾の緩斜面と上部の4支谷に立地条件が細分される。
金井山支群
金井山の尾根上を中心として18基の古墳。
5世紀から築造が始まった群集墳で、総数は500基を超えている。
墳丘は一般的な古墳と同じように土を盛って造られたものや、石だけを積んで造られた積石塚、それに両者の要素を合わせたものがあり、多分に渡来系の要素が強く、古墳群の造営開始時期は列島内での馬の飼育が本格的に始まる時期と重なるため、すでにこの時期に後の勅使牧に相当するような馬牧を信濃に設置し始めたのではないだろうか。
立地も特殊で、通常の古墳群とは異なり、尾根の上ではなく谷の間に造られている。
駐車場を備えた古墳館が古墳群を歩く際の起点となり、緩い山道を登っていくと、随所に古墳が見え、そのうちのいくつかには石室に入ることができるが、危険な個所もあるため注意して歩こう。また、あまり谷の奥まで歩いて行くと帰るのが大変になるのでこれも注意。
古墳群自体がちょっと分かりづらい場所にあるが、カーナビに大室古墳館の住所(長野市松代町大室310)をセットすれば到達できるはず。
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20241107A
大室古墳館
おおむろこふんかん
長野市松代町大室310
大室古墳群のガイド施設。パネルによって大室古墳群について解説しており、ヴィデオも見られるので、それを見てから古墳群を登るのもいいだろう。
なお、ここに至る道は狭いため、大きい車の場合は運転に注意しよう(運転に自信があれば大丈夫だと思うが保証はしない)。
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20241107A
妻女山展望台
川中島合戦の古戦場跡を一望できる。
20160412C
川中島古戦場(八幡原史跡公園)
20160412C
20241106A
川中島古戦場八幡社
20160412C
20241106A
松操山典厩寺
長野市篠ノ井杵淵1000
武田信玄の弟・典厩信繁の墓がある。
20160412C
武田典厩信繁墓所
長野市篠ノ井杵淵1000
典厩寺境内にある。
20160412C
松代城跡
20160412C
長野市立博物館
長野市小島田町1414
026-284-9011
9:00~16:30(16:00)
月曜休館
長野市内の遺跡から出土した遺物を展示。大室古墳群についての解説もある。
弥生時代中期後半の栗林式土器や後期の箱清水式土器を展示。善光寺平の古墳で特有な合掌形石室については、竹原笹塚古墳石室の実物大模型を展示している。合掌形石室は、全国で40例確認されており、とくに千曲川右岸に多く、大室古墳群では26例確認されている。竹原笹塚古墳は6世紀前半の古墳で、横穴式石室に合掌形が採用された。
20160412
20210714A
20241106A
長野県埋蔵文化財センター
長野市篠ノ井布施高田963-4
026-293-5926
9:00~17:00
土日祝休館
展示室は小さいが、長野県内で発掘された最新の遺物を見ることができる。無料配布の資料も充実。職員の方に質問すれば詳しく解説してくれるだろう。
20210714A
20241106A
信濃町
杉久保遺跡
すぎくぼいせき
20220409P
野尻湖底遺跡
のじりこていいせき
20220409P
20240721A
野尻湖ナウマンゾウ博物館
20220409P
20240721A
野尻湖のナウマンゾウの親子像
20220409P
20240721A
2.東信地域
上田市
48
二子塚古墳
小県・佐久地方での唯一の前方後円墳。墳丘は改変を受けているが、古墳らしい雰囲気は十分に残っている。
20220408P
二子塚古墳陪塚
5基あったと言われる陪塚のうち現存するのはこれのみ。ただし、位置的には陪塚にふさわしい場所だが、本当に陪塚であることが確認されているのかは分からない。
20220408P
18×17
赤坂将軍塚古墳
