【古墳と出雲国風土記の世界】4/20~23【2or4日連続】出雲の古代史

※前半戦・後半戦ともに催行決定です(1月24日追記)

 

講座概要

 AICTでは2022年5月に少し大がかりな出雲の現地講座を開催しました。

 その後、新たなメンバーからのリクエストや、その時に行けなかった場所のリクエストをいただいていますので、再び出雲の現地講座を企画しました。

 出雲は行ったことがある方が多いため、4日間を初級者向きの前半とマニアックな後半に分けます。どちらかのみのご参加でも構いませんが、出雲を楽しみぬきたい方は両方の参加をお勧めします。

 なお、本現地講座につづいて、石見の現地講座を行う予定です。出雲のみならず、島根県全体を知りたい方は、そちらへの参加もお勧めします。

  石見の現地講座の募集ページはこちら

 ※本現地講座は自動車を使用します。

 

本講座のテーマ

 AICTの掲げるテーマの内、本講座は主として「◎」に該当します。

旧石器時代日本人のルーツと列島文化の始まりを探る
縄文時代土器と土偶を楽しもう・列島各地の多様な縄文文化に触れる
弥生時代列島各地における国ぐにの発生と邪馬台国の謎を追う
古墳~飛鳥時代リアル日本書紀・ヤマト王権の確立と古代国家成立への軌跡を探る
古墳~飛鳥時代列島各地の古墳をめぐろう・諸国古墳探訪 出雲編
奈良~平安リアル続日本紀・列島各地に残る律令国家を見る
その他 

 

開催日

2024年4月20日(土)~23日(火)

前半2日間は出雲初級者にお勧めの有名スポットをめぐり、後半2日間は『出雲国風土記』をフィーチャーして神話の世界に入り込めるように考えています。前半と後半のお好きな方にご参加ください。もちろん両方の参加も大歓迎です。

※24日(水)からは石見の現地講座も開催予定ですので、それと繋げると旅費や時間の節約になります。

 

集合場所と出発時刻

20日(土)、22日(月)ともに以下の便で出雲空港までお越しください。

羽田空港10:10発 出雲空港11:35着 JAL 279
※稲用もこの便のチケットを購入しました(1月15日追記)

前半と後半を連続で参加する方は、22日(月)は空港まで行かなくても、出雲市駅までお迎えに上がります。

※陸路にていらっしゃる方は相談させてください。

 

宿泊場所

1日目・4月20日(土) ・・・ 出雲市駅近くでお取りください
2日目・4月21日(日) ・・・ 前半と後半の両方に参加する方は、出雲市駅近くでお取りください
3日目・4月22日(月) ・・・ 松江駅近くでお取りください
24日(水)からの石見の現地講座に連続して参加される方は、23日(火)は、出雲市駅近くでお取りになると便利です(空港まで自力で行かれなくてもお迎えに上がります)。

23日(火)の全行程が終り、お客様を出雲空港へお送りした後も、稲用は翌日9時まで車を借りたままです。
翌、24日の石見の現地講座の際には、その日の9時に違う車に借り換え、即行動可能ですので、石見と連続で参加される方は、24日の11時には出雲市駅までお迎えに上がることができます。なお、別の待ち合わせ場所や時間が良い方はご相談ください(1月10日追記)

 

解散場所と帰着時刻

21日(日)、23日(火)ともに以下の便に乗れるように出雲空港まで戻ります(おそらく早めに空港に着くと思いますが、ご了承ください)

出雲空港19:30発 羽田空港20:45着 JAL286便

※これの1本前は難しいため、これしかありません。

 

主な探訪箇所

 日によってはまだ増えます。

 リクエストも歓迎します。

 1日目と2日目の中、あるいは3日目と4日目の中で探訪順が入れ替わることがあります。

 ※前半と後半の両方に参加される方は、後半初日の午前中は時間を持て余すことになると思うので、どこかにご案内します(ホテルでゆっくりしたいという場合は無理強いはしません)。

 

【1日目・4月20日(土)】

 


出雲大社

 出雲に来たら出雲を代表する神社への参拝は欠かせません。

 

 


