
1組目(4/25~27)、2組目(6/19~21)ともに催行決定です。
講座概要
秋田県にも世界遺産の縄文遺跡が2つあります。鹿角市の大湯環状列石と北秋田市の伊勢堂岱遺跡です。まだ行ったことが無い方は今回が行けるチャンスです。
しかし、秋田県の魅力はそれだけではありません。有名では無くても興味深い縄文遺跡は多くあり、各地の資料館で面白遺物も観賞でき、秋田県立博物館の考古展示は特に素晴らしいです。あまり見る機会のない秋田県の縄文土器や土偶がどのようなものなのかを実際に目で見て確認しましょう。
また、秋田県で唯一きちんとした墳丘が見られる末期古墳の三光塚古墳や秋田城跡という古代の政庁跡など、古代関係の見どころは他にもあります。
秋田新幹線を終点まで乗るチャンスでもありますよ。

※秋田の郷土料理など、夕飯で食べたいものがあれば仰っていただければお店を探しておきます。
※探訪直前に遺跡にクマが出現した場合は、遺跡に入れないことがありますのでご了承ください。
※本現地講座を企画した段階では、各館の休館予定はチェックしていますが、もし臨時休館になってしまった場合は、他の箇所で代替させていただきます。
※各館に展示してある遺物に関しては、タイミングによっては他館へ貸出している可能性がありますが、その場合はご了承ください。
※本現地講座は自動車を使用します。
本講座のテーマ
AICTの掲げるテーマの内、本講座は主として「◎」に該当します。
| 旧石器時代 | 日本人のルーツと列島文化の始まりを探る | |
| ◎ | 縄文時代 | 土器と土偶を楽しもう・列島各地の多様な縄文文化に触れる |
| 弥生時代 | 列島各地における国ぐにの発生と邪馬台国の謎を追う | |
| 古墳~飛鳥時代 | リアル日本書紀・ヤマト王権の確立と古代国家成立への軌跡を探る | |
| 古墳~飛鳥時代 | 列島各地の古墳をめぐろう・諸国古墳探訪 | |
| ◎ | 奈良~平安 | リアル続日本紀・列島各地に残る律令国家を見る |
開催日
2組設定させていただきます(2月14日追記)。
1組目は、4月25日(土)~27日(月)
2組目は、6月19日(金)~21日(月)
集合場所と出発時刻
秋田駅中央改札口を出た場所に11:35集合とします。
※昼食は新幹線内で済ませてからお集まりください。
以下の新幹線がちょうど良いです。
東京駅7:32発 秋田駅11:25着 こまち3号
宿泊場所
秋田駅近くで連泊でお取りください
※稲用は、ホテルアルファーワン秋田を取りました。
解散場所と帰着時刻
以下の新幹線に乗れるように秋田駅に戻ってきます。
秋田駅16:12発 東京駅20:04着 こまち34号
昼食
探訪途中で臨機応変に食べます。
主な探訪箇所

大湯環状列石(大湯ストーンサークル)|鹿角市
全国に5つしかない縄文時代の国指定特別史跡のひとつ。縄文時代後期の万座環状列石と野中堂環状列石の2つの大規模ストーンサークルから構成されます。日時計状組石もあります。


大湯ストーンサークル館|鹿角市
大湯環状列石について詳しく展示。土器などの遺物の展示は素晴らしいラインナップ。アイドルの「とばんくん」にも会える。
鹿角市十和田大湯万座45 0186-37-3822 9:00~18:00(サマーシーズン) 月曜休館


三光塚古墳|鹿角市
恐らく秋田県内で唯一墳丘がちゃんと残っている古墳。秋田県と言う場所柄、末期古墳です。


小坂環状列石墳墓|小坂町
大湯ストーンサークルのある鹿角市の北隣の小坂町にもストーンサークルがあります。縄文時代後期の遺跡で、それまで謎とされてきた環状列石が、北日本で初めて墳墓であることが確認された記念すべき遺跡です。大湯ストーンサークルと比べると大変地味な遺跡ですが、その場に佇んでロマンを感じてみましょう。