径18mほどの円墳。横穴式石室が開口しており、羨道入口の天井は低いため入出するときはしゃがむ必要があるが、両袖式の玄室の天井は高くて心地よい空間。羨道上部に明り取りの小窓のようなものが開いており、当初からもしこの構造だったら非常に珍しいが、後世に石が抜き取られたのかもしれず良く分からない。
20220408P
信濃国分寺跡
遺跡がしなの鉄道の線路に分断されているため、全体を歩くのにはちょっと不便だが、各所に詳しい説明板が設置してあり親切。
20220408P
信濃国分尼寺跡
全国的に僧寺と尼寺は近い場所に造られたが、信濃は近すぎ。僧寺と同様、鉄路に分断されているが、親切な説明板が理解を助けてくれる。タイミングが良ければ、遺跡と鉄道が一緒に撮れる。
20220408P
信濃国分寺瓦窯跡(観察施設)
2022年4月に訪れた時は公開していなかった。
20220408P
上田市立信濃国分寺資料館
展示のメインは国分寺跡関連であるが、縄文土器などの古い時代の展示も充実している。基本的には館内は撮影禁止だが、全体的な写真は撮っても大丈夫なので係りの方に確認しよう。
20220408P
上田城跡
20240722
眞田神社
20240722
青年眞田幸村(信繁)公之像
眞田神社社殿脇にある。
20240722
真田幸村公像
上田駅前にある。
20241106
20241108
上田市立博物館
古代史関連の展示はない。
20240722
上田市立博物館別館
真田氏関連に注力した展示内容。古代史関連の展示はないが、岩石や化石の展示はある。
20240722
【ラーメン】麺将 武士(もののふ)
上田駅お城口を出てすぐの場所にある。美味かったので2日連続で行ってしまった。
メニューは幸村とか左近とか信玄とか謙信とかネーミングがされており戦国感満載。ラーメン屋にしては生中が高いが、ラーメンが美味いので妥協。
【ホテル】Tabist 上田ステーションホテル
上田駅お城口出てすぐの場所にある。ユニットバスがめちゃ狭く、お湯を貯めてはいけないので、それを不満に思う人もいるかもしれないが、部屋自体は十分な広さで、照明が明るく、机も広い。ベッドも快適なので、近隣の他のホテルと比べて宿泊料が安い時はお勧めする。駐車場は利用していないから分からない。
川上村
大深山遺跡
🅿あり
🚻あり
縄文時代中期の集落跡。竪穴住居跡の窪みがポコポコ開いていて素敵な場所。
20241108
川上村文化センター
川上村大深山348-9
0267-97-2000
大深山遺跡出土の遺物を中心に一見すると綺麗に展示されている風だが残念な点も多い。
例えば、まず照明がかなり暗い。石器の展示が充実しているが、ケースが二重で、しかも少し遠い場所に展示してあったりして、ディテールを詳しく観察できない(手間を省略して展示したいのだろう)。キャプションの位置がずれていて、遺物の上に重なったりしていて、そういうのを気にかけずに長い間放置している様子が分かる。専門職員が常駐している施設でこれはちょっとまずい。
せっかく素晴らしい遺物を展示しているわけだから遠くからやってくる見学者の気持ちを察して職員の方々には気合を入れ直してほしい。
※本当は探訪したときに直接伝えれば良かったが、時間がまったくなかったためここに記す。
20241108
北相木村
栃原岩陰遺跡
🅿なし
🚻なし
縄文時代草創期から早期にかけての岩陰遺跡。
20241108
北相木村考古博物館
栃原岩陰遺跡を中心に、北相木村内の遺跡から出土した遺物を展示。なかなか充実している。
20241108
小諸市
寺ノ浦石器時代住居跡
🅿なし
🚻なし
東御市の戌立石器時代住居跡の東側約500mの位置にある。
縄文時代後期の敷石住居跡が見つかったが、現在はとくに目で見られる物はない。
軽自動車であれば大丈夫だが、それ以上の大きさの車の場合は戻るときに切り返しが困難だと思われる。バックが得意でもお勧めしない。時間に余裕があれば、戌立石器時代住居跡から歩いてくるのが良いだろう。
20241108
市村藤塚古墳
🅿なし
🚻なし
説明板なし