島根県立古代出雲歴史博物館

 古代出雲について紹介した博物館で、古代出雲大社の社殿の想定復元モデルの展示があり、出雲国風土記に関する展示解説も豊富。国宝である荒神谷遺跡の銅剣と加茂岩倉遺跡の銅鐸の実物が展示してあり、358本の銅剣に関しては、金ぴかの復元品も一緒に並べてあり圧巻です。なお、あまり注目されている感じはしませんが、出雲の縄文時代についても分かりますよ。
 ミュージアムショップは書籍類も充実しており、過去の展示図録も販売されているため、そういうのが好きな方は予算をふんだんに準備して臨みましょう。何度訪れても楽しい博物館です。
 探訪時は、企画展「誕生、隠岐国」が開催中です。4月の休館日は2日と23日。

 
加茂岩倉遺跡出土の銅鐸(実物)
 
荒神谷遺跡出土の銅剣(実物)

 

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今市大念寺古墳

 後期の前方後円墳で、出雲では山代二子塚古墳と並び最大級の古墳。石室内の見学が可能で、石室自体も大きいですが、巨大な家形石棺が安置してあり、石棺内に入ることができます。石棺内は宴会ができるくらい広いですよ(しませんが)。

 
 
 

 

46
上塩冶築山古墳

 こちらも今市大念寺古墳と同じく、石棺内に入ることができる大変貴重な古墳です。

 
石棺内の様子
石棺内から外を見る

 

15
上塩冶地蔵山古墳

 終末期の円墳。横穴式石室が見学できます。

 


西谷3号墓

 出雲で弥生墳丘墓といえば「四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)」です。呼び名が長いので地元では「よすみ」と呼んでいます。よすみが集まった西谷墳墓群は、現在「西谷墳墓群史跡公園 出雲弥生の森」として整備されていて、公園内では、1号墓、2号墓、3号墓、4号墓、6号墓が見られ、近くの三谷神社の境内には9号墓があります。

 3号墓は、西谷墳墓群形成の端緒となったよすみ。弥生後期後葉(草田3期)に、第4主体部が初葬となり、つぎに第1主体部に埋葬が行われました。3号墓の被葬者は、吉備の楯築墳丘墓の被葬者と同じ時代に生きた人です。

西谷3号墓

 主体部の表示があります。詳しくは、出雲弥生の森博物館の展示を見ていただきつつ説明します。

 

 


西谷2号墓

 3号墓につづいて築造されました。こちらは、築造当初の姿に近づけるため、貼石も復元されています。

 

 墳丘内は展示施設になっています。

 


西谷9号墓

 西谷墳墓群のよすみの中で最大規模を誇り、現状は三谷神社の社殿が載っています。4つの突出部のなかで、社殿奥左側の突出部のみ藪の中にその姿を見ることができるます。築造時期を決定する遺物の出土はありませんが、西谷墳墓群の首長墓の中では最後の築造と推定され、その時期は2世紀末だと考えられています。境内にはとても詳しい説明板が設置してあり、地元の方の古代出雲への熱い思いを感じます。

 

 


出雲弥生の森博物館

 西谷墳墓群について詳しく解説しているほか、出雲の古代史の全容がわかるようになっています。パンフレットなどの資料も沢山いただけます。火曜休館。

 
 

 

【2日目・4月21日(日)】

 


荒神谷遺跡

 1984年に358本の銅剣が発見され、古代出雲の凄さが神話や文献だけでなく考古遺物によって具体的に証明された記念すべき遺跡です。発掘現場は対岸のデッキから見学できるようになっています。
 ※少し前まで整備中でブルーシートに覆われていましたが、今は整備が終わって見られます。

 
 

 


荒神谷博物館

 火曜休館。令和6年1月31日まで休館中。その名の通り、荒神谷遺跡について詳しく紹介した博物館。荒神谷遺跡が発見された経緯や、最初の発掘の時のフィーバーぶりなどを紹介したビデオを見ることができて必見です。書籍を始めとしてグッズも販売する小さなミュージアムショップもあります。

 
 

 


