最終更新日:2024年12月12日

 ※自治体ごとに示し、自治体の並び順は五十音順です。
 ※一覧の見方に関しては、こちらをご覧ください。

 

目次

伊豆市

伊豆の国市

函南町

三島市

 

地図

 

 

伊豆市


上白岩遺跡

縄文時代中期後半から後期初頭の配石遺構や住居跡などが検出された。配石遺構の中には、いわゆる環状列石と呼ばれるものもあり、環状列石が完全な形で出土したのは東海地方で初めてだった。環状列石の径は12m。長さ10mの帯状列石も確認されている。

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伊豆市資料館

伊豆市上白岩425-1
0558-83-1859
9:00~16:00(15:45)
木曜休館

常設展示室は4つのゾーンに分かれ、自然・遺跡ゾーンでは、上白岩遺跡に関する展示がある。

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伊豆の国市


仲町A遺跡

伊豆の国市三福675(三福公民館)

旧石器時代の終わり頃から中世に至る複合遺跡。とくに注目されるのは縄文時代で、静岡県内において初めて縄文時代草創期後半の遺物が出土した遺跡である。

原体側面圧痕文土器や半置半転文土器が出土したが、それらは草創期の土器の中で最後の方に出てくる多縄文系と呼ばれる土器の仲間。これ以前の土器には縄文はなかった。

それらの土器は、伊豆の国市郷土資料館に展示してある。ただし、現物を見ても、どこがいったい縄文なのか分かりづらいと思う。

遺跡には説明板があるのみ

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三福熊野神社

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北条氏邸跡(円成寺跡)

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北条政子産湯の井戸

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蛭ヶ島公園

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伊豆の国市歴史民俗資料館(旧上野家住宅)

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伝堀越御所跡

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韮山城跡

史跡未指定

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20231123A

 

 

 


伊豆の国市郷土資料館

伊豆の国市三福253-1
0558-76-5678
9:00~16:30
月曜ほか休館

図書館の2階にある。縄文関係は、中期の土器の展示が多いが、仲道A遺跡出土の貴重な草創期の土器(原体側面圧痕文土器および半置半転文土器)のほか、大平A遺跡出土の早期の山形押型文土器も展示している。

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【ステーキ】ステーキハウスGKB

「伊豆・村の駅 村のへそ店」の中にあるレストラン。お手軽価格で美味いステーキが食べられる。伊豆の地ビールもある。

残念ながら閉店しました。

 
 
 

 

 

函南町(かんなみちょう)


柏谷横穴群

かしやよこあなぐん

函南町柏谷

🅿あり
🚻あり

7世紀代を中心に8世紀初頭まで造られた横穴墓群で、総数は300基から500基と推定される大規模横穴墓群。柏谷百穴とも呼ばれている。

AからEまでの5地点に分かれ、主要地点とみられるB~C地点周辺が国史跡に指定されている。そこには116基以上の横穴墓があると考えられている。東側の20基ほどあると考えられている箇所もその後に追加指定された。

ナチュラルな横穴墓は熊本県や福岡県に素晴らしい場所があるが、公園として綺麗に整備されている横穴墓群では、ここは屈指の存在。整備されている範囲が広いので、じっくり見学したい場合は、最低45分くらいは時間を確保したほうが良い。

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三島市


向山古墳群

むかいやまこふんぐん

三島市北沢320-2ほか

🅿あり
🚻あり
ジュースの自販機あり

14号墳からの眺め

 

 前方後円墳2基と円墳14基の合計16基からなる古墳群。それらの中で、現存する後期(一部前期)に築造された3号墳から16号墳が県史跡に指定されており、3号墳から15号墳は、向山古墳群公園として、AからCの3地区に分けて整備されている(下図参照)。

 最上部のA地区には、3~6号墳があり、3号墳は、6世紀中頃に築造された墳丘長21.7mの小型の前方後円墳である。3~15号墳の多くは、4世紀初頭に築造された16号墳(後述)とはおそらく関係が無く、3号墳が築造された場所を考えると、この古墳群の高祖的な人物の墓であると考えたくなるが、現地説明板によると、古墳群で最後に築造された古墳としている。

 その下のB地区には、7~11号墳があるが、かなり自然な状態なので、探訪する季節によっては歩きづらいかも知れない。実際、夏に行ったときは足を踏み入れることができなかった。B地区には説明板はない。

 一番下のC地区には、12~15号墳があり、綺麗な古墳公園として整備されている。ただし、15号墳の墳丘はなくなっている。

 とくに興味深いのは、4世紀初頭の築造と考えられている墳丘長68mの前方後円墳である16号墳だ。平成16年に新たに発見された古墳で、それまで伊豆には古い前方後円墳はないと考えられていた常識を覆した。16号墳は、向山古墳群公園から少しだけ離れた場所にある。16号墳に近い1号墳と2号墳は、向山小学校の建設により消滅した。

 

C地区の説明板

 

 

A地区の道路側にある説明板で16号墳が発見される前に設置されたもの

 