『千曲川古墳散歩』によると、浅間山噴火でできた流山の上に径10mの円墳が乗るということだが、地元の方々の墓地となっており良く分からない。
20241108
耳取大塚古墳
🅿なし
🚻なし
7世紀前半に築造された円墳。周囲に古墳は無く、群集していない。
単室構造の横穴式石室を持ち、平面形はいわゆる羽子板形で、両袖式の玄室の全長は4.3m。使っている石材は多孔質集塊岩という浅間山の火山岩で、それを切石として積んでいる。石の表面は風化のせいかだいぶ荒くなっている。
玄室内には細長い石が倒れて半ば埋もれているが、玄室内から向かって左側の袖の部分の石のように見える。
昭和9年に八幡一郎が実測し、昭和59年に筑波大が測量。副葬品については不詳。
20241108
小諸城跡
20240722
懐古神社
20240722
佐久市
王塚古墳(彦挟嶋王御陵墓)
🅿なし
🚻なし
比田井の諏訪神社境内にある。
20241108
30
三河田大塚古墳
羽子板形の横穴式石室の全長は8.4mあり、うち玄室長は6m。石室内へは立入禁止。
現在は、上田市の赤坂将軍塚と同じように石室上部分の封土がなくなっており石室内を覗けるようになっている。
20241108
安原大塚古墳
墳丘が大きく損なわれており、石室の羨道部分はなくなっていて、現在見られる石室は玄室のみ。玄室に入るには段差がある。
玄室内の奥から向かって右側には築造時から備えられたとみられる収納スペースのような空間があるのが大きな特徴。
20241108
蛇塚古墳
単室構造の横穴式石室の全長は6.7m。蕨手刀と立鼓柄刀が2振並んで出土した。説明板には8世紀の築造とあるが、築造時期はもう少し早く、奈良時代になって蕨手刀などを含めて追葬がされたのではないだろうか。
羨道部分に入るには一段下がらなければならず、付近の地形と見比べても、地下式あるいは半地下式の石室と見られる。興味深い古墳だ。
20241108
諏訪神社(大宮諏訪両宮)
20241108
新子田神社
流山に祀られた神社だが、草地の中の孤島のようになっていて、神社へ向かう参道が存在しない。
20241108
龍岡城跡(五稜郭)
佐久市田口3000ほか
函館の五稜郭とともに国内に2つしかない五角形の近代城郭跡。続日本100名城。スタンプは「五稜郭であいの館」にある。
20220408P
五稜郭であいの館
佐久市田口2975-1
0267-82-0230
9:30~16:00
火曜休館
20220408P
佐久市考古遺物展示館
佐久市内の遺跡出土の考古遺物が展示してあり、コンパクトに美しくまとまっている。
20220408P
佐久市臼田文化センター
温かな手作り感のある資料館で考古遺物の展示も比較的多くあるが、2024年くらいに閉館予定とのこと。
20220408P
佐久市望月歴史民俗資料館
中山道の望月宿にある。公式サイト上には考古遺物についてほとんど紹介されていないが意外と多い。展示物の撮影については接写は禁止なので注意。
20220408P
【食事・お土産】道の駅 ヘルシーテラス佐久南
佐久市伴野7-1
0267-78-3383
佐久の本格的な郷土料理が食べられる。
【食事・お土産】道の駅 ほっとぱーく・浅科
佐久市甲2177-1
0267-58-0581
浅間山を眺めながら食事ができる場所。
佐久穂町
北沢大石棒
🅿なし
🚻なし
2.23mを誇る日本最大の石棒が佇立しており、まさに縄文マニアの聖地と言えよう。石棒そのものを地面に突き刺して立てているため、見えている部分はスペック上の長さより短い。なお、この石棒は最初からこの場所に安置されていたわけではなく、高所から転落してきたものを後世の人が立てたらしい。
20220408P
花岡遺跡(花岡烽火台)
🅿あり
🚻あり
20241108
筑北村
筑北村考古資料館
筑北村坂北2177(筑北村図書館の隣)
9:00~16:00
土日祝休館
20241106A
東御(とうみ)市
戌立石器時代住居跡
🅿あり
🚻なし
いんだてせっきじだいじゅうきょあと
