2022年のGWは、9泊10日で九州一周の下見旅行に行ってきました。
といっても、初日と最終日は飛行機の関係で移動日になってしまったため、実質的には8日間の探訪です。
福岡空港に降り立ち、レンタルした軽自動車をずっと一人で運転して、九州を反時計回りして博多に戻ってきたときには走行距離は2,050㎞を越えていました。
九州島内は今までも何度か運転したことがあり、福岡から鹿児島・宮崎まで運転したこともあるため距離感覚は掴んでおり、自分の中ではそれほど広いという印象が元々なく、実際に運転した感じでもそれほど大変ではなかったですよ。
福岡県内の遺跡は今までも散々見ているため今回はカットして、佐賀県内での宿泊もありませんでしたが、佐世保、長崎、熊本、鹿児島、宮崎の都井岬、延岡、大分に宿泊し、それぞれの街ではご当地の美味しいものも食べてきました。
例えば、偶然立ち寄った松浦鉄道の「たびら平戸口駅」の構内で食べたちゃんぽんも美味しかったなあ。
駅にはたまたま団体列車が到着しました。
長崎では高速道路を走行中に仮面ライダーと遭遇し、最初は我が目を疑いましたが、子供の頃の憧れである仮面ライダーと一緒に高速道路を走れるなんて、もしかしたらこれが今回の旅でもっとも嬉しかったことかもしれません。
都井岬のお馬さんも可愛くて、動物好きとしてはもっと長く居たい気持ちでした。
東横インマニアとしては、東横インとしては日本で一番の高層ビルである「熊本駅前」に泊まったのも良い思い出になりました。
東横インらしからぬエレベーターのボタンの数。
探訪のテーマの一つは、九州の旧石器文化や縄文文化を知ることで、とくに南九州の場合は火山の噴火との関りが強いためそれを勉強しつつ、ホモサピエンスではない人びとの遺跡の可能性がある場所も何か所か訪れました。ただ、肝心の石器が実見できなかったりして旧石器時代に関しては今一収穫が無かった感じですが、縄文に関しては、念願だった佐賀県の東名遺跡や長崎県の福井洞窟ミュージアム、それに鹿児島県の上野原遺跡にも行けたので嬉しかった。
古墳に関してはいつもと同じで、各地の代表的な古墳はなるべく見るようにしました。良い古墳に沢山巡り合えましたよ。
大分県大分市・亀塚古墳
他のお墓関連では今回はとくに南九州の隼人との関連が話題にされる地下式板石積石室墓について知ることも目的の一つで、鹿児島県の横岡古墳公園で見ることができたときは感動しました。
国分寺跡や国府跡に関しては、九州の場合、筑前・筑後・肥前以外は未踏だったため可能な限り訪れるようにしましたが、豊前だけが時間が無くて行けなくて残念。九州の国分寺跡は軒並みあまり積極的な遺跡整備がされていない印象がありますが、豊後国は比較的見ごたえがありましたよ。
8日間で100か所くらいめぐり、懸案となっていた遺跡や施設に関しては、多くの場所に訪れることができてとても勉強になりましたが、時間の関係で今回行けなかった場所もありますし、新たに発見して行ってみたいと思ったスポットも多くありますので、またいずれ探訪しようと考えています。