2011年に開始し、2022年以降は開店休業中の私のgooブログですが、gooブログ自体が2025年11月18日にサーヴィスを終了することになりました。
当初は、何千本も書いた記事はそのまま消えていってもよいと思ったのですが、自分で書いておきながら個人的に興味深い記事は、ひとまずこちらにコピペしておくことにしました。
基本的には当時書いた文章の修正はしないので、知識・経験不足からくる奇妙な点もあると思いますが、ご了承ください。
※画像は2025年11月19日以降は表示されませんが、もし時間があれば表示できるように再アップします。
※本記事は、2018年7月8日に投稿した記事です。
年月日()の探訪レポート
最近は羽田空港で集合の場合は高尾駅発4時のリムジンバスに乗ることにしています。
その次の5時10分に乗ると、福岡に行くときの待ち合わせ時間にピッタリに着くのですが、その場合は少しでも渋滞に巻き込まれると遅刻の恐れがあるので、4時発に乗ることにしているのです。
そうすると羽田空港には5時半には着いてしまいますが、適当に資料などを読んで待つことにしています。
天気予報では、今日から3日間、福岡は雨のようなので少し気が重いですが、案内する私のテンションが下がってしまってはお客様に悪い影響を及ぼしてしまいますので、元気を出して、かつ雨でも楽しめるように工夫をしながら歴史巡りをしようと思います。
というわけで、福岡空港には予定時刻通りに到着。
ところがです!
到着早々トラブル発生!
豪雨の影響で福岡近辺の高速道路が不通となっており、私たちの今日の移動も困難が予想される以外にも、お弁当屋さんが予定時刻までに空港に到着することができませんでした。
そのため、私たちは下道で行くことになり、お弁当屋さんは途中で合流していただくことになりました。
では行きますよ。
最初の目的地は宮若市の竹原古墳です。
途中、山の中の道を走っていると、左側の崖からすごい量の水が流れ落ちている場所があり、一部では軽い土砂崩れが起きています。
この道はこのあと、通行止めになるだろうな・・・
何とか竹原古墳に到着し、見事な装飾壁画を皆様に楽しんでいただき、つづいて宗像の鎮国寺へ向かいます。
鎮国寺へ向かっている途中、宗像大社の神宝館の建物が近づいてきたころで、今まで車内でのトークに夢中になっていた私も外の異常に気付きました。
田んぼがある場所だと思いますが、水浸しになっているのです。

なんだこりゃ。
大変なことになってる・・・

向かって右側が釣川で、辛うじてまだ道路が体をなしていますが、左側の水田の水も溢れる寸前なので、この道が水没するのも時間の問題かもしれません。
こんな状況ですので、古代はこのように釣川の氾濫原は神湊から続く入江のようになっていたと思われることから「古代の風景はこのような感じです」と解説します。
鎮国寺に到着しました。
ここでお弁当屋さんと合流。
雨の中、鎮国寺を参拝し、宗像大社へ移動します。
このツアーは、いつもであれば福岡空港から竹原古墳へ向かうバスの中で早めの昼飯を摂っていただくのですが、こんな事態になってしまったため、今日は宗像大社の駐車場に停めたバスの中でお昼とします。
お腹ペコペコだー。

お弁当屋さんが必至な思いで届けてくれたことを思うと、なおさら美味しいです。
では、宗像大社を参拝しますよ。
雨はまったく勢いが衰えず、しかも、さきほど車の中から見たときの嫌な予感が的中し、「まさかの神宝館休館!」という情報も来ました。
こういう雨の日こそ、屋内の施設が有効かと思ったのですが、神宝館の入り口付近が水浸しになって建物内に入れないそうです。
しかも、神社の境内もところどころが水浸しになっており、現地にいたボランティアガイドさんの助言で、迂回して拝殿にたどり着くことができました。

雨にもめげず、いつもと同じ分量の解説をしようと思いますが、さすがに今日は難しいです。
そして、宗像三女神が天から降りてきたと言われている高宮斉場を目指しますが、おおー、通れない!

お客様の一人が果敢にもアタックを試みますが危険です。
趣味の仲間と来たのであれば突撃しますが、さすがに旅行会社で来ていますので無理はせずに引き返すことにします。
神宝館へも高宮へも行くことができず、私としても非常に悔しいですし、お客様にも大変申し訳なく思います。
そのかわり、海の道むなかた館で、ヴァーチャル・リアリティを体験していただき、3Dシアターも観ていただきました。
つづいて宮地嶽神社へ向かいます。
途中、新原・奴山古墳群の真っ只中を通るので、バスの中からミニ解説。
宮地嶽神社に着くと、相変わらずの雨に降られながらの参拝です。