縄文時代中期末の敷石住居跡がみつかった。復元された敷石住居跡の中に地元の保存会による説明が掲示されている。
遺物は東御市文書館に展示してあるということだが、同館は2024年4月1日より臨時休館となり、11月現在もそれが続いており、再開時期については不明。
20241108
51~53
中曽根親王塚古墳
東御市和1104
5世紀前半に築造された一辺51~53mの方墳(東御市HP)。
20240722
20241106A
15×10
二子塚古墳
🅿なし
🚻なし
古墳に近づくには少しの崖面を登らなければならず藪が酷く、トゲトゲ系の植物も生えているので注意。横穴式石室は埋もれてしまっている。
二子塚古墳という名称からは前方後円墳を想像してしまう。周溝の削り残しのブリッジのようになっている箇所があり、もしかするとそれが前方部の名残かと思えるが良く分からない。
20241108
15
塚穴古墳
🅿なし
🚻なし
全長6.9mの横穴式石室の玄室には、棚状の小石室があるということで興味をそそられるが、現在は崩落の危険のため石室はおろか墳丘内に立ち入ることは禁止されている。
20241108
長和町
鷹山遺跡群
20220731A
20220824A
20230924A
黒耀石鉱山展示室 星くそ館
20220731A
20220824A
20230924A
星くずの里たかやま 黒耀石体験ミュージアム
20220731A
20220824A
20230924A
御代田町
浅間縄文ミュージアム
202200903A
東信地域の懸案探訪箇所
矢出川遺跡
長和町原始・古代ロマン体験館
3. 中信地域
塩尻市
平出遺跡
20220409P
平出遺跡公園ガイダンス棟
20220409P
平出1号墳
20220409P
平出2号墳
20220409P
菖蒲沢窯址
20220409P
平出一里塚
20220409P
塩尻市立平出博物館
20220409P
松本市
66
弘法山古墳
墳丘長66mを誇る甲信以東で最古級の前方後方墳のひとつ。説明板には3世紀終わり頃の築造とあるが、おそらく3世紀半ばであろう。出土遺物を見ると、濃尾の勢力がこの地に進出して王として君臨したことが推定できる。
前方後方墳らしく、ほぼ独立した丘上に、松本盆地方面に前方部を向けて築造されており、非常に見晴らしがよい。反対に麓からも墳丘を確認することができる。
松本盆地ではこの古墳の築造後は大きな古墳が築かれることがなく、古墳時代後期には群集墳が築かれ、むしろ北信の長野市周辺や南信の飯田市周辺において古墳の築造が盛行する。
2021年8月に訪れた時には、大きなトレンチを開けていたので、その報告が楽しみ。
松本市立考古博物館には弘法山古墳のコーナーがある。
66m(説)
1期
20181107
20210529A
20210801A
20220421A
20220930A
20230924A
20
中山15号墳
20230924A
中山16号墳
20230924A
中山49号墳
20230924A
松本市立考古博物館
まつもとしりつこうこはくぶつかん
松本市中山3738-1
0263-86-4710
月曜休館・冬季は土日のみ開館
9時~17時
一般200円
⇒公式サイト
松本市内の遺跡から出土した遺物を展示。長野県らしく素晴らしい縄文土器が多数展示してあるが、土偶も負けていないので良く見てみよう。
縄文遺跡では中期から晩期の集落遺跡であるエリ穴遺跡を大きくフィーチャーしており、女性の身体が表現された土板や、遮光器土偶で有名な北東北発祥の亀ヶ岡文化の影響を受けた土偶など、面白い遺物を見ることができる。
古墳時代では全国的にも有名な弘法山古墳の展示が充実。
松本に来たら必ず寄りたい施設で、最低1時間は確保して臨もう。
20181107
20220421A
20220731A
20220824A
20230924A
松本城跡
20220824
20230924
【ラーメン】中華そばマルキ商店
富山ブラックならぬ「松本ブラック」が食べられるお店
