【河内の古代史】2026年4月以降<日程調整案件>【3日間】双円墳・金山古墳と聖徳太子・磯長の墓 大阪の行きそびれた遺跡に行く <第N次 AICT>

 

講座概要

 AICTでは2025年2月に「行きそびれた遺跡に行く」と題して、参加者のリクエスト箇所を中心に現地講座を開催しました。今回はその第2弾です。

 今回は、南河内の金山古墳や聖徳太子の墓などの磯長の古墳群は必ず行きます。ただし、それだけだと1日分のヴォリュームにしかならないので、行ってみたいけどまだ行けていない場所がありましたら、是非この機会にご参加いただき、懸案となっている場所をリクエストしてください。もしそれでも行程に余裕があった場合は、稲用お勧めの場所を候補地として提示します。

 ※今回は大阪府の中でも探訪箇所はなるべく河内国内にします。土地勘が無い方は河内国内の範囲が分からないかもしれないので、行きたい場所が河内なのか分からなくても、大阪府内であればとりあえずリクエストをくだされば検討いたします。

 ※本現地講座を企画した段階では、各館の休館予定はチェックしていますが、もし臨時休館になってしまった場合は、他の箇所で代替させていただきます。

 ※各館に展示してある遺物に関しては、タイミングによっては他館へ貸出している可能性がありますが、その場合はご了承ください。

 ※本現地講座は自動車を使用します。

 

本講座のテーマ

 AICTの掲げるテーマの内、本講座は主として「◎」に該当します。

旧石器時代日本人のルーツと列島文化の始まりを探る
縄文時代土器と土偶を楽しもう・列島各地の多様な縄文文化に触れる(ただし、遺物の鑑賞がメインです)
弥生時代列島各地における国ぐにの発生と邪馬台国の謎を追う
古墳~飛鳥時代リアル日本書紀・ヤマト王権の確立と古代国家成立への軌跡を探る
古墳~飛鳥時代列島各地の古墳をめぐろう・諸国古墳探訪 河内偏
奈良~平安リアル続日本紀・列島各地に残る律令国家を見る

 

開催日

2026年4月以降

※近つ飛鳥博物館の展示室が2025年8月から2026年3月まで長期の休館となるため、その後の開催とします。

※本現地講座は、日程調整案件です。開催日に関しては、参加希望者が2名以上集まった時点で調整して決めます。参加希望の方は、まずは参加表明をお願いします。複数の希望者同士で開催日が折り合わなかった場合は、早く参加表明をしてくださった方を優先します。

 

集合場所と出発時刻

集合場所は、「オリックスレンタカー 新大阪店」とします。10時までにいらしてください。

※新大阪集合の現地講座に参加されたことがある方はいつもの場所です

大阪市淀川区宮原1-19-17 06-6399-0543
店のサイトには、「JR新大阪駅西口出て右へ徒歩7分。市営地下鉄御堂筋線東三国駅4番出口より徒歩4分」とあります。
実際には、小さな出口である西口から外に出て、右方向(北側)に向かえば道は一直線で意外と近いですが、新幹線を降りてから西口に出るまではちょっと迷うかもしれないのでご注意ください。

※西口から外に出る直前にトイレがあり、多分ですが、新幹線改札内よりもそこの方が空いていると思います(混んでたらゴメンナサイ)。

店の公式HPはこちら

 

宿泊場所

なるべく効率よく動きたいため、参加者の希望により探訪箇所がある程度決まった段階で決定します。

南海本線堺駅から南海高野線堺東駅のあたりで連泊でお取りください

 

解散場所と帰着時刻

新大阪駅に18時30分までには戻るようにします。
ただし、道路状況によっては予想よりも早く戻ってくる可能性もありますのでご了承ください。

 

探訪箇所

※探訪順は下記の通りではありません。
※下記は、お客様希望箇所と稲用チョイス箇所が混在しています。

 

85.8m
金山古墳|河南町

 非常に珍しい双円墳。6世紀末から7世紀初め頃に築造された。北丘の径は38.6mで2段築成、南丘の径は55.4mで3段築成なので、通有の前方後円墳に当てはめると、北丘の方が前方部的な扱いに見える。