加茂岩倉遺跡

 荒神谷遺跡での世紀の大発見から12年後の1996年、今度はこの地で道路建設中に銅鐸39個が見つかり、出雲の古代史への注目度がさらに高まりました。荒神谷遺跡と並んで弥生時代の出雲における二大青銅器遺跡です。
 現地では発見当時の状況をレプリカを使って再現しています。

 

 


加茂岩倉遺跡ガイダンス

 展示されている銅鐸はレプリカですが、古代出雲歴史博物館よりも落ち着いてディテールを鑑賞することができます。遺跡発見時のビデオは必見。火曜休館。

 
AICTで2022年5月に探訪した時の様子

 

24
岡田山1号墳

 6世紀後半に築造された小型の前方後方墳。有名な「額田部臣」の銘文のある大刀が見つかった古墳です。当該大刀は、展示学習館で見ることができます。

 

 石室内の見学は可能なはずですが、万一見られなかった場合はご了承ください。

 
 

 

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岡田山2号墳

 岡田山1号墳の隣にあり、見学者はどうしても1号墳に気持ちが行ってしまいますが、なにげにこの2号墳も凄いです。築造時期が前期末から中期初頭とされ、その時期に大型の円墳が築造されているというのは、古代出雲を考える上で示唆に富みます。

 

 


島根県立八雲立つ風土記の丘 展示学習館

 火曜休館。

 
 
「額田部臣」銘入り大刀
有名な「見返り鹿」埴輪

 

94
山代二子塚古墳

 今市大念寺古墳と2メートルの差しかありませんが、こちらが出雲最大の古墳です。興味深いのは、出雲最大の古墳が前方後方墳であることで、しかも6世紀の築造の前方後方墳というのが非常に独特です。こういうところが出雲の面白いところでもあります。

 
AICTで2022年5月に探訪した時の様子

 墳丘は大きく破壊されてしまったため、それを逆手にとって整備の際に墳丘内に土層見学施設を作ってしまいました。素晴らしいアイディア。

白線は横穴式石室の位置を示している

  

42
大庭鶏塚古墳

 西側と南側の2辺に造出を備える珍しい方墳です。大きさも比較的大きめ。

 

 

43×45
山代方墳

 
 

 


ガイダンス山代の郷

 出雲独特の石棺である向山1号墳の石棺式石室の実物大模型が置かれており、出雲の石棺について詳しく知ることができます。その他、解説パネルで古墳や各遺跡の知識を得られます。

 
AICTで2022年5月に探訪した時の様子

 

【3日目・4月22日(月)】

※3日目と4日目に関しては、下記の探訪箇所は私自身の考えに加えて、お客様からのリクエストが多く盛り込まれています。基本的にはお客様のリクエストを優先したいため、熟考の末、私自身が考えた場所を割愛することがあります。

 

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国富中村古墳|出雲市

 未盗掘の終末期古墳。残念ながら石室に入ることはできませんが、著名な古墳なので地形だけでも確認しておきましょう。

 


稲佐の浜(屏風岩)|出雲市

 稲佐の浜には、大国主が高天原から派遣されてきたタケミカヅチを迎えて交渉に及んだ屏風岩があります。交渉の結果、大国主は天孫族に国を譲り政治の舞台から降りることになりました。

バスの中から撮った写真しかなくてごめんなさい

 


薗の長浜|出雲市

 八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)が国引きをした際に島と島とを結んだ綱が薗の長浜(長浜海岸)です。

 


日御碕神社|出雲市

 『出雲国風土記』に「美佐伎社」として現れる神社。御碕神社は、上の宮・神の宮と下の宮・日沉宮(ひしずみのみや)の総称。神の宮の祭神はスサノオで、 日沉宮の祭神はアマテラス。この祭神を見ると、律令時代以降に決まったことだと思わますが、それ以前の古代出雲王国の時代、一体この場所には何があったのでしょうか。現在の神社に惑わされず、もう一段深く掘り下げて考えてみましょう。

 


出雲日御碕灯台|出雲市

 明治36年に設置された石造灯台で、海面から灯塔の灯火までは63.3m、地上から塔頂までは、43.65mあり、石造灯台としては日本一高いです。国の重要文化財に指定されています。

 


