講座概要
山口県の古代は、東側の吉備や出雲勢力と西側の北部九州勢力に挟まれて、あまりパッとしない印象がありますが、有名な土井ヶ浜遺跡や、海を見下ろす古墳など、素敵な古代遺跡が豊富な場所です。
2世紀の時点では、吉備や出雲がとくに優勢でしたが、依然として北部九州も大きな勢力を保っていました。山口県はちょうど両勢力の緩衝地帯ともいえる地域ですが、邪馬台国時代あるいはその登場前夜、山口県域にはどのような政治勢力があって、どのような動きをしたのか、そしてヤマト王権発足後にはどういう立ち位置にあったのか、そういったことも探っていきましょう。
なお、せっかくなので中世大内氏関連の日本続100名城選定の城跡なども少し歩きたいと思いますが、コンテンツの比重は古代史の方に置きますのでその点はご了承ください。
※季節柄、雪の状態によっては探訪できない箇所が発生する可能性がありますが、その点はご了承ください。
※本現地講座は自動車を使用します。
本講座のテーマ
AICTの掲げるテーマの内、本講座は主として「◎」に該当します。
旧石器時代 | 日本人のルーツと列島文化の始まりを探る | |
縄文時代 | 土器と土偶を楽しもう・列島各地の多様な縄文文化に触れる | |
◎ | 弥生時代 | 列島各地における国ぐにの発生と邪馬台国の謎を追う |
◎ | 古墳~飛鳥時代 | リアル日本書紀・ヤマト王権の確立と古代国家成立への軌跡を探る |
◎ | 古墳~飛鳥時代 | 列島各地の古墳をめぐろう・諸国古墳探訪 周防・長門編 |
奈良~平安 | リアル続日本紀・列島各地に残る律令国家を見る | |
◎ | その他 | 中世大内氏 |
開催日
2024年1月26日(金)~28日(日)
集合場所と出発時刻
山口宇部空港
羽田空港から乗ってくる方は、以下のいずれかの便に乗って来てください。
・ANA3811(全日空) 羽田07:25 → 山口宇部09:15
・JAL291(日本航空) 羽田07:30 → 山口宇部09:20
空港に到着後、トイレなどを済ませて空港レンタカー受付カウンターの前においでください。
便が遅れたりしない限りは、目安としては9時40分に出発します。
※新幹線にて往復したい方は調整させていただきますのでご相談ください。
宿泊場所
1泊目:下関駅近くでお取りください
2泊目:徳山駅近くでお取りください
解散場所と帰着時刻
山口宇部空港
帰りの飛行機は以下のいずれかの便をお取りください。
・JAL486(日本航空) 山口宇部19:15 → 羽田20:40
・ANA540(全日空) 山口宇部20:15 → 羽田21:45
主な探訪箇所
※以下は必ず訪れる場所です。
90
柳井茶臼山古墳|柳井市
綺麗に整備された前期の前方後円墳で、海が望める素敵な立地です。大きさは県内3位。


120
白鳥古墳|平生町
山口県最大の前方後円墳。柳井茶臼山古墳もそうですが、ヤマト王権が瀬戸内海沿いに与党を増やしていった過程を追うことができる古墳です。

平生町歴史民俗資料館|平生町


45
大日古墳|防府市
横穴式石室に入ることができます。

土井ヶ浜遺跡|下関市


土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム|下関市



綾羅木郷遺跡の墳丘墓|下関市

75
仁馬山古墳|下関市

39.7
若宮古墳|下関市


忌宮神社(豊浦宮跡・長門国府跡推定地)|下関市
仲哀天皇が熊襲を討つために滞在した豊浦宮跡と伝わっています。長門国の二宮。
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下関市立考古博物館|下関市



石城山神籠石|山口市
弥生時代から古墳時代後期までの墳墓群。弥生時代の集団墓から古墳時代の特定個人のための墓への変化の過程を一か所で見ることができます。公園として整備されています。

石城山神籠石|光市
神籠石系と呼ばれる古代山城跡。山の上までは車で行けます。結構広いので、当日のコンディションや参加者の状態を見て、無理のない範囲を歩きます。
壇ノ浦古戦場跡|下関市
あまりにも史的に有名なため寄ります。


大内氏遺跡 附 凌雲寺跡|山口市
中世大石氏の拠点である大殿大路(大内氏館跡)、上竪小路(築山跡)、上宇野令(高嶺城跡)、中尾(凌雲寺跡)の4か所。館跡・高嶺城跡は続日本100名城です。
参加費
2名様参加の場合 65,000円
3~5名様参加の場合 60,000円
キャンセル料と発生時期
キャンセル料発生日は、開催2ヶ月前の11月26日で、30,000円とさせていただきます。
※飛行機使用の現地講座の場合、キャンセル発生後に再募集をする際に、あまり催行日に近いとお客様のチケット購入が難しくなり、お申し込みができなくなる恐れがあるため。
催行人員
最少は2名様、最大は5名様
参加予定メンバー
1名様検討中
※ニックネームを教えていただいた方のみ掲示します。
参加申し込み
以下のフォームからお問い合わせ、あるいはお申込みをください。また、本ページのコメント欄からでも、すでに稲用のメールアドレスや電話番号をご存じの方は、そちらからでも構いません。