中信地域の探訪懸案箇所
・朝日村歴史民俗資料館(熊久保遺跡出土の焼町式土器)
4.南信地域
飯田市
44.5
代田山狐塚古墳(代田山2号墳)
前方後方墳という形状にもかかわらず、以前は後期の築造と考えられていたが、今では他の地域と同じく前期であることが明らかとなった。飯田市内最古の古墳といえる。前方後方墳らしく山の上にあるが、下の道路から石段を登っていってもそんなに大変ではない。
20220410P
20231126A
72.7
十王堂の塚古墳(塚越1号墳)
72.7m(DB)
10期
20220410P
20231126A
国指定史跡飯田古墳群について 飯田市によると、学術上での飯田古墳群には、現在残っている22基の古墳が含まれ、4基の帆立貝形古墳のほかは全て前方後円墳である。そして、その中で国指定史跡飯田古墳群に含まれる古墳は13基。 それらは、座光寺(ざこうじ)・上郷(かみさと)・松尾(まつお)・竜丘(たつおか)・川路(かわじ)の5地区の「単位群」に分かれる。単位群は、支群と呼んでも良いが、飯田市では単位群という用語を使っている。 ※は、その単位群の範囲に築造されているものの飯田古墳群に含まれていない古墳(その他、円墳が多数あるようだ) <座光寺単位群> 高岡第1号古墳 72.3m 6C前半 <上郷単位群> 飯沼天神塚(雲彩寺)古墳 74.5m 6C前半 ※ 溝口の塚古墳 47.5m 5C後半 円筒Ⅲ式(動物線刻) 二重周溝 未盗掘の竪穴式石室 渡来系形質をもつ人骨 墳丘隠滅 <松尾単位群> [帆]八幡山古墳 28.5m 5C 代田(しろた)獅子塚古墳 61m 5C後半 水佐代(みさじろ)獅子塚古墳 60m 5C後半 御射山(みさやま)獅子塚古墳 58m 5C末~6C 姫塚古墳 40m 6C前半 上溝天神塚古墳 41.5m 6C中頃 おかん塚古墳 50m 6C後半 ※ 羽場獅子塚古墳 44.3m ※ 代田山狐塚古墳 44.5m 前方後方墳でこの地域最古級 <竜丘単位群> 大塚古墳 53m 5C後半 [帆]鏡塚古墳 45m 5C後半 権現堂1号墳 60m 5C後半 丸山古墳 60m 5C後半 兼清塚古墳 63.6m 5C後半 [帆]塚原3号墳 45m 5C後半 塚原二子塚古墳 73m 5C末 [帆]鎧塚古墳 45m 5C末 金山二子塚古墳 63m 6C前半 御猿堂(おさるどう)古墳 65.4m 6C中頃 塚越1号墳 72.2m 6C後半 馬背塚(ませづか)古墳 50m+ 6C末 <川路単位群> 久保田1号墳(正清寺古墳) 61m 6C初 |
72.3
高岡1号墳
20231126A
新井原12号墳
20231126A
74.5
飯沼天神塚(雲彩寺)古墳
20231126A
40
姫塚古墳
後円部に横穴式石室が開口しており中に入ることができる。石室内は全体的にベンガラが塗布されているように赤みを帯びており、奥壁の石の積方が大きな石と小さな石を区分けしたように積まれており特殊。
20220410P
20231126A
41.5
上溝天神塚古墳
20231126A
50
おかん塚古墳
20231126A
60
水佐代獅子塚古墳
20231126A
58
御射山獅子塚古墳
20231126A
50
大塚古墳
20231126A
塚原古墳群とのその周辺の古墳 現地説明板の図によると、塚原古墳群は、13号墳までナンバリングされており(10号墳は欠番?)、その東側には金山古墳群があり、これらの周辺にも多くの古墳が存在することが分かる。 |
73
塚原二子塚古墳(塚原1号墳)
つかばらふたごづかこふん
塚原古墳群
20220410P
20231126A
30
内山塚古墳(塚原2号墳)
塚原古墳群
説明板が立っており、畑がわずかに膨らんでいるように見えるが、墳丘かどうか分からない。
20220410P
45
塚原3号墳
塚原古墳群
20231126A
45
鏡塚古墳(塚原4号墳)
塚原古墳群
7~8期
20220410P
20231126A
45
鎧塚古墳(塚原5号墳)
塚原古墳群
7~8期?
