徳島県の遺跡・関連施設一覧

最終更新日:2025年12月17日

目次

 ※自治体ごとに示し、自治体の並び順は五十音順です。
 ※一覧の見方に関しては、こちらをご覧ください。

 

 

阿南市


加茂宮ノ前遺跡

阿南市加茂町宮ノ前

縄文後期から弥生中期に集落内にて水銀朱を生産しており、その規模は国内最大。また、弥生中期後半から古墳前期初頭の竪穴住居からは国内最古級の鉄器の生産を行った鍛冶炉が複数確認されている。

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若杉山辰砂採掘遺跡

阿南市水井町

弥生終末から古墳初頭にかけてがピークの辰砂採掘遺跡。遺跡は太竜寺北側の若杉山の標高140~170mの山腹斜面に展開。1984年からの徳島県博物館による発掘調
査で、石杵・石臼や辰砂の原石が大量に見つかったことにより、この地で辰砂の原石を元に朱に加工していたことが分かった。時代的には列島各地の古墳で朱の需要が高まった時期である。

「祝国指定史跡」の大きな看板に遭遇したら、そこからは阿波遍路道を徒歩で向かう。20分ほど歩くと説明板の場所にたどり着く。実際の遺跡は説明板から川を挟んだ対岸。

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50m
国高山古墳

阿南市内原町

4世紀後半に築造された前方後円墳。今までは徳島県南部で唯一の前方後円墳とされてきたが、2024年、海陽町で墳丘長50mの前方後円墳(仮称多良古墳)が見つかった(これにより県内の前方後円墳の数は16基となった)。

北西向きで墳丘長は諸説あり。後円部は2段築成。竪穴式石室の全長は8mあり、徳島県最大級。内行花文鏡ほかが出土。前方部墳端に溝あり。

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東福寺

阿南市内原町

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阿波遍路道

阿南市

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阿波市

40m
土成丸山古墳

どなりまるやまこふん

徳島県内では珍しく平野部にある古墳。

駐車場はないが、古墳の前に車1台は突っ込める。ただし、交通量が多い時は注意。

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16.95×24.76m
北岡東古墳

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墳丘からの眺め

 

石室開口部

 

 

 

 


北岡西古墳

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北岡東古墳が見える(画面中央)

 

 

 

わずかな両袖

 

 

 

 

板野町

20×18m
西山谷2号墳移築石室

レキシルの敷地内に移築してあるので、同館を見学した時はこちらも一緒に見よう。

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徳島県立埋蔵文化財総合センター レキシルとくしま

板野町犬伏字平山86-2
088-672-2545
9:30~17:00(16:30)
月曜休館

縄文土器の展示もあるが、弥生土器のラインナップが凄い。朱に関する展示も豊富。

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公式HP

 

 

 

 

 

 

小松島市


弁慶の岩屋古墳

小松島市芝生町大嶽

終末期(あるいは後期後半)の古墳で、封土が流出して横穴式石室が露出している。そのため、墳形や規模は不明。横穴式石室の全長は10.6mで、県内有数の規模を誇る。

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徳島市


城山の貝塚

徳島城跡のなかにある縄文後~晩期の貝塚を伴う岩陰・洞窟遺跡。5つの地点が知られており、鳥居龍蔵が第1~第3地点を発掘した。 見つかった貝はハマグリ・アサリ・カキなど。鳥居龍蔵の記念碑も建っている。

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37.5m
宮谷古墳

みやたにこふん

以前は4世紀初頭の築造と考えられていたが、最近では3世紀後半、徳島県内の前方後円墳としては最古級と考えられている。後円部は2段築成、二重口縁壺形土器が並べられ、葺石を伴う。前方部先端付近で三角縁神獣鏡が3面出土した。主体部は竪穴式石槨の中に木棺。