【A地区】

 

21.7
向山3号墳

6世紀中頃に築造された墳丘長21.7mの可愛らしい前方後円墳。

後期古墳であるが、主体部は竪穴式で2段に掘られ、木棺を直葬していた。墳頂には掘り方と木棺の場所、それに副葬されていた鉄剣の位置が分かるように、発掘調査時の写真を表示している。

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墳丘からの眺め

 

 

11.5?
向山4号墳

4~6号墳は、いずれも小円墳。築造時期に関しては、現地の説明板には明記されていない。

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14.4
向山5号墳

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17.3
向山6号墳

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【B地区】

 

18?
向山7号墳

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<未撮影> 

14?
向山8号墳

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<未撮影>

13
向山9号墳

墳丘は道路にかかっておりほとんど消滅している。

元々公園を造ったときは、C地区からも富士山が見られるようにしたようだが、現状では木々が生い茂っており、B地区辺りからしか富士山を見ることはできない。

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19×13
向山10号墳

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15.3?
向山11号墳

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【C地区】

 

13
向山12号墳

6世紀前半頃に築造された径13mの円墳。発掘調査が行われたが、主体部はみつからなかった。

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墳頂から14号方面の眺め

 

 

15
向山13号墳

6世紀中頃に築造された径15mの円墳。主体部は木棺直葬。墳頂には掘り方の大きさが分かる表示があるが、とくに何かが描かれているわけではない。

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28
向山14号墳

後期円墳かと思いきや、4世紀中頃に築造された径28mの円墳。伊豆のこの時期の古墳としては、大型の部類に入る。

墳丘は地山削り出しで構築。

墳頂には13号墳と同様、掘り方の大きさが分かる表示があるが、とくに何かが描かれているわけではない。ただし、6.8m×2.8mの規模で、13号墳の主体部より大きい。

16号墳とは直線距離で400mほど離れているが、14号墳は16号墳の次の世代の墓かもしれず、両者の関連性が気になる。

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眺望が開けていればこのように見えるらしい

 

14.6?
向山15号墳

発掘調査時には盛土は残っていなかったが、周溝がみつかった。周溝の大きさから最大径14.6mの円墳で、6世紀の築造と考えられている。

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12号墳から見下ろす15号墳

 

 

 

【向山古墳群公園外】

 

68.2
向山16号墳

🅿あり
🚻なし

私有地のため墳丘は立入禁止。古墳のすぐ南側に元の所有者が造った公園と駐車場があり、そこに説明板がある。古墳はそこから眺めることになるが、コンディションが良いと後円部の向こうに綺麗な富士山が見える。

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後円部側

 

手前が前方部で奥が後円部

 

 

 

 


伊豆国分寺跡

 
 
 

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市ヶ原廃寺跡(祐泉寺)

 
 
 
 
 

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北条新三郎墓所

祐泉寺内にある。

 
 

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山中城跡

 
 
 

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東海道三島宿・樋口本陣跡

 
 

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三嶋大社

 
 

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三島市郷土資料館

三島市一番町19-19-3
055-971-8228
9:00~16:30or17:00
月曜休館
🅿楽寿園Pを使用

楽寿園の敷地内にあり、楽寿園の入口で300円支払う必要がある。楽寿園の入口が三島駅近くと東側の2か所しかなく、入口の場所をきちんと確かめて行かないと無駄に歩き回ることになるので注意。

富士山や伊豆半島の地形の話から始まって、三島市の歴史全般について解説。古代の考古遺物の展示は少ないが、後期旧石器時代初頭(3万6000年前)の石器をはじめとして、旧石器時代を丁寧に説明しているほか、縄文時代の土偶なのか土面なのかよく分からない物や、弥生時代の小銅鐸(ただし複製)など、興味深い遺物を展示している。また、戦国時代の山中城跡についての展示もある。

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【鉄道】伊豆箱根鉄道

伊豆箱根鉄道の三島二日町駅を降りて向山古墳群へ向かう途中、少し寄り道すると列車と富士山を一緒に撮れるポイントがある

 

 

【駅蕎麦】桃中軒 三島駅構内そば店 在来線上りホーム

三島駅の在来線の上りホームにある。完全な立食形式。朝、遺跡めぐりする前に食べると最高だ。

 
 

 

【食事】富士食堂

美味しい定食が食べられるお店。山中城跡の近くなので、城に行く前や行った後に寄れるので便利。

三島市市山新田45-3
055-972-9167

 
 

 

【食事】炭火牛タン焼 しおや 三島駅店

三島から電車に乗って帰宅するときによく立ち寄るお店。三島駅北口から出て右側。美味しい牛タンが食べられるぞ。

残念ながら閉店しました。

 
牛タンは静岡らしく抹茶塩を付けて食べる

 

【食事】〆蕎麦えびす・串・酒・肴

しおやが閉店してできた。つまみや日本酒も豊富な蕎麦屋で、なかなか良いお店だ。

 

 

 

〆の肉蕎麦

 

 

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