最終更新日:2023年1月24日

 ※自治体ごとに示し、自治体の並び順は五十音順です。
 ※一覧の見方に関しては、こちらをご覧ください。
 

目次

青森市

田舎館村

おいらせ町

黒石市

七戸町

新郷村

外ヶ浜町

つがる市

東北町

十和田市

野辺地町

八戸市

平川市

弘前市

 

 

青森市


三内丸山遺跡

青森市

2018年8月18日撮影
2018年8月18日撮影
2018年8月18日撮影
 
 

縄文遺跡の代名詞的存在の有名な遺跡だが、あくまでも、現在の青森市という立地に前期中頃から中期にかけて存続した集落遺跡という観点で見学し、これが一般的な縄文集落であるとは思ってはいけない。このことを前提にしつつ、縄文時代に興味を持った方にお勧めの遺跡。

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さんまるミュージアム

青森市大字三内字丸山305
0123-24-4210

 
 
縄文ポシェット
大型板状土偶

三内丸山遺跡から出土した土器や土偶などの遺物を展示する。重要文化財が多い。円筒土器は素晴らしいラインナップだが、展示位置によっては観察がしづらい。頻繁に企画展示を開催している。

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【ランチ】れすとらん五千年の星

三内丸山遺跡の「縄文時遊館」の中にあるレストラン。いろいろなメニューがあるが、個人的には「縄文うどん」が好き。

野菜かき揚げの縄文うどんにおにぎりを付けてみた


小牧野遺跡

青森市

2018年8月18日撮影
石を縦と横に交互に置く「小牧野式」(2018年8月18日撮影)
小牧野館にて撮影

縄文後期のストーンサークルで、山田高校の生徒によって発見された。

いわゆる「小牧野式」と呼ばれる配石方法で、同じ配石方法が秋田県の伊勢堂岱遺跡でも見られる。

サークルを造営するにあたり、地面を切って整地するところから工事を始めており、規模は径55mあり国内最大。

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縄文の学び舎 小牧野館

青森市野沢沢部108-3
017-757-8665

 
 

小牧野遺跡の出土遺物を単に紹介するだけの施設ではなく、施設名の通り、展示を見ながら縄文時代について幅広く学ぶことができる。土器の編年が分かる部屋がとくに好き。

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青森県埋蔵文化財調査センター

青森市新城字天田内152-15
017-788-5701

 
 

通常は展示はほとんどないが、青森県内の遺跡に関する資料が手に入る。

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田舎館村


垂柳遺跡

田舎館村

 
 

弥生中期の水田跡。現在は石碑と説明板が立っているだけの風景に見えるが、地下には弥生時代の水田跡の一部が保存されている。

弥生時代の開始の指標は、その土地で灌漑水田が行われるようになることなので、弥生時代の開始時期は列島各地で異なる。

戦後しばらくの間は、西日本が弥生時代になっても水田跡が見つからない東北地方には弥生時代は来ず、北海道と同じように続縄文時代になると言われていたが、伊東信雄をはじめとした東北出身の研究者たちは、その常識を覆すべく、東北地方に弥生時代の証を見つけようと必死に発掘調査をしていた。

その甲斐あって、垂柳遺跡では、1958年に伊東信雄が200粒の炭化米を発見。ところが、考古学会の権威である山内清男は、それは現地で水田耕作をしていた証拠ではなく、外から持ち込まれたものだと決めつけた。ただしその一方で、「岩宿の発見」で有名な杉原荘介は、その時見つかった土器を弥生土器と認めるなど、しばらくの間は、東北地方に弥生時代を認めるかどうか、学者の間でも共通の認識を得ることはできなかった。

しかし、1981年の調査で紛れもない水田跡が見つかり、83年までに656枚の水田跡が見つかったことにより、東北地方にも弥生時代があったことが確実に証明できたのだ。垂柳遺跡はこのように学史上特筆すべき遺跡である。

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高樋(3)遺跡

田舎館村

 

田舎館村埋蔵文化財センターが建っている場所が遺跡で館内に遺構展示がある

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田舎館村埋蔵文化財センター

田舎館村

 
 