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46m
奥谷1号墳

気延山古墳群

気延山古墳群の一基。4世紀後半に築造された徳島県で唯一の前方後方。盛土によって構築。円筒埴輪が並べられていた。主体部は不明。説明板なし。

円筒Ⅱ式。

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105m
渋野丸山古墳

5世紀中頃に築造された墳丘長105mの大型前方後円墳で、徳島県では最大、四国では2番目の規模を誇る。丘の上ではなく、平野部に存在する。墳丘は3段築成で造出を設け、葺石を施し、盾形の周堀を備え、多くの埴輪が立て並べられており、ヤマトの前方後円墳とそっくりな構造。

隣の讃岐を含め、4世紀までは在地色の豊かな個性的な古墳が造られていたが、中期になるとこのようなヤマトのフォーマットに則った古墳が造られるようになる。主体部不明。

墳丘は竹林になっており、夏場の探訪はお勧めできない。今後整備予定。

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天王の森古墳

渋野丸山古墳から見て八幡神社の向こう側にある。

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17.5m
矢野の古墳

気延山古墳群

気延山(きのべやま=212.3m)には、約200基からなる気延山古墳群があり、本古墳はそのうちの一基。6世紀末から7世紀初頭の築造で、径17.5mの円墳。全長11.5mの横穴式石室は、羨道、前室、玄室からなる複室構造で、玄室は両袖式、奥壁に巨石を使っている。

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城山1号墳

気延山古墳群

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1号墳と2号墳の写真は反対かも知れない

 

 

城山2号墳

気延山古墳群

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1号墳と2号墳の写真は反対かも知れない

 

 

20m
穴不動古墳

地蔵院の境内に所在。7世紀後半に築造された県内で最後に造られた古墳のひとつ。径20mほどで、両袖式の横穴式石室が南西側に開口している。玄室に入ることはできない。

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八倉比売神社1号墳

八倉比売神社の社殿の裏には2基の古墳があり、八倉比売神社古墳群と呼ばれている(気延山古墳群に内包される)。

平成4年に測量調査がされており、社殿に近い方が1号墳で、推定径35mの円墳。徳島県で3番目に大きい円墳となる。

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八倉比売神社2号墳

推定一辺20mの方墳。

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天石門別八倉比売神社

祭神は、大日孁女命。鎮座する杉尾山自体を御神体とする。

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忌部神社

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地蔵院

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大御和神社(阿波国府跡推定地)

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阿波国分寺跡

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阿波国分尼寺跡

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矢野城跡

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徳島城跡

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蜂須賀家政公銅像

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文学博士鳥居龍蔵先生記念碑

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徳島市立考古博物館

徳島市国府町西矢野10-1
088-637-2526
9:30~17:00(16:30)
月曜休館

徳島市内の遺跡から出土した遺物が展示してあり、渋野丸山古墳出土の埴輪や、気延山古墳群出土の須恵器、装飾品などを展示している。

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徳島県立博物館

徳島市八万町向寺山(文化の森総合公園)
088-668-3636
9:30~17:00(16:30)
月曜休館

旧石器時代から近代までの歴史展示や動植物・恐竜、地質など、13のブースに分けて展示している非常に見ごたえのある博物館。2021年8月に常設展をリニューアル。考古遺物としては、古墳関係以外には徳島県らしく銅鐸などの青銅器の展示が豊富。

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公式サイト

 

 

 

 


徳島県立鳥居龍蔵記念博物館

徳島県立博物館の隣にある施設。

鳥居龍蔵は、明治3年(1870)に生まれ、昭和28年(1953)に没。

徳島の裕福な家に生まれたが、学校に馴染めず不登校となり、学歴は小学校卒業。ただし、のちに大学教授になっている。若い頃に坪井正五郎の知遇を得て、ろくな交通手段がない時代に、国内のみならず、台湾・朝鮮・樺太・千島・中国大陸各地を踏査。関東大震災で焼け野原となった都心でここぞとばかりに当時珍しかったカメラを担いで古墳の調査をしまくったのは有名な話。大人になってからは貧困生活の連続だったが、独学で物凄い業績を残し、後輩の学者たちに多大な影響を与えた研究者である。

