【全国古墳大きさランキング②】150~199mの古墳一覧

最終更新日:2025年5月29日

 150m以上200m未満の古墳の数は、湮滅したものを含め36基で、前方後方墳の西山古墳と双方中円墳の櫛山古墳以外すべて前方後円墳です。

【注意事項】
・写真はすべて稲用が撮影したものを使用しています
・稲用が訪れたことのない古墳は「未探訪」を表示します
・隠滅してしまった古墳もランキングに含めます
・アイコンの形状は古墳の形状を示し、赤は前期、青は中期、黄は後期、緑は終末期、黒は不明を示し、半透明は湮滅していることを示します
・墳丘長は、原則的には説明板に記載された値ですが、説明板が設置されていなかったり、説明板に記されている数値があきらかに古い情報であることが分かる場合は、各自治体のHPや市販の書籍、あるいは、奈良女子大謹製の「全国古墳データベース」を参照しています
・古墳の大きさや築造時期は研究の進展によって変わりますので、本ページの内容が絶対合っているとは思わないでください
・稲用が知らないことは沢山あるので、知ってしまったタイミングでランキングが変動することがあります
・掲載内容について何か思うところがありましたらコメント欄などでご教示ください

 

▲ 200m以上の古墳はこちら

 

41位 198m

198m
網野銚子山古墳

あみのちょうしやまこふん
京都府京丹後市網野町

京都府1位

論拠:京丹後市立丹後古代の里資料館

 

 

 

42位 197m

197m
川合大塚山古墳

かわいおおつかやまこふん
奈良県河合町川合

河合町文化財展示室に遺物展示がある

論拠:奈良県および河合町(ただし、『日本古墳大辞典』では215mとする)

 

 

43位 194m

194m
五色塚古墳

ごしきづかこふん
五色塚古墳群
兵庫県神戸市垂水区五色山

兵庫県1位

論拠:現地説明板

 

 

 

44位タイ 190m

190m
軽里大塚古墳

かるさとおおつかこふん
大阪府羽曳野市軽里

日本武尊・白鳥陵(しらとりのみささぎ)

論拠:現地説明板

については(*1

 

 

190m
神明山古墳

しんめいやまこふん
京都府京丹後市

京都府2位

論拠:京丹後市立丹後古代の里資料館


 

 

190m
西山古墳

にしやまこふん
奈良県天理市杣之内町

前方後方墳全国1位

論拠:現地説明板

 

 

190m
御墓山古墳

みはかやまこふん
三重県伊賀市佐那具天王下

東海地方1位

論拠:三重県教育委員会HP


 

 

 

48位 186m

186m
舟塚山古墳

ふなづかやまこふん
茨城県石岡市北根本

茨城県1位
関東2位

論拠:現地説明板


 

 

 

49位 181m

181m
今城塚古墳

いましろづかこふん
大阪府高槻市郡家新町

論拠:今城塚古代歴史館

 

 

50位タイ 180m

180m
久津川車塚古墳

くつかわくるまづかこふん
京都府城陽市平川車塚

京都府3位

論拠:現地説明板

 

 

 

180m
淡輪ニサンザイ古墳(宇度墓古墳)

たんのわにさんざいこふん(うどはかこふん)
大阪府岬町淡輪

五十瓊敷入彦(垂仁天皇皇子)・宇度墓(うどのはか)

論拠:全国古墳データベース

 

180m
倉塚古墳

くらつかこふん
奈良県北葛城郡河合町佐味田

論拠:現地説明板

 

 

 

53位 176.3m

176.3m
女狭穂塚古墳

めさほづかこふん
宮崎県西都市三宅

女狭穂塚陵墓参考地

九州1位

論拠:現地説明板

 

 

 

54位 175m

175m
椿井大塚山古墳

つばいおおつかやまこふん
京都府木津川市山城町椿井

京都府4位

論拠:現地説明板

 

 

 

55位 171.5m

171.5m
浅間山古墳

せんげんやまこふん
群馬県高崎市倉賀野町

群馬県2位
関東3位

論拠:現地説明板

 