 北丘には長さ10mの横穴式石室があり、石室内を上から覗くような形で見学できる。南丘は墓道がみつかっているため、横穴式石室があることは分かっているが調査はしてない。現地では、南丘の墳丘法面の墓道が検出された場所が分かるように表示している。近つ飛鳥博物館に北丘石室内にある石棺の実物大模型を展示している。

手前が南丘(3段築成)で奥が北丘(2段築成)

 

北丘横穴式石室内部(家形石棺が2基縦列しており、手前は羨道に置かれている)

 

93m
敏達天皇 河内磯長中尾陵(太子西山古墳)|太子町

 6世紀前半に築造された大型前方後円墳で、墳丘長は全国古墳データベースでは113mとするが、太子町HPによると93m。

 

65×60m
用明天皇 河内磯長原陵|太子町

 7世紀前半の築造された方墳。

 

59×55m
推古天皇 磯長山田陵(山田高塚古墳)|太子町

 双室墳と推定されている。

 

66×26m
二子塚古墳|太子町

 珍しい双方墳と考えられている双室墳。

 

32m
孝徳天皇 大坂磯長陵(山田上ノ山古墳)|太子町

 

54m
磯長墓(聖徳太子御廟・叡福寺北古墳)|太子町

 石室の調査がされており、聖徳太子の墓であることが確実視されている。近つ飛鳥博物館に展示がある。

 


叡福寺|太子町

 

 


小野妹子廟(墓)|太子町

 


伝蘇我馬子墓|太子町

 馬子の墓は石舞台ではない!?

 


大阪府立近つ飛鳥博物館|河南町

 世界遺産である百舌鳥・古市古墳群に代表される大阪の古墳を知るためには必ず訪れるべき施設。見ごたえ充分で古墳好きには堪らない。重要な遺物に関しては丁寧に解説し、今までの大阪での現地講座の復習にもなる。月曜休館。9:45~17:00(16:30)。

建物は安藤忠雄氏の設計
 

 

210m
津堂城山古墳|藤井寺市

 古市古墳群造営の嚆矢となる4世紀末頃に築造された同古墳群でも特に重要な超大型前方後円墳。後円部墳頂のみ陵墓参考地なので登れませんが、そこ以外の墳丘上は歩けます。

 


まほらしろやま|藤井寺市

 津堂城山古墳横にある展示施設。室内には津堂城山古墳の遺物展示やパネル展示があり、古市古墳群に関するヴィデオが見られる。庭に置かれている津堂城山古墳の長持形石棺のレプリカは必見。長持形石棺としては初源期のもの。ちなみに、堺市博物館にある大山古墳の前方部石棺のレプリカが最終段階なので、両者を比べることができれば尚面白いだろう。なお、本物は墳丘の調査後埋められているので見ることはできない。

これが初期の長持形石棺だ!

 


藤井寺市立生涯学習センター アイセルシュラホール|藤井寺市

 国指定重要文化財である津堂城山古墳の水鳥形埴輪の実物が展示されており、古墳がメインの展示室だが、旧石器時代や縄文時代の遺物の展示もある。古市古墳群を歩いたことがある方にとっては復習できる展示内容だ。

宇宙に脱出できそうな斬新なデザインの建物

 


羽曳野市文化財展示室|羽曳野市

 古市古墳群から出土した遺物を展示している。
 ※平日のみの開館なので、開催日程の関係で訪れることができない可能性があります。

 

参加費

2名様の場合、お一人様55,000円
3名様の場合、お一人様50,000円

 

キャンセル料と発生時期

キャンセル料は、開催一か月前に発生し、27,500円となります。
※前日・当日のキャンセル料は、55,000円となります。

 

催行人員

最少は2名様、最大は3名様(道が非常に狭い場所に行くため)。

 

参加表明メンバー(5月13日現在)

以下の方々で日程を調整中させていただきます。

・ミチヨさん

 

参加予定メンバー(月日現在)

 

 

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