八幡神社|千葉県佐倉市 ~将門の父・良将の居館跡か~


八幡神社

 麻賀多神社の参道の階段を降り、八幡神社へ向かいます。

 できるだけショートカットしたいので、今度もまた裏口から行きたい。

 この道が行けそうだ。

 

 よし成功。

 また横っちょからです。

 本殿。

 

 そして拝殿。

 

 いい佇まいですね。

 現在の住所で見ると、社殿周辺は大佐倉ですが、その南側の参道の大部分を含めた境内地は将門町です。

 通常は、その村で信奉している神社は、その村の中に参道がありますが、ここのケースだと、将門町の人たちが信奉している神社が、隣村にあるというケースになって非常に興味深いです。なお、稀に社殿が飛び地のようになってしまったため、参道のみを細長くその神社を持っている村の領域にするケースもあります。

 大佐倉は、明治22年(1889)4月1日の町村制施行によって、内郷村を形成した一部です。一方、将門町は、そのとき発足した佐倉町の一部ですから、このことから考えると、それ以前の近世や中世から別のエリアであったように思えます(この辺は今のところこれ以上調べている時間がないため、今後の課題としますし、もしご存じの方がいればご教示ください)。

 参道も素晴らしいです。

 

 200mほどの長い参道は、舗装されておらず、石敷きもないナチュラル参道です。

 すごく良い。

 鳥居まで来ました。

 

 八幡神社は、千葉家第3代の勝胤が創始したと伝わっているのですが、その一方で、地元では平将門の父・良将(よしもち)がここに居館しており、この地で将門が生まれたという話もあるのです。

 その話では、将門はここを起点に勢力を拡大していったというストーリーになるわけですが、こういう話が地元に残っているというのは大変興味深いです。

 



 

 

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