最終更新日:2024年9月22日
※写真はすべて稲用が撮影しました
※写真はなるべく文様がよく見えるように明るめに補正していますので、実物とは色味が違うことがあります
※展示ケースの反射で余計なものが写り込んでいるものがあります
※今一ピンが甘いものがあります
※撮影禁止のものは写していないつもりですが、万が一掲載不可のものがあったらお知らせください
※型式を始めとして説明文におかしな点がありましたらご教示ください
※紹介した遺物が現在その施設で展示されているとも限らないのでご注意ください
※各写真はクリックで拡大します
五領ヶ台(ごりょうがだい)式土器の標式遺跡は、神奈川県平塚市の五領ヶ台貝塚です。関東・甲斐・南信の八ヶ岳西麓地域における中期の一番初めの土器型式です。新地平編年によると、存続期間は90年ということもあり、博物館などでもあまり見かけません。元の状態まで接合できたものがあったら比較的レア土器ですよ。
浅鉢はまだ見たことがありませんが、内面口縁部に文様帯があるそうです。
五領ヶ台式土器の次は、上述した地域内で東関東には阿玉台式土器が生まれ、それ以外の地域では勝坂式土器の元になる狢沢式土器が生まれ、関東は分裂時代に突入します。
キャプション情報
タイトル:深鉢形土器
出土地:さいたま市南区別所遺跡
土器型式:五領ヶ台式
土器の館
2024年8月1日撮影
キャプション情報
タイトル:深鉢(五領ヶ台式)
出土地:神奈川県平塚市原口遺跡
土器型式:五領ヶ台式
神奈川県埋蔵文化財センター
2022年2月12日撮影
キャプション情報
タイトル:深鉢形土器
出土地:山梨県北杜市大原1遺跡
土器型式:五領ヶ台式
北杜市考古資料館
2022年7月30日撮影
キャプション情報
タイトル:深鉢形土器
出土地:山梨県笛吹市釈迦堂遺跡
土器型式:五領ヶ台式
釈迦堂遺跡博物館
2024年8月21日撮影
キャプション情報
タイトル:五領ヶ台式土器(縄文時代中期初頭)
出土地:千葉県成田市村田居山遺跡
土器型式:五領ヶ台式
成田市下総歴史民俗資料館
2024年6月16日撮影