 

 

56位 169m

169m
甲斐銚子塚古墳

かいちょうしづかこふん
山梨県甲府市下曽根

山梨県1位

論拠:現地説明板

 

 

 

57位タイ 168m

168m
雷神山古墳

らいじんやまこふん
宮城県名取市植松

東北1位

論拠:現地説明板

 

 

168m
円福寺茶臼山古墳(別所茶臼山古墳)

えんぷくじちゃうすやまこふん
群馬県太田市別所茶臼山

群馬県3位

論拠:現地説明板

 

 

168m
百舌鳥大塚山古墳(湮滅)

もずおおつかやまこふん
大阪府堺市西区上野芝町4-550

論拠:現地説明板

 

 

 

60位 165m

165m
金蔵山古墳

かなくらやまこふん
岡山県岡山市中区沢田

岡山県4位

論拠:現地説明板


 

 

 

61位 160m

160m
心合寺山古墳

しおんじやまこふん
大阪府八尾市

論拠:現地説明板

 

 

 

62位 156m

156m
雲部車塚古墳

くもべくるまづかこふん
兵庫県丹波篠山市

雲部陵墓参考地

兵庫県2位

論拠:現地説明板

 

 

 

63位タイ 155m

155m
乳岡古墳

ちのおかこふん
大阪府堺市堺区石津町

前方部削平

論拠:現地説明板

*3

 

 

155m
白石稲荷山古墳

しらいしいなりやまこふん
群馬県藤岡市白石

群馬県4位

論拠:藤岡市HP

 

 

155m
櫛山古墳

奈良県天理市柳本町櫛山

論拠:現地説明板

 

 

 

66位 154.6m

154.6m
男狭穂塚古墳

おさほづかこふん
宮崎県西都市三宅

可愛山陵参考地

九州2位
宮崎県2位

論拠:現地説明板

 

 

 

67位タイ 154m

154m
野中宮山古墳

のなかみややまこふん
大阪府藤井寺市野中2丁目

論拠:現地説明板

 

 

154m
杉山古墳

すぎやまこふん
奈良県奈良市大安寺町杉山

論拠:現地説明板

 

 

 

69位タイ 151m

151m
梵天山古墳

ぼんてんやまこふん
茨城県常陸太田市島町

茨城県2位

論拠:現地説明板

 

 

151m
断夫山古墳

だんぷざんこふん
愛知県名古屋市熱田区旗屋町

愛知県1位

論拠:名古屋市博物館

 

 

71位タイ 150m

150m
昼飯大塚古墳

岐阜県大垣市昼飯町

岐阜県1位

論拠:現地説明板



 

 

150m
古室山古墳

こむろやまこふん
大阪府藤井寺市古室2丁目

論拠:現地説明板

*1

「古市古墳群」(*2

 

 

150m
神宮寺山古墳

じんぐうじやまこふん
岡山県岡山市中区中井町1丁目

岡山県5位タイ

論拠:現地説明板

 

 

150m
佐古田堂山古墳

さこだどうざんこふん
岡山県岡山市北区平山

説明板なし

岡山県5位タイ

論拠:全国古墳データベース


 

150m
七輿山古墳

ななこしやまこふん
群馬県藤岡市上落合

群馬県5位

論拠:現地説明板



 

 

150m
掖上鑵子塚古墳

わきがみかんすずかこふん
奈良県御所市柏原

論拠:現地説明板


 

 

 

▼ 150m未満の古墳はこちら

 

【註】

*1 世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産には、以下の49基の古墳が含まれます。

 百舌鳥古墳群から以下の23基

 仁徳天皇陵古墳(1位・大山古墳)、履中天皇陵古墳(3位・上石津ミサンザイ古墳)、ニサンザイ古墳(7位・土師ニサンザイ古墳)、反正天皇陵古墳(田出井山古墳)、御廟山古墳、いたすけ古墳、茶山古墳、大安寺山古墳、永山古墳、源右衛門山古墳、塚廻古墳、収塚古墳、孫太夫山古墳、竜佐山古墳、銅亀山古墳、菰山塚古墳、丸保山古墳、長塚古墳、旗塚古墳、銭塚古墳、寺山南山古墳、七観音古墳、善右ヱ門山古墳