猪目洞窟|出雲市

 『出雲國風土記』記載の「黄泉の穴」といわれている洞窟で、縄文時代から古墳時代にかけての洞窟遺跡です。
 ※現在、大雨による土砂災害で道路が寸断されており迂回が必要なため、場合によっては割愛します。

 


韓竈籠神社|出雲市

 『出雲国風土記』記載の「韓銍社(からかまのやしろ)」とされており、延喜式内社です。カラカマの「カマ」は、溶鉱炉を意味するとの説があり、神社奥には古くから産銅地帯が展開しています。境内にある岩船と呼ばれる大岩は、スサノオが新羅から渡ってきた際に乗ってきた船といわれています。

 


伊那西波岐神社|出雲市

 いなせはぎじんじゃ。出雲大社摂社。『出雲国風土記』記載で、延喜式内社。祭神の稲背脛命(いなせはぎのみこと)は、天穂日命(あめのほひのみこと)の御子神です。国譲りの交渉の際、大国主の子・事代主は美保関に猟漁に行っており、大国主は稲背脛命を使いして事代主を呼び戻しました。

 


隠丘神社|出雲市

 かくれだけじんじゃ。日御碕神社の神の宮の元宮とされています。出雲の国を造ったスサノオが、根の国(黄泉国)で「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占ったところ、柏葉は隠丘神社背後の隠ヶ丘に舞い落ちました。その後、スサノオ五世の孫である天葺根命(あめのふきねのみこと)がスサノオを奉斎しました。

 

【4日目・4月23日(火)】



女夫岩遺跡|松江市

 巨石が立ち並ぶ古代祭祀場で、今でも信仰の対象です。地元では『出雲国風土記』記載の「猪石」はこれではないかと言われています。

 



出雲玉作跡|松江市

 古墳時代前期から平安時代にかけて大規模な玉作りが行われた遺跡で、玉作り工房跡が約30棟検出されました。出雲は古墳時代半ば以降、全国的に見ても有数の玉製品の生産地となりますが、その出雲の中でも中心的な役割を担っていたのがこの遺跡です。

 


出雲玉作資料館|松江市

月曜休館。

 


鉄の歴史博物館|雲南市

月曜休館。



権現山洞窟住居跡|松江市

 縄文時代後期から晩期にかけての洞窟遺跡。



穴神横穴墓群|安来市

 

45
古曽志大塚1号墳|松江市

 5世紀に築造されたやや大型の円墳です。

 

45.5
古曽志大谷1号墳|松江市

 5世紀後半に築造された前方後方墳。古墳の丘古曽志公園内で積極的復元がなされ、葺石と円筒埴輪で装飾された姿を見ることができます。

 


田和山遺跡|松江市

 


茶臼山(神名樋山)|松江市

 『出雲国風土記』に神名樋野(かんなびぬ)と記された標高171.5mの山。古代から信仰され、中世には山城としても使われ、曲輪や堀切などの遺構が残っています。ゆっくり登りましょう。
 ※天候状況によっては割愛するかもしれませんがご了承ください。 

 

参加費

前半の2日間、お一人様40,000円
後半の2日間、お一人様40,000円
両方参加の場合、お一人様70,000円

 

キャンセル料と発生時期

キャンセル料発生日は、前半・後半とも1月20日で、上述の参加費の半額とさせていただきます。
前日・当日のキャンセルは、上述の参加費の全額とさせていただきます。

 

催行人員

最少は2名様、最大は5名様

 

参加予定メンバー(2月5日現在)

<前半戦>

・マッチさん
・ナホミさん

以上、女性2名様(残席3名様)

<後半戦>

・みっきぃさん
・おおくみさん
・まだらさん

以上、女性3名様(残席2名様)



※ニックネームを教えていただいた方のみ掲示します。




「【古墳と出雲国風土記の世界】4/20~23【2or4日連続】出雲の古代史」への2件のフィードバック

  1. 出雲前半、参加希望します。これで催行決定ならばフライトてはいにかかります。

    1. 井上ナホミさん

      続けて出雲の前半戦もお申込みありがとうございます。
      飛行機は上記の便を手配して大丈夫ですのでのよろしくお願いいたします。

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