小坂町立総合博物館郷土館|小坂町
小坂鉱山に関する展示がメインですが、小坂環状列石墳墓に関する展示もあります。
小坂町小坂字中前田48-1 0186-29-4726 9:00~17:00(16:30) 月曜休館

大館郷土博物館|大館市
民俗関連のほか、大館市内の史跡から出土した考古遺物を展示。もちろん縄文土器もあります。
大館市釈迦内字獅子ヶ森1番地 0186‐43‐7133 9:00~16:30(16:00) 月曜休館

伊勢堂岱遺跡|北秋田市
全国で唯一の4つの環状列石が集まっている遺跡。環状列石は、確実に墓域であることが分からないケースもありますが、伊勢堂岱遺跡は墓であったことが確認されています。同じ秋田県内でも直線距離で約40㎞離れた大湯環状列石とは、石の並べ方が異なり、むしろ、直線距離で65㎞以上離れた青森市の小牧野遺跡と同様な個性的な並べ方をしています。石材の種類を含めて、他の環状列石との違いを楽しみましょう。

伊勢堂岱縄文館|北秋田市
伊勢堂岱遺跡について詳しく解説した施設。ここの売りは市内の各遺跡から出土した個性的な土偶が大集合していること。土偶ファンには堪らないですよ。
北秋田市脇神字小ケ田中田100-1 0186-84-8710 9:00~16:30 月曜休館


杉沢台遺跡|能代市
縄文時代前期の集落跡。長さ30mを越えるものを含めて4軒のロングハウスが検出されている。
能代市文化財資料収蔵庫|能代市
見学できない場合もありますのでその場合はご了承ください。
柏子所貝塚|能代市
縄文時代晩期の貝塚。8体の人骨を検出。

萱刈沢貝塚遺跡|三種町
縄文時代前期から中期にかけての貝塚。ヤマトシジミが多い。日本海側は太平洋側に比べて貝塚が少ないため珍しい存在です。
三種町琴丘歴史民俗資料館|三種町
「縄文の館」には、高石野遺跡出土の著名な土笛をはじめとして、縄文時代の遺物が展示されています。
三種町鹿渡東小瀬川51 0185-87-3232
岩野山古墳群|五城目町
末期古墳群。墳丘は残っていませんが、12基の古墳が検出されています。
石崎遺跡|五城目町
秋田郡衙跡と推定されています。日本海側最北の郡衙で、日本海側ではこれ以上北は律令国家の領土に正式に組み込まれることはありませんでした。
五城目町 文化の館|五城目町
五城目町内の遺跡から出土した考古遺物を展示。縄文時代の遺物もあります。
五城目町上樋口字山田沢156-1 018-852-5290 9:00~17:00 月曜休館

地蔵田遺跡|秋田市
旧石器時代から弥生時代にかけての複合遺跡で、とくに弥生時代前期の木柵に囲まれた集落跡は著名で、秋田県を代表する弥生遺跡と言っても過言ではありません。

地蔵田遺跡出土品展示施設|秋田市
地蔵電遺跡から出土した遺物を展示。西日本の弥生遺物との共通点や反対にあからさまに異なる点を見つけ出して楽しみましょう。

秋田県立博物館|秋田市
秋田県立の総合博物館。人文展示室には県内の遺跡から出土した考古遺物を豊富に展示。他に自然展示室や菅江真澄資料センターもあります。
秋田市金足鳰崎字後山52 018-873-4121 9:30~16:30 月曜休館



秋田城跡|秋田市
古代城柵跡。日本海側における朝廷の最重要拠点。緯度で見ると盛岡市の志波城よりもわずかに高いので、日本最北の城柵です。
令制出羽国は、当初は和銅元年(708)に越後国に属していた山形県庄内地方が出羽「郡」として建郡され、和銅5年(712)に越後国から分離独立して出羽国(いではのくに)が誕生しました。その際に陸奥国から置賜郡(米沢市周辺)や最上郡(山形市周辺)を分与されました。
出羽国が発足した当初は、出羽柵(いではのき)が国府であったと考えられており、その場所は、山形県の庄内地方の可能性が高いのですが、具体的な遺跡は見つかっていません。ちなみに、この当時の陸奥国府は仙台市の郡山遺跡で、多賀城が陸奥国府になるのは神亀元年(724)です。
秋田城の始まりを史料上で探した場合、『続日本紀』において、天平5年(733)に出羽柵を秋田村の高清水岡に「遷置」したと記されている件で、このとき遷された出羽柵が秋田城のことであろうと考えられています。

