【募集終了】9/30~10/2【3日間】宗像みあれ祭・海上神幸見学と大島・相島 <第N次AICT>

 

講座概要

 福岡県の宗像大社は、宗像三女神を祭ります。長女神・ 田心姫神(たごりひめ)は、沖ノ島の沖津宮に、次女神・ 湍津姫神(たぎつひめ) は大島の中津宮に、そして末妹神・市杵島姫神(いちきしまひめ) は本土の辺津宮に祀られています。

 その三姉妹が年に1度、一堂に会するのが宗像大社の秋季大祭です。沖ノ島を立った田心姫神は、大島で湍津姫神と合流し、連れ立って市杵島姫神の待つ神湊へ向かいます。このとき、100艘以上の漁船に護られてやってくるのですが、それを海上神幸といい、とても壮観な光景が現出します。

 宗像大社は『世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』に登録されており、今回はそれに関連した宗像氏の墓域と考えれている新原・奴山古墳群も見学するほか、フェリーで大島に渡ります。

 また、宗像氏とは一線を画す安曇氏系の宮地嶽神社と宮地嶽古墳も見学し、安曇氏の聖地といわれることのある相島に渡り、相島積石塚群も見学します。

 ※本現地講座を企画した段階では、各館の休館予定はチェックしていますが、もし臨時休館になってしまった場合は、他の箇所で代替させていただきます。

 ※各館に展示してある遺物に関しては、タイミングによっては他館へ貸出している可能性がありますが、その場合はご了承ください。

 ※天候によっては、大島や相島に渡れない可能性があります。その場合は、九州島側の古墳などの見学に代替させていただきますのでご了承ください(稲用は宗像周辺の歴史スポットに詳しいので万が一の場合もご安心ください)。

 ※海上神幸はよっぽどのことがない限り中止にせず、台風が来ている時も挙行した実績がありますが、万が一中止になった場合はこれもまたご了承ください。

 ※本現地講座は自動車を使用します。

 

本講座のテーマ

 AICTの掲げるテーマの内、本講座は主として「◎」に該当します。

旧石器時代日本人のルーツと列島文化の始まりを探る
縄文時代土器と土偶を楽しもう・列島各地の多様な縄文文化に触れる
弥生時代列島各地における国ぐにの発生と邪馬台国の謎を追う
古墳~飛鳥時代リアル日本書紀・ヤマト王権の確立と古代国家成立への軌跡を探る
古墳~飛鳥時代列島各地の古墳をめぐろう・諸国古墳探訪 筑前編
奈良~平安リアル続日本紀・列島各地に残る律令国家を見る

 

開催日

2025年9月30日(火)~10月2日(木)

※本現地講座の日程はこれで確定です。

  

集合場所と出発時刻

福岡空港の1階到着ロビーの「到着口/北」を出た辺りに、10時10分までにお集まりください(参加人数によってレンタカー屋が変わるかもしれず、「到着口/南」に変更になるかもしれませんが、催行直前にきちんとお伝えします)。

1階到着ロビーの全体図に関しては、こちらをご覧ください。

※福岡空港の到着口は、北と南がありますのでご注意ください。
※全員集合後、空港の外にあるレンタカー専用送迎場まで歩いて移動し、そこで送迎車に乗り込みレンタカー屋まで行き、レンタルの手続きをしたのち、探訪開始となります。

ちなみに、参考としてレンタカー専用送迎場の場所はこちらになります。

以下のいずれかの飛行機でおいでください(ダイヤは2025年5月13日現在)

・ANA241便 羽田空港7:30発 福岡空港9:20着
・JAL307便 羽田空港8:00発 福岡空港9:50着

※新幹線でいらっしゃる方は、上記の時間を参考にいらしてください。
※稲用は、JALで行きます。最後尾に近い座席なので、到着口に現れるまで少々お時間がかかるかもしれません。先に着いた方は、稲用がいなくても慌てずにお待ちください。

 

宿泊場所

1泊目・2泊目 宿が少ない地域をめぐります。下記のいずれかのホテルを連泊でお取りください

・HOTEL AZ 福岡宗像店 住所:宗像市王丸503-1
・コンフォートイン宗像(旧チサンイン宗像) 住所:宗像市光岡992-1

上記ホテル以外でも大丈夫ですが、その場合は上記ホテルの住所から車で10分以内であることを確認してお取りください。送迎いたします。

※私はAZファンなのでAZを取りましたが、コンフォートインの方が居住性や朝食は良いかもしれません。
※AZの福岡宗像店は、別料金で格安で夕食ビッフェが食べられ、格安で飲み放題も付けられます(基本的には当日カウンターで申し込んでも大丈夫です)。食べ物に拘らない方であればお勧めです(私は好きです)。
※AZは、楽天トラベルなどで予約するより、公式サイトで予約したほうが安いです。

 

解散場所と帰着時刻

以下の飛行機に乗れるように福岡空港に戻ります(ダイヤは2025年5月13日現在)。

・ANA266便 福岡空港18:30発 羽田空港20:20着

※JALが良い方は、この後に以下の便があります。
・JAL328便 福岡空港19:10発 羽田空港20:50着

  

主な探訪箇所

 ※探訪箇所はもう少し増えます
 ※探訪順は掲載順と異なります
 ※天候が悪い場合は大きく変更になります

 

【1日目】

 福岡に到着後、宗像大島へ渡ります。船によって違いますが、大島へは25分で到着します。地元の方にとっては路線バスのようなもので、むしろ路線バスよりも便数が多いです。

 


宗像大社中津宮|宗像市

 宗像の次女神・ 湍津姫神(たぎつひめ) を祀る神社です。

 