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田舎館村博物館

南津軽郡田舎館村高樋大曲63
0172-43-8555

 
本来は撮影不可だが許可をいただき撮影

埋文センターの隣にあり、美術や彫刻、民俗関係の展示が主で、歴史系ではない。

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おいらせ町



阿光坊古墳群

おいらせ町

 
 
 
 
 
 
おいらせ阿光坊古墳館にて撮影

末期古墳が見られる場所としては最も整備されている遺跡。阿光坊遺跡、天神山遺跡、十三森(2)遺跡の墳墓群を併せて「阿光坊古墳群」として国史跡に指定されており、2014年までに125基の末期古墳と8基の土壙墓が見つかっている。築造時期は7世紀から9世紀。

続縄文文化の墓は土壙墓であったが、7世紀になるとヤマトの終末期古墳の影響を受けて北東北で末期古墳が造られるようになった。見た目は周溝を備えた円墳ということでヤマトの群集墳と似ているが、中身は同じではない。

阿光坊遺跡と天神山遺跡の墳墓群は7~8世紀の築造で、十三森(2)遺跡の墳墓群は9世紀の築造となり、北東北全体を見渡しても末期古墳の築造は9世紀に終わる。

末期古墳は、北東北3県では普遍的に存在するが、太平洋側の南限は、宮城県北部の迫川流域や北上川下流域で、日本海側では現状では秋田県内にとどまる。ただし、山形県の庄内平野には未調査の小円墳群がある。また、道央の石狩低地帯にも分布し、「北海道式古墳」と呼ばれることがあるが、基本的な内容的は末期古墳と共通。

なお、蝦夷(エミシ)という存在を考古学的に見て、どのような人びとであるかを明確化して定義付けすることは、北東北の文化の多様性から考えると困難で、そもそも、蝦夷という存在は、以前から言っている通り極めて政治的な存在で、北東北の実態を知らない中央の人びとが作り上げたイメージであるにすぎない。ただし、そのイメージ像の大元は、景行紀の武内宿禰の言葉にあるように、縄文的生活を続けていた続縄文人を知ったヤマトの役人の印象がその根底にあるように思える。


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天神山3号墳

おいらせ町

 
 
 

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天神山5号墳

おいらせ町

 

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十三森10号墳

おいらせ町

 
 

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おいらせ阿光坊古墳館

おいらせ町

上北郡おいらせ町阿光坊107-4
0178-20-0405
公式HP

 
 

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黒石市

黒石城跡

 
 

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七戸町


二ツ森貝塚

七戸町

 
 
 
 

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新郷村

キリストの墓

 
 
 

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キリストの里伝承館

新郷村戸来野月33-1

 

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大石神ピラミッド

新郷村戸来

 
 

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外ヶ浜町


大平山元遺跡

外ヶ浜町

 
 
 
 

2021年9月に訪れた時は公園整備中だったが、もう完成したようだ。

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つがる市

出来島最終氷期埋没林

つがる市木造出来島雉子森大沼

 
 
 

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田小屋野貝塚

つがる市

 
 

出土した人骨については、カルコにて詳しい展示解説がある。

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亀ヶ岡石器時代遺跡

つがる市

2021年9月11日撮影
2021年9月11日撮影
2021年9月11日撮影
しゃこちゃんは上野のトーハクに囚われの身だが、カルコに精密なレプリカが展示してある

有名な重要文化財の遮光器土偶が出土した遺跡。2022年7月にガイダンス施設がオープン。

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つがる市縄文住居展示資料館カルコ

つがる市木造若緑59-1
0173-42-6490
9時~16時
月曜休館

 
 

2022年秋からリニューアル工事のため休館

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【食事】華かるこ

カルコと同じ建物にあり、居酒屋だがランチもやっていてリーズナブルで美味しい

 
中華麺を蕎麦のつけ汁で食べるが、とても食感の良い麺でお勧め


つがる市木造亀ヶ岡考古資料室

つがる市木造館岡屏風山195
0173-45-3450

 
 