20220410P
20231126A
塚原11号墳
塚原古墳群
説明は立っているがどこに墳丘があるのか分からない。
20220410P
金山二子塚古墳
金山古墳群
塚原古墳群の他の古墳のある場所から一段下がった丘の上にあるが、沖積地からはまだ1段高い。民家の敷地内にあるようなので、丘の上から遠望。
9期
20220410P
黄金塚古墳
金山古墳群
20220410P
65.4
御猿堂古墳
20231126A
46
馬背塚古墳
20231126A
愛宕山大権現
20231126A
御社宮司社
20231126A
恒川官衙遺跡(伊那郡衙跡)
20231126A
飯田市考古博物館
2022年4月1日に「上郷考古博物館」から「考古博物館」に改名。市内の古墳について詳しい展示解説があり、資料も手に入るため、古墳をめぐる際には最初に訪れるとよい。ホモサピエンスではない人びとが創った可能性のある竹佐中原遺跡と石子原遺跡の石器の展示もあり必見。
20220410P
20231126A
雲彩寺および飯田城移築城門
20231126
飯田城跡
20231126
【ランチ】妃の鮎
飲み屋だがランチもやっている。リーズナブルで美味しくてお店の方も親切。
姫塚古墳から近い。
飯田市松尾上溝3071-1
0265-48-5173
伊那市
御殿場遺跡
市内最大級の縄文中期の集落跡と目されている。竪穴住居が復元されているほか、住居跡を示す標柱が複数立っているが、そのエリアは柵で覆われており中に入ることはできない。
国指定重要文化財「顔面付釣手形土器」が出土した遺跡。土器は伊那市創造館に展示してあり、ほぼ完形で出土した様子が分かる。
20220409P
20231125A
月見松遺跡
縄文中期を主体とする大規模集落跡。説明板と標柱以外に目で見ることのできるものはないが、遺跡から見える雄大な景色を拝むだけでも訪れる価値がある。
伊那市創造館のキャラクター「つきミン」のもとになった土偶や同館に展示してある「顔面把手付大深鉢」が出土した遺跡。
20220409P
20231125A
老松場古墳群
20231125A
伊那市創造館
伊那市内で出土した縄文遺物を展示しているほか、南箕輪村の神子柴遺跡については一つの部屋を設けてとくに詳しく解説している。
20220409P
20231125A
高遠城跡
20161113
岡谷市
岡谷美術考古館
20220919A
20231125A
下諏訪町
下諏訪宿 宿場街道資料館
20220919A
星ケ塔ミュージアム 矢の根や
黒耀石をテーマとしているが、縄文土器の展示も豊富で、ベランダからは青塚古墳も眺められる。非常に良いミュージアムだが、いまいちアピール不足なのが残念で、「しもすわ今昔館 おいでや」という施設に一旦入って入館料を払ってから行くようになっているが、「おいでや」の建物に「矢の根や」の表示が大きく出ておらず、しかも「矢の根や」に考古関係が豊富にあるということも外観からは分からない。なんでこういう造りにするのかな?本当にもったいない。
20220919A
諏訪市
高島城
20231125
諏訪市博物館
20220823A
【眺望】立石公園
諏訪湖全体を眺めたい場合はここへ。
【宿泊】上諏訪ステーションホテル
上諏訪駅から徒歩3分の場所にあるシンプルなビジネスホテル。温泉大浴場があり、湯舟は小さいながらも浴室内と浴室の外にあるところが嬉しい。駐車場代は無料で、コスパの良いホテルなのでお勧め。