こんな日に参拝に来る人なんていないですよね。
私たち以外、参拝者は一人もいません。
しかし、こんなコンディションでも古墳のあるところまで登りますよ。
宮地嶽古墳まで来ると、ありがたいことに石室は拝めるように開いていました。
よかった・・・
そしていつものごとく、古墳の横の説明版で宮地嶽神社と宗像大社との関係や、「九州王朝説」について語りますが、お客様は傘をさして聴いてくださっていますので、通常の半分くらいの長さとしました。
では、バスに戻りますよ。
いつもはここで17時ですが、今日は途中の道路事情を考え、16時45分に終了としました。
夕飯は「博多はねや総本家」です。
ところが、いつもなら1時間で到着するのが、高速道路が不通のため、下道に車が集中している関係もあって、なかなか進みません。
ようやくいつもの2倍近くの時間がかかって18時30分過ぎに到着。
あー、お腹ペコペコ。


お客様に「あれ、先生は飲まないの?」と聞かれましたが、原則としてホテルに戻るまではアルコールは我慢するのです。
美味しい夕食をいただき、ついでに今晩の「おやつ」を購入。

これであとはホテルに戻るだけです。
おそらく、このあとも渋滞に巻き込まれるだろうと予測したので、暇つぶしと言ったら何ですが、レジュメに魏志倭人伝の原文(もちろん全部漢字)を転載していますので、それを全文読みつつ、解説を加えていこうと思います。
そして一通り読み終わり、その間、全然車窓を見なかった私は愕然としました。
え、まだ板付!?
1時間経ったのに、ほとんど進んでいない・・・
そのうち、ドライバーさんから「これだと今日中にホテルにつかないですね・・・」と焦りの言葉が発せられました。
今晩泊まるのは久留米ですが、確かにその可能性は高いかも。
そこで、添乗員さんも交え相談し、最寄りの電車の駅まで行って、そこから久留米まで電車で行こうと決めました。
ところがです!
頼みの綱の西鉄が私たちが行きたい方向が不通になっている!
それでは、JRはどうかと、鹿児島本線を調べると、なんとこっちも止まっている!
最後の手段は九州新幹線か・・・
新幹線は動いているようです。
でも新幹線に乗るには博多まで戻らなければなりません。
ドライバーさん曰く、博多まで戻る方向は道が空いているとのことです。
というわけで、添乗員さんが会社に連絡し、新幹線を使うことに決定しました。
こんな事態に不謹慎かもしれませんが、私は九州新幹線に乗ったことがないので、内心嬉しいと思いました。
そして博多まで戻り、21時47分の新幹線に搭乗。

ところが、新幹線も激混みで、辛うじてお客様全員が乗れた状況です。
初めて九州新幹線に乗れた喜びを味わうこともできず、すし詰めの車内で身動きの取れないまま20分ほど我慢。
ようやく久留米に到着しました。
でもまだ安心はできません。
久留米は久留米でも、JRの久留米駅なので、ホテルのある西鉄久留米まで行かないとならないのです。
タクシーがあればよいのですが、タクシーは皆無。
しかたなく路線バスを待ちます。
しかしいつまで経ってもバスが来ません。
そのうち私は我慢できなくなり、お客様の中にも歩いていきたいという意見も出たので、雨に降られながら2㎞ほど歩くことに決めました。
添乗員さんはバスに乗りたい人たちを率い、私は別動隊として、歩きたい人たちを率いて行動開始です。
土地勘がない場所ですが、幸いなことに地図を見るとほぼ道一本です。
ところが私は歩行時間を読み間違えてしまいました。
2㎞なので、25分で行けると単純に考えたのですが、お客様をお連れして自分のペースで歩くわけにはいかないのだ!
途中、お客様に「早いよー」と言われつつも少し無理していただきます。
傘を差しながら黙々と歩く私たち一行の眼前に西鉄久留米駅のビルが見えたころ、添乗員さんから電話があり、バス組がホテルに到着したとのことでした。
ただ、バスはバスで相当待ったらしく、そのバスの運転手さんは4時間も運転していたそうです。
つまり、路線バスも道路が異常に混んでいるためなかなか進まなかったわけですね。
JR久留米駅から西鉄久留米駅まで歩くという、面白みも何もないサディスティックなオプションツアーに参加してくださった皆様と一緒にようやくホテルに到着。
クッタクタになって部屋に入って時計をみると、えーっ、もう23時20分じゃないですか。
もしかして40分近く歩いてた?
何もなければ20時にはホテルに入っていたはずですが、大変な思いをして深夜に到着したわけです。
今回の参加者の中では私が最年少ですが、この私でさえ正直疲れました。
なので、お客様は明日大丈夫かなあと心配しつつ、ドライバーさんや添乗員さんも相当疲れただろうし、明日が心配だと思いつつ、シャワーを浴びます。
そして皆様の健康状態に加えて、明日はせっかくの吉野ヶ里遺跡の日なのに、天気予報では雨ですので、そういった気象状況もとても心配です。
まあでも、今日はもう寝ますよ。
