【北上平野と横手盆地】7月(日程調整案件)【3日間】北上・江釣子古墳群と横手盆地の古代史 <第N次 AICT>

講座概要

 秋田県は広大です。別のコースで秋田の現地講座を実施しますが、とても3日間では県全域をめぐることはできないため、本講座で県南部の横手盆地の遺跡をめぐってそれを補います。北部と南部とでは歴史の様相がかなり異なることが理解できると思います。

 また、横手盆地へアクセスするには岩手県の北上市からが近いため、北上市にある列島最大規模の末期古墳群である江釣子古墳群を中心に周辺の遺跡や博物館をめぐります。

 内容的には、縄文時代、7~8世紀の末期古墳、9世紀の古代城柵、それに11世紀の前九年・後三年合戦も含まれますので、別に出している平泉の現地講座とも関連してきます。平泉の藤原氏四代の時代に至る前史として、前九年・後三年合戦のことを知っておくと、東北地方の歴史理解への解像度が上がります。

 夏場の開催ですので、なるべく屋内のスポットを多くして、車をうまく利用して効率的に移動し、屋外の滞在時間を少なくしようと考えています(ただし、「遺跡めぐり」ですから多少は歩くケースも出てきます)。

 ※多少の上り坂や階段はありますが、登山はありません。

 ※本現地講座を企画した段階では、各館の休館予定はチェックしていますが、もし臨時休館になってしまった場合は、他の箇所で代替させていただきます。

 ※各館に展示してある遺物に関しては、タイミングによっては他館へ貸出している可能性がありますが、その場合はご了承ください。

 ※本現地講座は自動車でめぐります。

 

本講座のテーマ

 AICTの掲げるテーマの内、本講座は主として「◎」に該当します。

旧石器時代日本人のルーツと列島文化の始まりを探る
縄文時代土器と土偶を楽しもう・列島各地の多様な縄文文化に触れる
弥生時代列島各地における国ぐにの発生と邪馬台国の謎を追う
古墳~飛鳥時代リアル日本書紀・ヤマト王権の確立と古代国家成立への軌跡を探る
古墳~飛鳥時代列島各地の古墳をめぐろう・諸国古墳探訪
奈良~平安リアル続日本紀・列島各地に残る律令国家を見る
奈良~平安末期古墳、古代城柵、前九年合戦、後三年合戦

 

開催日

2023年7月の中の3日間
※希望日をお知らせください

 

集合場所と出発時刻

東北新幹線・北上駅 西口改札を出た場所に、10:40集合

以下の新幹線がちょうど良いです。
東京7:56発 北上10:28着 はやぶさ103号

 

宿泊場所

1泊目 横手駅近くでお取りください
2泊目 北上駅近くでお取りください

 

解散場所

北上駅に以下の新幹線に乗れるように戻ってきます。

北上17:30発 東京19:56着 はやぶさ110号

  

主な探訪箇所

 


江釣子古墳群|岩手県北上市(以降、岩手県)

 北上川支流・和賀川の北岸に所在する国内最大規模の末期古墳群。国内と言っても、末期古墳は北東北と北海道にしかないのですが、群集墳として見たとしても大規模で、東から八幡、猫谷地、五条丸、長沼の4支群に分けられており、総数は130基以上です。

 すべてをくまなく巡ることは現実的ではありませんので、4支群すべてを少しずつ見学します。 

長沼支群 

 

五条丸支群10号墳 

 

猫谷地支群18号墳 

 

八幡支群5号墳 

 


樺山遺跡|北上市

 ストーンサークルが検出された遺跡で、ストーンサークル好きの間では著名な遺跡です。北上平野の向こうに奥羽山地を望む広大な景観が広がり、その景観を見るためだけでも訪れる価値があります。

 2段の高低差があり、非常に眺めの良い上段には集落跡があり、下段にはストーンサークルが造られていました。出土遺物は北上市立博物館に展示しています。

北海道ではありません

 

 


八天遺跡|北上市

 北上市内において樺山遺跡と双璧を為す縄文遺跡。中期末から後期末の拠点集落です。ヴィジュアル的には弱いのですが、この周辺で特徴的な耳・鼻・口の形の土製品が出土した遺跡ですので、訪れる価値があります。それらの土製品は、北上市立博物館に展示しています。

 


北上市立博物館|北上市

 縄文土器をはじめとして豊富な考古遺物の展示があります。蝦夷(エミシ)が作った土器で、八王子からも出土している赤彩球胴甕の展示もあります(帝京大学総合博物館に展示してあるものの仲間です)。これは全国に散らばった蝦夷(俘囚<ふしゅう>)の形跡を追うために重要な土器です。