ただし、当時の朝廷の版図を見ると、秋田城の場所はあまりにも北に突出しすぎており、陸奥側とのバランスが悪い状態でした。そのため、8世紀後半には秋田城の役人が朝廷に「維持するの無理っす。放棄しましょう」と進言したのですが、朝廷は意地になって「いや、あの場所は古くから治めてきたから大丈夫!」と言って、出羽国府から国司(地方の最重要役人)のひとりを派遣して治めることにしました。
そのため、秋田城は国司次官である出羽介が専任で治める場所となり、出羽介は、「秋田城介」と呼ばれるようになります。ちなみに、秋田城介という官職名はその後も長きにわたって名誉的な職となり、例えば天正3年(1575)に織田信長の跡を継いだ信忠は、秋田城介に叙せられました。
出羽介を秋田城に派遣して治めていた頃の出羽国府に関しては、山形県酒田市の城輪柵跡が有力候補です(山形の初回の現地講座で行きました)。城輪柵と秋田城とは直線距離で87㎞ほど離れているため、なぜ陸奥側とのバランスを考慮せずに秋田にまで突出したのかについては、渤海国との外交を考慮したとの説があります。
外交使節をもてなすための施設の一つとして考えられているのが、有名な「水洗トイレ」です。

中の様子も見学できますよ。

ただし、使用してはいけません。
秋田城に関係する事件としては、平安時代前半の元慶2年(878)に発生した元慶の乱(がんぎょうのらん)が有名です。秋田城の役人たちが行った酷い政治に対し、米代川流域や秋田城北側の俘囚(ふしゅう)の村々が我慢の限界を超えてついに蜂起し、秋田城を襲い、陥落せしめたのです。彼らは日本国からの独立を要求しました。
俘囚と言うのは、日本国の統治下に入った蝦夷(えみし)のことです。ちなみに、12の村々の一つである「上津野(かづの)村」は今の鹿角市周辺、「火内村」は大館市周辺、「椙淵村」は北秋田市、「野代村」は能代市といったように、今回の現地講座では秋田城を落とした元俘囚の村々をめぐります。
秋田城の役人たちは南に逃れ、一時的な役場を開いて抗戦し、やがて朝廷からの援軍を得て、最終的には翌年に朝廷の勝利で終わります。

秋田市立秋田城跡歴史資料館|秋田市
秋田城跡について詳しく解説した施設です。
秋田市寺内焼山9-6 018-845-1837 9:00~16:30 基本無休



大潟村干拓博物館|大潟村
大潟村字西5-2 0185-22-4113 9:00~16:30(16:00) 第2・第4火曜休館

なまはげ館|男鹿市
男鹿市北浦真山字水喰沢 0185-22-5050 8:30~17:00 基本無休
補足
秋田県の現地講座はもう一種類出しています。そちらの募集ページをお読みいただくと、秋田の歴史についてもう少し分かりますのでぜひお読みください。
参加費
2名様参加の場合、お一人様69,000円
3~4様参加の場合、お一人様59,000円
5名様参加の場合、お一人様54,000円
キャンセル料と発生時期
キャンセル料発生日は、開催1ヶ月前で、34,500円です。
前日・当日のキャンセルは69,000円です。
催行人員
最少は2名様、最大は5名様
参加予定メンバー(2月14日現在)
1組目(4/25~27)
・松山さん
・おからさん
・MTさん
以上、男性2名様、女性1名様。
2組目(6/19~21)
・まだらさん
・勝衛さん
以上、女性1名様、男性1名様。
※ニックネームを教えていただいた方のみ掲示します。