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【食事】食事処 うどん 久米

徳島市丈六町西内10-8
088-645-1139

お隣の讃岐はうどんで有名だが、徳島のうどんも美味いのだ。渋野丸山古墳から近い。

 
唐揚もうどんも美味しい

 

【居酒屋】阿波海鮮 魚家

徳島市一番町3-6
088-625-1977

店名の通り美味しい魚料理が食べられるお店。どのメニューもお勧めできる。

 
 

 

【ホテル】ビジネスホテル パレス21

徳島市中洲町1-26
088-655-0021

リーズナブルでアットホームなホテル。徳島駅からは少し離れているので、車で来る人向き。ローソンへも徒歩5分掛かるので、疲れているときは夕飯を買ってからチェックインしよう。

 
 

 

 

鳴門市


森崎貝塚

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26m
萩原2号墓

鳴門板野古墳群

現況では形状が分からなくなっているが、3世紀初頭に築造された弥生墳丘墓。邪馬台国時代の阿波の有力者の墓で、もしかしするとこの被葬者の系譜の人物がヤマト王権設立に関与して、ホケノ山古墳に埋葬されたのかも知れない。

古墳入口に車を停められるスペースがあるが、そこへ行くには軽自動車以外では無理。運転が苦手な方でも、JAFに加入している方はチャレンジする価値がある。

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探訪レポート

 

 

 


天河別神社

あまのかわわけじんじゃ

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25m
天河別神社1号墳

鳴門板野古墳群

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26m
天河別神社2号墳

鳴門板野古墳群

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41m
天河別神社3号墳

鳴門板野古墳群

円筒Ⅲ式出土。

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? 42m
天河別神社4号墳

鳴門板野古墳群

42m(DB)
前方後円墳説あり

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47m
宝幢寺古墳

鳴門板野古墳群

宝幢寺境内にお邪魔して、背後の山を登っていくと古墳がある。墳頂やその周辺には歴代住職の墓らしきものがある。

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54m
大代1号墳

鳴門板野古墳群

道路建設により破壊される運命だったが、史的重要性から道路は切り通しでなくトンネルとなり、古墳は守られた。

墳丘近くに行ける日は毎年一度しかなく、ある意味到達難易度が非常に高い。それ以外の日は、墳丘に登る階段入口の扉に鍵がかかっている。

なお、墳丘長54mは徳島県内で5位。

【参考】
1位 徳島市・渋野丸山古墳 105m
2位 板野町・愛宕山古墳 63.8m
3位 徳島市・八人塚古墳 60m
4位 石井町・山ノ神古墳 56m
※稲用は2~4位は未探訪

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後円部から前方部を見る

 

前方部から後円部を見る

 

2号墳から1号墳の後円部を見る

 

 

 

22m
大代2号墳

鳴門板野古墳群

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15m
大代3号墳

鳴門板野古墳群

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海陽町

20m
大里2号墳

終末期頃の築造。砂帯上に築造された径20mの円墳で、南側に開口する全長11.2mの横穴式石室を備える。玄室は両袖式。砂岩の巨
石によって構築。

玄室には土嚢が詰められており入ることはできないが、海陽町立博物館に実物大のレプリカがあって入ることができるので、玄室内部の様子はそちらで確認しよう。

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海陽町立博物館

海陽町四方原杉谷73
0884-73-4080
9:00~17:00(16:30)
月曜休館

海陽町の歴史を紹介した施設。大里2号墳の実物大ジオラマも展示している。

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【食事】味政

海陽町浅川大田30-1
0884-73-0500

海鮮のお店。味・ヴォリューム・価格すべて最高レヴェル。遠くても立ち寄りたいお店だ。

 
 

 

 