 沖ノ島からやってきた長女神・田心姫神と湍津姫神の神輿が並んで安置されているのが見られるはずです。

 


宗像大社沖津宮遥拝所|宗像市

 

 コンディションが良ければ、沖ノ島が見えます。

カメラでズームして撮影しており肉眼では結構小さいです

 

 その他、帰りのフェリーの時間を勘案して、可能な限り島内のスポットをめぐります。

 

【2日目】


海上神幸見学/宗像大社辺津宮|宗像市

 海岸にて海上神幸を見学します。

 

 海上神幸を見た後は、宗像大社辺津宮に急行して私たちも三女神を迎えます。

 このとき、末妹神・市杵島姫神は神湊まで出迎えに行っており、神輿の行列は長女・次女・三女の順で入ってきます。

 

年に1度、三姉妹が会えた証

 

 この時点でお昼くらいになっているはずです。午後は、周辺の遺跡めぐりをします。

 

【3日目】


新宮町立歴史資料館|新宮町

 相島積石塚群などの新宮町内の遺跡から出土した遺物を展示しています。町内には夜臼式土器の標式遺跡である夜臼貝塚があり、夜臼式土器も展示しているほか、人丸古墳出土の琴柱形石製品も展示。新宮町新宮東2-5-1シーオーレ新宮 092-962-5511 9:30~17:00(16:30) 月曜休館

 

 

 


相島積石塚群|新宮町

 相島へは渡船で17分。車は渡ることができず、島内は歩いて散策します。

 相島積石塚群は、玄界灘に浮かぶ相島に所在する4世紀から7世紀にかけて築造された積石塚群で、現在までに254基の古墳が見つかっています。

 

 群最大の古墳は5世紀中頃に築造された前方後方墳(といわれる)120号墳で全長20m。古墳群からは伽耶系の須恵器も出土しています。ただし、島内では同時代の集落跡はみつかっていません。

 

 なお、新原奴山古墳群の石室の石材は、相島から運んだと考えられています。

 


宮地嶽神社|福津市

 祭神は、神功皇后、勝村大神(かつむらのおおかみ)、勝頼大神(かつよりおおかみ)の三柱。社伝では創建は約1600年前で、息長足比売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)が三韓征伐の際、宮地嶽の頂に祭壇を設け戦勝を祈願したのが始まりとされます。

 拝殿の注連縄は日本一の大きさ(重さ3t)といわれており、他にも日本一の大太鼓(直径2.2m)と日本一の大鈴(重さ450㎏)があります。

 

35m
宮地嶽古墳|福津市

 宮地嶽神社境内の奥に所在し、奥之宮不動神社となっています。

 築造時期は7世紀前半から中頃。現状は南北27m×東西34mの楕円形となっていますが、本来は径35mの円墳と推定されています。横穴式石室の長さは23mもあり、長さでは全国で2番目。ただし、石室内にはお不動さんが祀られており、通常は入口近くの祭壇の前までしか入れません。石材は相島産の玄武岩を使用しています。

 出土遺物は、金銅製透彫冠や金銅製の馬具類、特大金銅装頭椎大刀などが出ており、国宝に指定されています。特大金銅装頭椎大刀は、模造品がカメリアステージ歴史資料館に展示してありますが、あまりの大きさに驚くと思います。

 


新原・奴山古墳群|福津市

 福津市内には現存古墳60基からなる国指定史跡・津屋崎古墳群があり、そのなかに含まれる新原・奴山(しんばる・ぬやま)古墳群は、中期から後期(5世紀から6世紀)にかけて築かれた古墳群です。現在見ることのできる古墳は41基で、内訳は、前方後円墳(帆立貝形含む)が5基、円墳が35基、方墳が1基。かつてはもっと多くの古墳がありました。

展望所からの眺め(海の向こうに見える大きな島は大島)

 

 すべての古墳を見ることはできず、代表的・特徴的な古墳を中心にご案内します。

後期の前方後円墳・30号墳

 


カメリアステージ歴史資料館|福津市

 展示室の面積はそれほど広くありませんが、新原・奴山古墳群を始めとして、福津市内の遺跡から出土した貴重な遺物が並んでおり、かなり見ごたえがあります。福津市津屋崎1-7-2 0940-72-1207 10:00〜20:00 火曜・最終水曜休館

 

 

 

参加費

参加者が2名様の場合、お一人様68,000円
参加者が3~4名様の場合、お一人様63,000円
参加者が5名様の場合、お一人様57,000円

※大島へ自動車を航送する料金がかかるため、いつもより少し高いですがご了承ください(万が一、大島に渡れなかった時は、お一人様当たり、2000~3000円返金いたします)。

 

キャンセル料と発生時期

キャンセル料は、開催3ヶ月前の6月30日から発生し、34,000円になります。
前日・当日のキャンセルは、68,000円となります。
※飛行機にて現地に集合ですので、キャンセルポリシーに則って、キャンセル料は3ヶ月間から発生します。

 

催行人員

最少は2名様、最大は5名様

 

参加予定メンバー(5月21日現在)

・ミチヨさん
・まだらさん
・沖永さん
・勝衛さん
・akkoさん

以上、女性4名様、男性1名様(残席0名様)

※ニックネームは掲載を許可してくださった方のみ掲載しています



「【募集終了】9/30~10/2【3日間】宗像みあれ祭・海上神幸見学と大島・相島 <第N次AICT>」への2件のフィードバック

    1. 沖永紀子さん

      参加申込み、ありがとうございます。
      宿の場所などはなるべく早く決めますので、もう少々お待ちください。

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