茅野市
棚畑遺跡
たなばたけいせき
縄文時代中期を中心とした集落跡。国宝・縄文のビーナスが出土した遺跡だが、出土時点ズバリの場所には行けない。
20220410P
20220731A
20220824A
20220919A
20230924A
20240820A
中ッ原遺跡
湖東6407-1 中ッ原縄文公園
国宝・仮面の女神が出土した縄文時代中期の集落跡で、仮面の女神が出土した状況が覆屋の中に復元されている。
20220410P
20220731A
20220824A
20220919A
20230924A
20240820A
尖石
とがりいし
古くから信仰の対象となっている石で、地名の元になった石。平面形は、どこから見ても三角形に見える三角錐のような形状をしている。
20220410P
20220731A
20220824A
20220919A
20230924A
20240820A
尖石遺跡と与助尾根遺跡に隣接して建つ資料館で、茅野市内の遺跡から出た遺物を展示している。縄文時代が中心。
国宝の土偶は全国で5つしかないが、ここには「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の2つが展示してある。
20220410P
20220731A
20220824A
20220919A
20230924A
20240820A
神長官守矢史料館
20220823A
【蕎麦】そばきり吉成
たまには高級な十割蕎麦はいかがでしょうか。
原村
原村立八ヶ岳美術館
20230923A
20240820A
富士見町
曽利遺跡
20220919A
井戸尻考古館
井戸尻遺跡から出土した遺物のほか、藤内遺跡(考古館の隣)や町内の遺跡の出土遺物を展示。土器の展示が豊富だが、打製石斧などの石器の展示にも力を入れている。有名な神像などの一部の遺物の写真撮影はNG。
20220410P
20220730A
20220824A
20220919A
20230923A
20240820A
井戸尻歴史民俗資料館
入口近くには民俗展示が展開しているため普通の歴史民俗資料館と思いきや、奥の部屋には中国の銅鏡コレクションが凄いほか、紅山文化や良諸文化などの宝器類も展示してあり、日本の縄文文化との関連が指摘されている猪龍や鉞の展示もあり必見。ただし、それら中国大陸の遺物は写真撮影NG。
20220410P
20220730A
20220824A
20240820A
箕輪町
60
松島王墓古墳
20231125A
【ランチ】かつ丼家 まつくぼ
箕輪町ではなく隣の辰野町になってしまうがお勧めしたい店。
ソースカツ丼の専門店で、ヴォリュームが売りだが味も良い。食べきれないときは、持ち帰りケースがもらえるぞ。
辰野町伊那富羽場7831-7
0266-41-1729
南箕輪村
神子柴遺跡
みこしばいせき
縄文草創期の最初期は、神子柴・長者久保文化期と呼ばれるが、その名称のもとになった遺跡。現状は、石碑と説明板があるのみ。台地の基部からは入ることはできず、台地の下から階段に登って石碑がある場所へ行こう。台地の下の道路傍には駐車場とは書いていないが、なんとなく乗用車を停められる空き地がある。
出土遺物は伊那市創造館にあり、同館では神子柴遺跡について詳しく解説している。
20220409P
20231125A
探訪懸案箇所
・南箕輪村郷土館
・上之段石器時代遺跡
・駒形遺跡
・星ヶ塔黒曜石原産地遺跡