沙弥千人塚|香川県坂出市【AICT開催レポート】第193次現地講座「四国最大の前方後円墳・富田茶臼山古墳と前期積石塚ワールド」その1

 ※沙弥千人塚の場所について早急に知りたい方は、本ページ中のこちらをお読みください。

 

往路

 普通であれば、四国へは飛行機で行くのが良いのですが、今回は敢えて新幹線の岡山駅集合にしました。

 私はいつもの通りお客様よりも少し早い、新横浜駅6時33分発の「のぞみ3号」に乗って現地へ向かいます。

 

 崎陽軒のシウマイ弁当をゆっくりと味わい、ついで読書に没頭しているとあっという間に岡山に着きました。

 私にとっては岡山もだいぶお馴染みの街になっています。

 レンタカーを借りてきたら駅の駐車場で待機。

 10時に改札口へ向かい、お客様をお迎えしてさっそく探訪開始です。

 岡山はインターチェンジまでが駅から少し距離があって、その間はあまりスムーズに車が動かないことが多いので、それを計算に入れる必要があります。

 さて、遠方に来ると探訪を開始して最初がランチということも多いです。

 今回は、瀬戸大橋を渡って讃岐へ向かいますので、その途中の与島パーキングエリアで食べます。

 

 与島は住所では香川県坂出市になります。

 香川県と言えば讃岐うどんですね。

 私はシラス丼とうどんのセット。

 

 こういう澄んだスープのうどんを食べると西に来たなと実感します。

 丼も美味しかったけど、うどんのスープがとくに美味かった。

 平日ということもあるせいか、PAは空いていて、スピーディーに食事がとれたので、これは本日の行程にとっては大きなアドヴァンテージとなります。

 食後は展望台へ。

 

 瀬戸大橋の四国側を見ると、最初の訪問地である沙弥島が見えます。

 

 ところで、天気予報によると、今朝台風が発生しました。

 明日からは荒天になりそうなので、行程を大きく変更して、雨が降ると探訪が困難になる個所を極力本日中に廻ろうと考えています。

 こういう臨機応変さは旅行会社のツアーでは考えられず、AICTの大きな強みでもあります。

 

 瀬戸大橋は2段構えになっており、上段は自動車で下段は鉄道です。

 

 以前、高松空港に行こうとしてダイバートして伊丹空港に降りた時は、高松目指して快速マリンライナーで瀬戸内海を渡りましたが、その際にはここを通っているんですね。

 正直、鉄道からだと車窓の風景は今一です。

 それでは、沙弥島へ向けて再出発。

 車だと眺望が素晴らしいですが、運転者はわき見をしてはいけませんよ。

 

 というわけで、坂出市の沙弥島にやってきました。

 まずは、沙弥千人塚を目指します。

 


金刀比羅神社

 沙弥千人塚を探して走っていると、気になる神社がありました。

 金刀比羅神社です。

 位置的には、沙弥千人塚はこの神社の裏手にあるので、もしかしたら境内から行けるかもしれない。

 試しに行ってみましょう。

 石段を登ると鳥居の向こうに巨石が見えました。

 

 うわ、でかい。

 

 絶妙なバランス。

 

 社殿。

 

 割ろうとして失敗した形跡のようです。

 

 残念ながら、境内から千人塚へは行けませんでしたが、面白い巨石が見れたので良かったです。

 では、車に戻ります。

 

 

14×16m
沙弥千人塚

 沙弥千人塚がある場所は、結論から言うと初めての人にとっては分かりづらい場所にありました。

 目指すものとしては、坂出市万葉会館です。

 これはビーチ側から見た図なのですが、建物の前から右側(南側)に見える森の方向へ行けばすぐに到達します。 

 

 つまりは、万葉会館の敷地内を歩いて南側に行くだけだったんですが、初めて行くと何の施設なのか分からず、人の姿もないので、敷地内には足を踏み入れづらい感じがするのです。

 ビーチに降りても古墳にはたどり着きませんよ。

 

 私たちはこの標識に惑わされました。 

 

 これが指し示す方向にはフェンスで囲まれた森があります。

 

 そのため、現在は入れなくなっているのかな?と思い、周辺をウロウロしても古墳らしいものはなかったため、別に動いていたメンバーに「諦めて戻りましょう」と電話をしたところ「見つけた」とのことでした。

 ちなみに、北側には聖宝理源大師堂があります。

 

 さて、再度万葉会館へ戻ると、小さな標識がありました。

 

 ただ、これは万葉会館の敷地内にあって見つけづらい。

 森の中に入るとあった!

 

 説明板を読んでみましょう。

 

 この遺跡は古墳群を形成しており、その中心となるのが千人塚と呼ばれている古墳です。

 説明板には前期あるいは中期の方墳とありますが、いろいろ調べてもあまり時期がはっきりしません(ご存じの方がいればご教示ください)。

 千人塚のスペックは、説明板に記されているほかに、坂出市のHPを見ると南北14m×東西16mで高さ2mの方墳とされます。

 

 二段築成で、それぞれの段築の裾には列石がめぐっているのが特徴です。

 

 

 列石は結構大きいので目立ちますが、その列石の間を埋めるような葺石らしきものは見えません。

 千人塚の周囲には、6世紀末から7世紀前半にかけて築造された7基の小墳(ほとんど埋葬施設のみのようなものもある)があり、5号墳のみ横穴式石室を備えます。それ以外にも弥生時代の墳墓もあるようです。

 それらの各遺構にもプレートが立っており、意外と親切で、坂出市のやる気を感じます。 

 

 ただ、本当にやる気があるのなら、ここに来るまでの案内を分かりやすくして欲しいですね。

 

 面白い遺跡なのでもったいないです。

 というわけで、沙弥千人塚はナイスな遺跡でした。

 万葉会館の前から眺める海。

 

 なお、沙弥島はかつては瀬戸内海に浮かぶ塩飽(しわく)諸島のひとつでしたが、昭和42年の番の州工業地帯の埋め立て造成に伴い地続きとなりました。

 そんなこともあって、車で走っていても離島に来ているような雰囲気を味わうことができますよ。

沙弥ナカンダ浜遺跡|香川県坂出市【AICT開催レポート】第193次現地講座「四国最大の前方後円墳・富田茶臼山古墳と前期積石塚ワールド」その2

 

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