15.8
山の神古墳
赤門上古墳の次は、山の神古墳へ向かいます。
住宅地内には古墳の方向を示すサインが要所要所に立っているため、地図を見なくても古墳めぐりができる程です。
ありました。
あれが山の神古墳でしょう。

古墳の前から南側の眺望。

説明板がありました。

そしてさらに詳しい説明板。

新しい説明板によると、径15.8mの円墳で、発掘調査は行われていないものの、見つかった須恵器片により6世紀半ばから後半ごろの築造の可能性が高いということです。
では、墳丘に登ってみます。

横穴式石室の存在が想定されていますが、地表面からはそれらしい形跡は分かりません。
こんな小さな古墳に横穴式石室が造れるのか不思議に思う方もいるかもしれませんが、16m近くあれば十分に造れます。ただ、現状の墳丘の高さは石室を造るには低いように思えます。
墳頂には山の神が祀られているということですが、祠というよりブロックが積まれて祠風になっています。
墳頂から北方向には、この後行く稲荷山古墳の森が見えます。

南方向にはさきほど訪れた赤門上古墳の森が見えます。

なるほど、説明板に書かれている通り、今見ると各古墳は独立した山の頂にあるように見えますね。往時は、尾根続きだったのですが、辛うじて3基の古墳だけ残ったというわけです。
小さいですけど良い古墳でした。

今日は古墳めぐりには最高のコンディションで快適に歩けます。
では、稲荷山古墳へ向かいますよ。
稲荷山古墳