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JR五能線木造駅

つがる市

2021年9月11日撮影

駅員さんにお願いすれば目を光らせてくれるので、少し離れた位置から確認しよう。

結果的には、ふるさと創生資金の使い道としては成功だった。

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【鉄道】JR木造駅

運が良ければリゾート白神を見ることができる(稲用はせっかく目撃したのに撮影を失敗)

 
 

 

 

東北町

日本中央の碑発見の地

 
 

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日本中央の碑保存館

 
 

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十和田市


十和田神社

十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
0176-75-2508

 

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野辺地町


野辺地町立歴史民俗資料館

野辺地町野辺地1-3
0175-64-9494
9時~16時(最終入館指定は無し)
月曜休館

 
 
自立する古墳ということで、「アルプスの少女ハイジ」をもとに、愛称は「くらら」となった

神子柴・長者久保文化という呼び名にも現れている長者久遺跡出土の石器や、重要文化財の土偶「くらら」などの展示があり、石器や土器が充実している。

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八戸市


是川中居遺跡(是川石器時代遺跡)

八戸市

 
 

現在リニューアル整備中で2026年にオープン予定

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風張(1)遺跡

八戸市

 
 

国宝の合掌土偶の故郷。

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是川縄文館

八戸市大字是川字横山1 
0178-38-9511
9時~17時(最終入館16時30分)
月曜休館

 
 
 
 
 
風張(1)遺跡出土の合掌土偶

主として是川中居遺跡や風張(1)遺跡から出土した遺物を展示。美術館のように美しく展示されており、重要文化財の数々を鑑賞することができる。国宝の合掌土偶は別格としても、洗練された晩期の土器も必見。

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八戸市縄文学習館

八戸市

 

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長七谷地貝塚

ちょうしちやちかいづか
八戸市

世界遺産関連資産

 
 
八戸市博物館にて撮影

八戸市博物館に長七谷地貝塚から出土した土器が展示してある。

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丹後平古墳群

たんごたいこふんぐん
八戸市

 
 
金装獅噛三累環頭大刀柄頭(八戸市博物館にて撮影)
八戸市博物館にて撮影

八戸市博物館には丹後平古墳群のコーナーがある。

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鹿島沢古墳群

八戸市

 
 

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大森一里塚

八戸市

 

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市野沢一里塚

八戸市

 
 

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小峠一里塚

八戸市

 

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八戸市博物館

八戸市大字根城字東構35-1
0178-44-8111
9時~17時(最終入館16時30分)
月曜休館

 
 

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平川市


平川市郷土資料館

平川市光城2-30-1
0172-44-1221
9時~16時
月曜休館

 
 
平川市堀合遺跡出土

手作り感のある小さな展示コーナーに市内で出土した優品を展示。面白い土偶がいくつかあり、2009年に大英博物館に出張した堀合遺跡出土の土偶も展示してある。

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大光寺城跡

 
 

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猿賀神社

平川市猿賀

 

上毛野君田道を祀る神社。なぜこんな北の地に田道が祀られているのか?上毛野氏の東北への影響力を探る上で重要な神社。

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弘前市

大森勝山遺跡

弘前市大森勝山

 
 

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砂沢遺跡

弘前市三和

・出土品が国指定重要文化財

 
 
 

東北地方で最古かつ最北の水田跡が見つかった遺跡だが、まったく整備がされていないのが残念。

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岩木山神社

弘前市百沢寺沢27

 

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20180909C
20181103C
20190822C
20190908C


弘前城

 

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弘前市立博物館

 
 

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【飲み】津軽の酒処わたみ

弘前駅の近くにあり、店名が大手居酒屋チェーンと同じだが関係ない模様。どれも美味しくてお店の方も親切でまた行きたい。

 
 
 
 
 
 
 
 

【飲み】さかなや道場

こちらも弘前駅の近くにあり、看板に「津軽料理」とあるが、広く青森や東北の郷土料理が食べられる。こちらも頼んだ料理はすべて美味かったのでまた行きたい。弘前駅前は居酒屋激戦区かな?

 
 
 
 
 
 
 

 

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探訪懸案遺跡

・つがる市森田歴史民俗資料館
・青森県立郷土館(当分休館)
・十三湊遺跡
・市浦歴史民俗資料館
・弘前市立博物館
・浜尻屋貝塚