最終更新日:2024年9月6日
※写真はすべて稲用が撮影しました
※写真はなるべく文様がよく見えるように明るめに補正していますので、実物とは色味が違うことがあります
※展示ケースの反射で余計なものが写り込んでいるものがあります
※今一ピンが甘いものがあります
※撮影禁止のものは写していないつもりですが、万が一掲載不可のものがあったらお知らせください
※型式を始めとして説明文におかしな点がありましたらご教示ください
※紹介した遺物が現在その施設で展示されているとも限らないのでご注意ください
※各写真はクリックで拡大します
黒浜式土器
十三菩提式土器
標式遺跡は、神奈川県三浦市の諸磯貝塚です。
前期後半の関東地方と中部地方で栄えた土器文化で、中期のバブリーな土器の前段階のまだ地味な印象のものが多いですが、洗練された美しさが光る土器もあります。
諸磯式土器では、それまでの羽状縄文とは別れを告げ、竹のようなものを半裁した施文具によって、平行沈線や爪形文によって施文します。諸磯式は、a、b、cと細分化されており、存続期間も長いためか、関東地方各地の博物館などでよく見かける型式です。
諸磯式土器文化圏では、まだ前期ということもありますが、それほど土偶を造っていません。
キャプション情報
タイトル:縄文土器 深鉢
出土地:多摩市TN No.753遺跡
土器型式:諸磯式
東京都埋蔵文化財センター
2022年5月14日撮影
キャプション情報
タイトル:縄文土器 深鉢
出土地:八王子市TN No.205遺跡
土器型式:諸磯式
東京都埋蔵文化財センター
2022年5月14日撮影
キャプション情報
タイトル:縄文土器 深鉢
出土地:稲城市TN No.480遺跡
土器型式:諸磯式
東京都埋蔵文化財センター
2022年5月14日撮影
キャプション情報
タイトル:
出土地:長野県茅野市下ノ原遺跡
土器型式:記載なし
尖石縄文考古館
2024年8月20日撮影
茅野市役所前のオブジェの元になった土器です。
キャプション情報
タイトル:浅鉢形土器(諸磯式土器)
出土地:東京都北区七社神社前遺跡
土器型式:諸磯式
北区飛鳥山博物館
2023年1月25日撮影
このような文様は、入組木の葉文(いりくみこのはもん)と呼ばれるもので、諸磯式土器に特有な文様。
上の土器は、篠竹のような植物を縦に半分に切って、その先端で二重線を引きつつ押し付けるようにして爪形の文様を描いている。
下の浅鉢も同じく、入組木の葉文だが、上の土器とは文様の付け方が異なり、こちらは二重線を
引くときに断面を押し付けておらず、木の葉文の内側にも文様を付けている。
この2つの浅鉢は、土壙墓に副葬品として添えられていたもので、壁際に割られた状態で置かれていたが、副葬品の浅鉢の場合は、ほぼパーツが揃っていることが特徴で、上のようにきれいに接合できる。
キャプション情報
タイトル:縄文土器 浅鉢
出土地:八王子市TN No.174遺跡
土器型式:諸磯式
東京都埋蔵文化財センター
2022年5月14日撮影
キャプション情報
タイトル:縄文土器 浅鉢
出土地:八王子市TN No.420遺跡
土器型式:諸磯式
東京都埋蔵文化財センター
2022年5月14日撮影
目次へ戻る(目次は作成中)