 古市古墳群から以下の26基

 津堂城山古墳、仲哀天皇陵古墳、鉢塚古墳、允恭天皇陵古墳、仲姫命陵古墳、鍋塚古墳、助太山古墳、中山塚古墳、八島塚古墳、古室山古墳、大鳥塚古墳、応神天皇陵古墳(2位・誉田御廟山古墳)、誉田丸山古墳、二ツ塚古墳、東馬塚古墳、栗塚古墳、東山古墳、はざみ山古墳、墓山古墳、野中古墳、向墓山古墳、西馬塚古墳、浄元寺山古墳、青山古墳、峯ヶ塚古墳、白鳥陵古墳

*2 国指定史跡「古市古墳群」には、以下の古墳が含まれます。

 応神天皇陵古墳外濠外堤(2位・誉田御廟山古墳)、仲津山古墳(9位)、墓山古墳、城山古墳(津堂城山古墳)、古室山古墳、大鳥塚古墳、峯ヶ塚古墳、赤面山古墳、助太山古墳、鍋塚古墳、野中古墳、鉢塚古墳、はざみ山古墳、青山古墳、蕃所山古墳、稲荷塚古墳、東山古墳、割塚古墳、唐櫃山古墳、松川塚古墳、浄元寺山古墳、白鳥陵古墳周堤、仲姫命陵古墳周堤

*3 国指定史跡「百舌鳥古墳群」には、以下の古墳が含まれます。

 ニサンザイ古墳周濠(7位・土師ニサンザイ古墳)、御廟山古墳内濠、乳岡古墳、いたすけ古墳、長塚古墳、収塚古墳、塚廻古墳、文珠塚古墳、丸保山古墳、御廟表塚古墳、ドンチャ山古墳、正楽寺山古墳、鏡塚古墳、善右ヱ門山古墳、銭塚古墳、グワショウ坊古墳、旗塚古墳、寺山南山古墳、七観音古墳

*4 『史跡埼玉古墳群総括報告書Ⅰ』(埼玉県教育委員会/編・2018)

*5 『天理の古墳 100』(天理市教育委員会/編・2015)

*6 『生目古墳群とみやざきの古墳群』(宮崎市教育委員会/編・2019)

*7 『シリーズ「遺跡を学ぶ」093 ヤマト政権の一大勢力 佐紀古墳群』(今尾文昭/著・2014)


【全国にある古墳の数】

 平成28年度の文化庁の資料によると、文化庁が把握している全国の古墳の数(周知の埋蔵文化財包蔵地数)は、墳丘を持ついわゆる普通の「古墳」である高塚古墳と墳丘を持たない横穴墓を合わせて、現存している物は、137,362基で、消滅した物は、18,218基とされ、合計159,636基となっています(現存と消滅を合わせると合計が合わないので、この資料も完ぺきではありません)。

 ⇒文化庁「埋蔵文化財関係統計資料 平成28年度」

 ただし、研究者や古墳マニアの間では実際にはもっとたくさんの古墳があると囁かれており、その数は30万基とも言われています。


【陵墓とは】

 陵墓とは、皇室典範第27条「陵墓」によると、天皇・皇后・太皇太后・皇太后を葬る所を「陵(みささぎ)」と呼び、その他の皇族を葬る所を「墓(はか)」と呼び、それらを合わせて「陵墓」と呼びます。

 宮内庁のHPによると、陵墓は1都2府30県に存在し、陵が188、墓が555、分骨所・火葬塚・灰塚など陵に準ずるものが42、髪歯爪塔などが68、陵墓参考地が46があり、総計は899ですが、箇所数としては同域のものもあるため、460箇所となります。

 私たちが一般的に「天皇陵」と呼んでいる陵の一覧に関しては下記にあります。

 ⇒宮内庁HP内の「天皇陵」のページ

 

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