最終更新日:2025年1月27日
※自治体ごとに示し、自治体の並び順は五十音順です。
※一覧の見方に関しては、こちらをご覧ください。
目次
阿南市

加茂宮ノ前遺跡
阿南市加茂町宮ノ前
縄文後期から弥生中期に集落内にて水銀朱を生産しており、その規模は国内最大。また、弥生中期後半から古墳前期初頭の竪穴住居からは国内最古級の鉄器の生産を行った鍛冶炉が複数確認されている。
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若杉山辰砂採掘遺跡
阿南市水井町
弥生終末から古墳初頭にかけてがピークの辰砂採掘遺跡。遺跡は太竜寺北側の若杉山の標高140~170mの山腹斜面に展開。1984年からの徳島県博物館による発掘調
査で、石杵・石臼や辰砂の原石が大量に見つかったことにより、この地で辰砂の原石を元に朱に加工していたことが分かった。時代的には列島各地の古墳で朱の需要が高まった時期である。
「祝国指定史跡」の大きな看板に遭遇したら、そこからは阿波遍路道を徒歩で向かう。20分ほど歩くと説明板の場所にたどり着く。実際の遺跡は説明板から川を挟んだ対岸。
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阿波市
40
土成丸山古墳
どなりまるやまこふん
徳島県内では珍しく平野部にある古墳。
駐車場はないが、古墳の前に車1台は突っ込める。ただし、交通量が多い時は注意。
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板野町




縄文土器の展示もあるが、弥生土器のラインナップが凄い。朱に関する展示も豊富。
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小松島市

弁慶の岩屋古墳
小松島市芝生町大嶽
終末期(あるいは後期後半)の古墳で、封土が流出して横穴式石室が露出している。そのため、墳形や規模は不明。横穴式石室の全長は10.6mで、県内有数の規模を誇る。
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徳島市
37.5
宮谷古墳
みやたにこふん
以前は4世紀初頭の築造と考えられていたが、最近では3世紀後半、徳島県内の前方後円墳としては最古級と考えられている。後円部は2段築成、二重口縁壺形土器が並べられ、葺石を伴う。前方部先端付近で三角縁神獣鏡が3面出土した。主体部は竪穴式石槨の中に木棺。
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46
奥谷1号墳
気延山古墳群


気延山古墳群の一基。4世紀後半に築造された徳島県で唯一の前方後方。盛土によって構築。円筒埴輪が並べられていた。主体部は不明。説明板なし。
円筒Ⅱ式。
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105
渋野丸山古墳
5世紀中頃に築造された墳丘長105mの大型前方後円墳で、徳島県では最大、四国では2番目の規模を誇る。丘の上ではなく、平野部に存在する。墳丘は3段築成で造出を設け、葺石を施し、盾形の周堀を備え、多くの埴輪が立て並べられており、ヤマトの前方後円墳とそっくりな構造。
隣の讃岐を含め、4世紀までは在地色の豊かな個性的な古墳が造られていたが、中期になるとこのようなヤマトのフォーマットに則った古墳が造られるようになる。主体部不明。
墳丘は竹林になっており、夏場の探訪はお勧めできない。今後整備予定。
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17.5
矢野の古墳
気延山古墳群
気延山(きのべやま=212.3m)には、約200基からなる気延山古墳群があり、本古墳はそのうちの一基。6世紀末から7世紀初頭の築造で、径17.5mの円墳。全長11.5mの横穴式石室は、羨道、前室、玄室からなる複室構造で、玄室は両袖式、奥壁に巨石を使っている。
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城山1号墳
気延山古墳群

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城山2号墳
気延山古墳群

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八倉比売神社1号墳
八倉比売神社の社殿の裏には2基の古墳があり、八倉比売神社古墳群と呼ばれている(気延山古墳群に内包される)。
平成4年に測量調査がされており、社殿に近い方が1号墳で、推定径35mの円墳。徳島県で3番目に大きい円墳となる。
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大御和神社(阿波国府跡推定地)
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徳島市立考古博物館
徳島市国府町西矢野10-1
088-637-2526
9:30~17:00(16:30)
月曜休館


