宝珠院|千葉県佐倉市 ~近世における佐倉五山筆頭寺院~


宝珠院

 まだ千葉県に住んでいた20代前半のとき、仕事の関係で佐倉市方面はしょっちゅう行っていました。京成に乗って行くことも多かったのですが、その頃、大佐倉駅が気になって仕方がありませんでした。

 だって、佐倉に「大」が付くんですよ。これはただ事ではないです。

 しかし、結局一度も降りることはなく、今回生まれて初めて、悲願の大佐倉駅で下車することができました。

 

 無人駅です。

 トイレは下りホームに男女各1個ずつあります。

 自販機は、改札出たところにありますので、飲み物はそこで確保しておくとよいでしょう。近くにコンビニはありませんよ。

 大佐倉駅は、京成電鉄の公式サイトによると、2022年度の一日の平均乗降者数は311人で、京成の駅で最も少ないのです。

 ただ、京成本線の駅のため本数はそれほど少ないわけではないので、秘境駅とは言えませんが、なかなか良い風情の場所ですよ。

 本佐倉城跡に電車で行く人は、この駅が起点となります。

 さて、今日はその本佐倉城跡をメインとして、その周辺の遺跡をめぐる予定です。

 まずは、宝珠院に参拝します。

 

 宝珠院は、大桜山と号する真言宗智山派の寺で、本尊は大日如来です。

 

 説明板に記されている通り、本佐倉城の千葉氏が祈願寺として、近世になってからも佐倉藩堀田家から大事にされ、佐倉五山の筆頭とされていました。

 この後訪れる八幡神社は、勝胤の創始と伝わっており、宝珠院は八幡神社の別当寺も勤めています。

 将門山というのは、本佐倉城跡のある山のことで、地元のご年配の方の間では、本佐倉城のことを呼ぶ際は将門山と呼ぶことが多いそうです。

 



 

 

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