最終更新日:2024年12月25日
※写真はすべて稲用が撮影しました
※写真はなるべく文様がよく見えるように明るめに補正していますので、実物とは色味が違うことがあります
※展示ケースの反射で余計なものが写り込んでいるものがあります
※今一ピンが甘いものがあります
※撮影禁止のものは写していないつもりですが、万が一掲載不可のものがあったらお知らせください
※型式を始めとして説明文におかしな点がありましたらご教示ください
※紹介した遺物が現在その施設で展示されているとも限らないのでご注意ください
※各写真はクリックで拡大します
榎林(えのきばやし)式土器の標式遺跡は、青森県七戸町の榎林貝塚で、今は世界遺産となった二ツ森貝塚のことです。
榎林式土器は、長らく円筒土器が繫栄した北東北において、南東北の大木式土器の影響を受けて成立した土器で、大木8b式土器と併行です。
榎林式土器とこの次の最花式土器は、大木系土器と呼ばれ、もはや円筒土器とは呼ばれなくなってしまいました。
大木8b式土器と同様、胴部が膨らみ、沈線で渦巻文や弧文を描いていますが、大木8b式土器が隆帯を併用するのと違い、榎林式土器では胴部に隆帯は使わず、縄文の上に沈線のみで施文しています。その辺が北東北の縄文人の拘りだったのでしょうか。
キャプション情報
タイトル:榎林式土器
出土地:記載なし
土器型式:記載なし
縄文住居展示資料館カルコ
2022年7月15日撮影
キャプション情報
タイトル:縄文土器
出土地:三内丸山遺跡
土器型式:記載なし
さんまるミュージアム
2022年7月16日撮影
キャプション情報
タイトル:榎林式土器
出土地:記載なし
土器型式:榎林式
青森県埋蔵文化財調査センター
2022年7月16日撮影
キャプション情報
タイトル:榎林式の土偶
出土地:風間浦村古野(2)遺跡
青森県埋蔵文化財調査センター
2022年7月16日撮影
キャプション情報
タイトル:榎林式の土偶
出土地:西目屋村水上(2)遺跡遺跡
青森県埋蔵文化財調査センター
2022年7月16日撮影
キャプション情報
タイトル:榎林式の土偶
出土地:西目屋村水上(2)遺跡遺跡
青森県埋蔵文化財調査センター
2022年7月16日撮影
榎林式期の土偶とは明記されてはいないが榎林式期か?
参考資料
・『縄文土器の研究 普及版』 小林達雄/著