徳島市内の遺跡から出土した遺物が展示してあり、渋野丸山古墳出土の埴輪や、気延山古墳群出土の須恵器、装飾品などを展示している。
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旧石器時代から近代までの歴史展示や動植物・恐竜、地質など、13のブースに分けて展示している非常に見ごたえのある博物館。2021年8月に常設展をリニューアル。考古遺物としては、古墳関係以外には徳島県らしく銅鐸などの青銅器の展示が豊富。
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徳島県立鳥居龍蔵記念博物館
徳島県立博物館の隣にある施設。
鳥居龍蔵は、明治3年(1870)に生まれ、昭和28年(1953)に没。
徳島の裕福な家に生まれたが、学校に馴染めず不登校となり、学歴は小学校卒業。ただし、のちに大学教授になっている。若い頃に坪井正五郎の知遇を得て、ろくな交通手段がない時代に、国内のみならず、台湾・朝鮮・樺太・千島・中国大陸各地を踏査。関東大震災で焼け野原となった都心でここぞとばかりに当時珍しかったカメラを担いで古墳の調査をしまくったのは有名な話。大人になってからは貧困生活の連続だったが、独学で物凄い業績を残し、後輩の学者たちに多大な影響を与えた研究者である。
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【食事】食事処 うどん 久米
徳島市丈六町西内10-8
088-645-1139
お隣の讃岐はうどんで有名だが、徳島のうどんも美味いのだ。


鳴門市
26
萩原2号墓
鳴門板野古墳群
現況では形状が分からなくなっているが、3世紀初頭に築造された弥生墳丘墓。邪馬台国時代の阿波の有力者の墓で、もしかしするとこの被葬者の系譜の人物がヤマト王権設立に関与して、ホケノ山古墳に埋葬されたのかも知れない。
古墳入口に車を停められるスペースがあるが、そこへ行くには軽自動車以外では無理。運転が苦手な方でも、JAFに加入している方はチャレンジする価値がある。
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天河別神社
あまのかわわけじんじゃ

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26
天河別神社2号墳
鳴門板野古墳群

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41
天河別神社3号墳
鳴門板野古墳群

円筒Ⅲ式。
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42
天河別神社4号墳
鳴門板野古墳群

42m(DB)
前方後円墳説あり
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54
大代1号墳
鳴門板野古墳群
道路建設により破壊される運命だったが、史的重要性から道路は切り通しでなくトンネルとなり、古墳は守られた。
墳丘近くに行ける日は毎年一度しかなく、ある意味到達難易度が非常に高い。それ以外の日は、墳丘に登る階段入口の扉に鍵がかかっている。
なお、墳丘長54mは徳島県内で5位。
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22
大代2号墳
鳴門板野古墳群

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15
大代3号墳
鳴門板野古墳群

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東みよし町
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37
丹田古墳
たんだこふん
東みよし町西庄加茂山253
車で山道を登っていくと不安になるかもしれないが、古墳の前に車を停められるスペースがあるので安心して登って大丈夫。
説明が石碑に掘られており読みづらい。
竪穴式石槨は以前は見学できたようだが、現在はほとんど崩落状態で無理して入るのは危険。
地元では「天空の古墳」と呼んでおり眺望が素晴らしい。
前方後方墳説もあったが、前方後円墳のようだ。
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長善寺

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丹田古墳から出土した遺物が展示してある。
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【鉄道】JR徳島線
JR徳島線の三加茂駅は、東みよし町立歴史民俗資料館のすぐ近くにあるので徳島線が見られるかも。

【食事】さぬきうどん いもとん家
三好市井川町西井川319-1
徳島県内にも美味しい讃岐うどんのお店がありますよ。住所は東みよし町ではなく三好市ですが、車であれば丹田古墳や歴史民俗資料館から近いです。


【食事】うどんの穂
東みよし町昼間785-1
0883-79-5445
丹田古墳や歴史民俗資料館から車で近い場所にある「うどんの穂」もおすすめ。牛肉おろしうどんは最高で、おでんも美味しいので食べてみよう。ただし、定休日には注意。


美馬市