 北上平野の縄文時代や蝦夷について知るためには必訪の施設。

 

赤彩球胴甕

 


北上市立博物館和賀分館|北上市

 本館を補完する意味合いもある施設。

 


西和賀町歴史民俗資料館|西和賀町

 北上市と横手市の間には険しい奥羽山脈が立ちはだかっていますが、その真っただ中にある資料館。

 


鳥海柵跡(とのみのさくあと)|金ヶ崎町

 前九年合戦の際の安倍氏の拠点の一つ。『陸奥話記』によると、源頼義と戦端を開いた安倍頼時は、頼義側に付いた同族の安倍富忠を説得しに出かけましたが、富忠に攻撃され矢傷を負い、鳥海柵まで戻ってきて亡くなりました。

 


岩井堂洞窟|秋田県湯沢市(以降、秋田県)

 凝灰岩の4つの洞窟からなり、秋田県内では数少ない洞窟遺跡。縄文、弥生、平安時代の複合遺跡で、最も古いものは縄文時代早期の土器が出土しています。昭和37年(1962)に発見され、翌年から昭和51年まで8次にわたり発掘調査が行われました。

 ※洞窟遺跡なのでコンディションによっては割愛します。

 


長蓮寺遺跡|湯沢市

 縄文時代後期から縄文時代晩期を中心とする集落跡。

 


ジオスタ☆ゆざわ(湯沢市郷土学習資料展示施設)|湯沢市

 歴史民俗資料館的施設。長蓮寺遺跡などの市内の遺跡から出土した土器や土偶などを展示。基本無休。9:30~16:30。

 


デハ3号車両保存庫(旧雄勝線電車車両保存庫)|羽後町

 昭和3年から昭和48年まで、羽後~湯沢間に敷設されていた雄勝線で使用されていた車両が展示されています。

 ※事前連絡制ですが、事前に連絡しても見学ができないこともあるのでその場合はご了承ください。

 


十三本塚|羽後町

 柳田国男がハマった、いわゆる「十三塚」です。県史跡で残っているのは珍しく、民俗学的に貴重。 

 


羽後町歴史民俗資料館|羽後町

 羽後町の歴史・民俗・自然について展示解説する施設。縄文時代の考古遺物の展示もあります。月・火休館。9:00~16:30。

 


雄物川郷土資料館|横手市

 歴史・考古・美術・民俗・自然の各分野の展示があります。月曜休館。9:00~17:00(16:30)。

 


大鳥井山遺跡|横手市

 奥州安倍氏の時代(11世紀)の岩手・秋田に関しては、『陸奥話記』の記載で凡その様相が分かりますが、そこに記されている豪族たちの居館のなかで、実際の遺跡と考古学的に確実にマッチしていると考えられるものは2つしかありません。ひとつは上述した岩手県金ヶ崎町の安倍氏の鳥海柵で、もうひとつが清原氏一族・大鳥山太郎頼遠の本拠地と考えられる本遺跡です。

 


後三年合戦金沢資料館|横手市

 後三年合戦について解説した資料館。本館がある場所は、後三年合戦の最後の戦いが行われた場所です。月曜休館。9:00~17:00(16:30)。

 


一丈木遺跡|美郷町

 縄文時代中期の集落跡。大木式土器が出土しており、東北南部との繋がりがあったことが分かります。

 


払田柵跡|大仙市

 古代城柵跡ですが、文献に名前が登場しません。出土した木材を年輪年代法によって測定したところ、801年に伐採されたことが分かり、ちょうど坂上田村麻呂がアテルイと戦っていた頃、つまり、陸奥側の胆沢城や志波城などと同時期の築城であることが分かりました。

 現地は若干の復元があり、横手盆地の雄大な景色を眺めることができます。

 


秋田県埋蔵文化財センター|大仙市

 払田柵跡にあるため同遺跡に関する展示が中心ですが、縄文時代の遺物などもあります。県の施設なので取り扱っている範囲は県内全域に及びます。

 

参加費

参加者が2名様の場合は、お一人様64,000円
参加者が3~4名様の場合、お一人様59,000円
参加者が5名様の場合は、お一人様54,000円

 

催行人員

最大5名様、最少2名様

 

キャンセル料と発生時期

キャンセル料は、開催1ヶ月前に発生し、32,000円となります。
※前日・当日のキャンセル料は、64,000円となります。

 

参加予定メンバー






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