東みよし町


加茂谷川岩陰遺跡群

縄文時代の岩陰遺跡。新田神社の南側に所在。昭和44年、偶然土器片などが発見され、炉跡もあったことから住居跡と考えられている。5か所ある岩陰のうち、1号、2号、5号岩陰は同志社大学などが調査をし、県史跡に指定されている。早期から晩期までの土器が出土。

1号岩陰は新田神社のすぐ裏側にあり、2号岩陰はそこから東に約80m、比高差15mの地点にあるが、5号岩陰は上流へ2㎞ほど遡った場所にある。出土遺物は、東みよし町立歴史民俗資料館に展示している。

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新田神社

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足代東原遺跡

弥生時代後期から終末期の積石墓群。終末期に築造された前方後円形のものが1基あり、円形のものも35基以上ある。

前方後円形の積石塚は、墳丘長16.5mで、古墳時代初頭の築造との考えもある。

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37m
丹田古墳

たんだこふん
東みよし町西庄加茂山253

車で山道を登っていくと不安になるかもしれないが、古墳の前に車を停められるスペースがあるので安心して登って大丈夫。

説明が石碑に掘られており読みづらい。

竪穴式石槨は以前は見学できたようだが、現在はほとんど崩落状態で無理して入るのは危険。

地元では「天空の古墳」と呼んでおり眺望が素晴らしい。

前方後方墳説もあったが、前方後円墳のようだ。

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長善寺

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東みよし町立歴史民俗資料館

東みよし町中庄1189

丹田古墳から出土した遺物が展示してある。

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【鉄道】JR徳島線

JR徳島線の三加茂駅は、東みよし町立歴史民俗資料館のすぐ近くにあるので徳島線が見られるかも。

 

 

【食事】さぬきうどん いもとん家

三好市井川町西井川319-1

徳島県内にも美味しい讃岐うどんのお店がありますよ。住所は東みよし町ではなく三好市ですが、車であれば丹田古墳や歴史民俗資料館から近いです。

 
 

 

【食事】うどんの穂

東みよし町昼間785-1
0883-79-5445

丹田古墳や歴史民俗資料館から車で近い場所にある「うどんの穂」もおすすめ。牛肉おろしうどんは最高で、おでんも美味しいので食べてみよう。ただし、定休日には注意。

 
これは大盛りです

 

 

美馬市

30m
野村八幡古墳

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石棚を備える

 

 

 

 

 

 

37×33m
太鼓塚古墳

国史跡・段の塚穴は、東西に並ぶ太鼓塚古墳と棚塚古墳からなる。両者ともに築造時期は後期から終末期とされ、太鼓塚の方が古いようだ。

東側にある太鼓塚古墳は、東西径37m×南北径33m、高さ10mの円墳。徳島県最大の全長13.1mの横穴式石室は、美馬市周辺にのみ確認される段の塚穴型と呼ばれる独特な横穴式石室。

側壁は結晶片岩の割石の小口積み。天井石は緑泥片岩を使用。 玄室の構造は、天井を穹窿状に造り、平面プランを隅丸あるいは太鼓張状(胴張)に造る。これが段の塚穴型の特徴。

天井高は4.2mもあり圧巻。

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20m
棚塚古墳

径20m、高さ7mの円墳。全長9.2mの段の塚穴型の横穴式石室を備える。玄室の奥壁には巨石を置き、石棚が造りつけられている。

太鼓塚よりも玄室の胴張が弱くなっており、棚塚の方が後出すると
考えられる。

なお、令制阿波国には、6世紀代には粟国造と長国造がいたことが確認できるが、それらの勢力とは別に、段の塚穴型石室を共通の墓制とした「第3の勢力」があったとする考えもある。国造に関しては、「国造本紀」に記されているものがすべてではないと考えられ、考古学的見地から古墳時代後期の阿波国の勢力図を探ることも重要である。

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郡里廃寺跡

こおざとはいじあと

徳島県最古級の白鳳寺院跡。

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整備中のようだった

 

 


願勝寺

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美馬市立美馬郷土博物館

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